IRIS

あれから8年

朝方の4時過ぎに仕事から帰りビールを一杯飲んでバタンキュー、、誰かが私の顔をペロペロと舐めている、んー、誰だ、こんな爺の顔を舐めるやつは?? ふと我に返ると顔を舐めているのは小犬だ、娘が孫と小犬を連れて遊びに来たようだ、「爺ちゃんご飯だって」2歳の孫が一緒に部屋に起こしに来た。昼食を食べて夕方からの出勤のためシャワーを浴びて孫たちと炬燵に入りテレビを見ていると、、ガタガタ、グラグラ、強烈な揺れ、地震だ!とっさに竟に来たな?? 中越地震、中越沖地震、震源地が段々と西に移動して、その線を延長すると丁度、上越市と糸魚川市の沖合の日本海になる、直ぐにテレビに東北沖で大地震と流れた、どのチャンネルを回しても大地震、大津波の来襲を告げ避難を呼びかけている。間もなく真っ黒な大津波が沿岸を襲い家が流され船が流され街をのみこんで行く光景が映し出された。信じられない光景だ、まるで映画でも見ている錯覚を起こす。こりゃえらいことになっているな、、直ぐに着替えて出勤すると運行管理者が「大変なことになっている、準備ができ次第すぐに出てくれ」準備をして駅前に行くとタクシーは一台もいない、電車も止まっているようだ。直ぐに中年の女性と高校生らしき二人ずれが走って来て「すいません電車が止まっているんです、長野まで乗せてくれませんか」小雪が舞うなかを高速道で長野に向かった。対向してくる車はほとんどが赤色灯を回し、サイレンを鳴らした救急車、消防車、警察車両、自衛隊車両だ、東北の被災地へ向かっているようだ。関東地方は地震の影響で高速道などは通行止めのため上信越道、磐越道を経由して東北に向かうんだろう。長野でお客さんを下し戻ってもひっきりなしに配車になり夕食を食べる時間が無い、、ほとんどが長距離で長野、越後湯沢、新潟、長岡などに向かっている。東北地方からの避難者が続々と市の体育館などに集まってくる、福島県からの避難者を何度かお供したが、とても料金を頂く気になれない、お客さん、私からの僅かですがお見舞いです、料金は結構です!それから数か月は夜になってもスーパーや大型店など大型看板の灯は消え、店舗も照明を減らしている、夜の歓楽街はひっそりでお店を締めている店がほとんど、公務員は宴席は控える様にと戒厳令が出ていたようだ、あのテレビの光景を見れば酒を飲む気になれる筈がないだろう。地震、津波、原発事故で8年が経った今も家を追われ数万人の人達が仮設住宅などで生活していると言う。巨費を投じるイージスショアよりも復興を急ぐのが先ではないだろうかね、、、

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