IRIS
入港書類の作成も終わったし、明日の午後にはフランス領ニューカレドニアの首都ヌーメアに入港する。午後のワッチに入っていると操機手の○○さんが無線室にやって来た。機関部の人はエンジニアーは食堂が同じなので顔を合わすが部員の人は食堂が違うので滅多に顔を合わす事はない。次席さん、私のとこに電報が来ていませんかね? 今のところ来ていませんが、どうしましたか? 奥さんが出産予定で昨日が予定日とのことだ、もう少しで長崎無線局/JOSの一括呼び出しがありますから、たまにはお茶でも飲んでちょっと待ってください、、今なら世界中どこの海域でも電話、メールが出来るが当時は無線が頼りだ、○○さんは長崎県出身だ、日本時間12:30の一括呼び出しが始まった、本船/JKST が呼ばれた、さっそく16Mhzで連絡がとれQRY2(通信順番は2番目)、 ○○さん、電報ありますね、本船の順番が来て通信を始めると1通目は本社からだ、そして2通目を受信していると発信局はナガサキ○○○○、ときた、アサオンナノコウマレタ、ボシトモニゲンキ」ハハ ○○さん、おめでとうございます、女の子が生まれたそうですよ、、顔つきがほころびて、有難うございます、初めての出産で心配していたんですよ!こんな時はこちらも嬉しくなる。しかしこんな知らせばかりではない、悲しい渡したくない電報が来ることもある、、、
 

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