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鶴邦丸、乗船きまる



横浜で剛邦丸を下船して田舎には帰らず真っ直ぐ母校に行き、青雲寮から研究室に通い色々と手伝いをしてきたが会社より正式に乗船命令がきた。予定通り山口県の徳山市からタンカーの鶴邦丸に乗船だ。久し振りに恩師や後輩たちに会い、学校のすぐ近くにある喫茶店のスパゲテイーナポリタンを食べ、○○屋の弁当を食べ、○○のソバを食べたが懐かしい味だ、、、。 しかし数年前に上京した折に懐かしく母校を訪ねたが、すっかり変わり果て、喫茶店の跡は母校の校門あたりに変わり、ソバ屋、弁当屋、のすがたは確認できなかった。そ... 続きを読む

青雲寮



横浜の京浜港で油送船剛邦丸を下船し故郷の新潟には帰らずに学校に向かった。もう学生じゃないんだ、今度は先輩だわ!お世話になった先生に挨拶に研究室に行った、乗船するまで後輩たちの面倒を見てくれ、午後の俺の授業、お前が少し学生たちに話をしてくれ、と相変わらずだ。学生たちの前で乗船中の体験談などを話すと、学生たちの目は輝いている、俺も数年前まではこうだったなー乗船まで青雲寮(写真)でお世話になる事にした、寮と言えば聞いたところが良いんだが、東京の高級地、高輪の泉岳寺の横に位置する場所にはお... 続きを読む

横浜にて剛邦丸下船



徳山で原油をおろした本船は又鹿児島の喜入の石油基地に向け出港した。徳山市のキャバレーで同じ席に付いたウエイトレスの女性、偶然にも同県人と言うことで意気投合し次航また再会を約束して別れたんだが、喜入で積んで又徳山に行くんだろうなー、、しかーしだ! 日向灘を航行中連絡が入った、喜入で積み揚げ地は横浜に変更になったと言う、なにー!しかもだ、私は横浜で下船し24日に徳山で油送船 鶴邦丸/JHRF(50,340D/W)に転船だと言う。11月下旬に北米航路の瑞陽丸に乗船以来2ヶ月ちょっとで3回目の転船だ、会... 続きを読む

徳山の夜



夕食後、一杯のみに出ようと思うがチョット未だ時間が早い、駅近くのパチンコ店に寄ってみた。2~3千円もあれば十分に遊べる、パチンコ店を出たが、さて、何処へ行けば良いんだい、こういう時はタクシーに乗るのが一番だ、運転手さん、何処か面白い所ないですか?お客さん、面白い所って飲む処ですか、徳山(現周南市)は全国的にも有数の飲み屋が多いところですよ、こういう時は知らないお店に行くよりも、キャバレーが良い、、運転手さん、キャバレー有りますか?と言うことで一軒のキャバレーに連れて行ってもらった。結... 続きを読む


原油を満載した本船は昼前に鹿児島の喜入石油基地を出港した。行き先は暫く横浜との事であったが急遽、山口県の徳山(現周南市)に変更になった。桜島からは噴煙が上がっているのが解る、右舷には開聞岳の美しい姿が望める、良い景色だねー錦江湾を出た本船は日向灘を北上すると間もなく右舷に水ノ子島灯台(写真)が見えてきた。今は無人だが以前は灯台守が常駐していた、映画の「喜びも悲しみも幾年月」の舞台になった灯台だ、午後の次席さんのワッチの時に、三席さん、JDAとJITにTRを入れてくれるかね!中波の海... 続きを読む


予定通り本船は朝、山口県の岩国を出港した。周防灘は小さな船が沢山航行している、中国地方、九州、四国の山々が見渡せる、間もなく豊後水道を通り日向灘に出た。三島型の本船は全く振動もなく乗船中の事を忘れてしまう、午前中は通信長のワッチ(当直)に入っている。昼食を食べて今度は次席さんのワッチに入る、次席さんは鹿児島県の薩摩半島の先端の小さな漁師町の出身だと言う、喜入に入港したらちょっと家に帰ってくるから三席さん頼むネ、、とのこと。大隅半島の沖を航行し錦江湾(鹿児島湾)に入って来た、おー、あ... 続きを読む

岩国にて剛邦丸乗船



錦陽丸を下船し電車で岩国に着いたが、俺はどこに行けば良いんだい! 代理店に電話して確認すると明朝に着桟するとの事、今夜は小さなホテルに泊まる事にしたが、博多のスナック ”汽笛”の事が思い出されて、このままホテルで寝るのはちょいと勇気がいる、このまま部屋でおとなしく寝るか、一杯のみに出かけるか、頭の中で両者が格闘している、結果今日はおとなしく寝る事にした。朝代理店に寄り代理店と一緒に車で本船に向かうと、ちょうど着桟中だ、本船は今のところ内航に従事しているため税関などの手続き... 続きを読む