IRIS

色々な家庭の老夫婦

ある住宅街の一軒に配車になった。頭に包帯をしている80代と思われる杖をついたお婆ちゃんと、家の嫁と思われる30代の女性、お婆ちゃんは額に巻いた包帯から血が滲んでいる、後から心配そうな顔をして出て来たお爺ちゃん、○○さん、すまんがお婆ちゃんのこと宜しく頼みますね、 はい、お父さん私が付いていますから大丈夫ですよ、心配しないで家で待ってて下さいね、 手を振るような仕草のお爺ちゃん、なんとも微笑ましい感じのする家庭だ。行き先は総合病院、車内の二人の会話を聞いていると、どうやらお婆ちゃんは転んで額を切った様だ、それで病院に行くところ、世間で良く言う、嫁、姑の難しい関係なんて全く関係ない感じだな。お互いを気遣い、親子以上のような感じさえする。病院に着いて料金を告げると、お婆ちゃんがお金を出すと、 あッ、お婆ちゃん私が出しますから、、

夕方、ある総合病院に配車になった、杖をついた80歳はとうに越したと思われる老人が立っている。んッ、見た事があるがな?? ちょっと待ってて、、 と言い残して又病院の中へ、、暫くでベッドを押した看護師さんと老人が出て来た、ベッドには老婆が横たわっている、、えッ、この人が乗るの? 女性の看護師さんが、 ○○さん、骨折でなくて良かったですネ、、、あッ、思い出した、何回かお供した事のある○○さんだわ、、1週間ほど前にお供した時も足を引きずっておられたが、どうやら転んだか何かで悪化したんだろう、車内で奥さんが、お父さん、私二階に登る時、手を貸して下さいね、ここで約束をしてもらわないと安心出来ませんから、、内心、何か難しい話をしておられるが、そんな問題かね、、その内にご主人、大きな声で、そんなに口説いてばかりいて!家に着くと料金を払って杖をついてさっさと家の玄関に、おい、どなたか来ないのかよ、玄関も空いて電気もついているが誰も出てくる気配は無い、、ご主人、自分も足が悪くイライラされているのだろう、玄関から手押し車を持ってきて、 ほら、これにつかまれ、と言って車を置いて自分はまた家の中に入ってしまった、手押し車では上手くいかず、お婆ちゃんの手を持ってゆっくりと歩いてやっとの思いで家の中にお連れした、、家の中からは誰も出てこない、 このお宅はどうなってんだろう、 家族がバラバラだなー、、 考えさせられた対照的な二軒の家庭の老夫婦だったな、
 

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