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意味が似ている単語間の関係を類義関係という。

1.同義関係 : 同じ指示対象物を表す関係。一方を否定すると他方も自動的に否定される。
  「親父」と「父親」
  「買い物」と「ショッピング」
  「双子」と「双生児」

2.上下関係 包括関係 : 一方の指示対象物が他方のメンバーになっていて、その逆は成り立たない場合。
  「メロン」という「フルーツ」
  「人間」という「哺乳類」
  「父」という「親」

3.類義関係 : 二つの語の意味が一部重なりあう関係。
  「予想」と「予期」と「予測」
  「最善」と「最良」



意味が反対もしくは対照的なっている単語間の関係を対義関係(たいぎかんけい)という。
対義語(たいぎご 英:antonym)は、反義語、反意語、反義詞、反対語、対語などともいう。
 

対となる語彙は、一般的・慣用的に用いられている物を蒐集したものが教本化されたものであり、その中には一定の法則性が存在していることが指摘されている。

漢字二字からなる対義語は、以下の4種類に分かれる。

  1. 漢字一字の意味が反対になっているもの。例:「優等」と「劣等」、「通例」と「異例」、「幸運」と「凶運」、「完品」と「残品」、「可敬」と「可鄙」
  2. 漢字二字の意味が反対になっているもの。二字のどれかが対義関係となる。例:「優越」と「劣後」(優-劣、越-後)、「高大」と「卑小」(高-卑、大-小)、「貴重」と「軽賎」(貴-賎、重-軽)、「完全」と「残缺」(完-残、全-缺)
  3. 熟語全体として意味が反対になっているもの。例:「普通」と「特別」、「超過」と「未満」
  4. 打ち消しの漢字(不・無・未・非)を使って一方の意味を消しているもの。例:「平凡」と「非凡」、「完全」と「不全」

漢字に限らず、意味での分類は3種類ある[3]。

  1. 一方を否定すれば必ず他方になる関係。例:男-女、生-死、同じ-異なる
  2. 程度の差を表すもの。例:優-劣、大-小、貴-賎、遠い-近い、frequent-rare、gut-schlecht
  3. 一つの事柄を見方や立場を変えて表現するもの。例:売る-買う、教える-学ぶ、父-息子、anterior-posterior、unvereinbar-unteilbar

但し、互いに対義語とされる2語が同じ品詞ということは必ずしもない[4]。

この他にも、対義語の持つ構造上の曖昧性は多く指摘されており、例えば色調(黒-白)の対義語については

「黒のアント(ニム)は白。けれども、白のアントは赤。赤のアントは黒。」(人間失格)

文脈によっては明確に対義語と認識できても本来の対義語とみなせるかどうか不明なもの

「象はいつも実物より小さく描かれるが、蚤はいつも実物より大きく描かれる」(スウィフト)

など、どのペアを対義語ととらえるかはその言語がもつ文化的背景や、その言語が使用される文脈に大きく影響される。



 

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