IRIS
入港して3日目の午後にはニッケル鉱の荷下ろしが終了した、ドラフト(喫水)が上がり船体の赤い塗装部分が大きく見えている。荷役作業は終了したが組合との規定で日本国内では3晩停泊する事になっているのでもう一晩停泊して明日の早朝出港する。夜になると毎晩下船し飲み歩き船に戻るのは毎晩午前さまだ。もう寝不足と疲れで今晩は上陸する元気がない、今日は船で軽く飲みテレビでも見て早く寝よう、、夕食を食べて部屋のソファーでひっくり返っていると通信長が部屋を覗き、おー、居るのか、早く遊びにいかなきゃ、若いのに船になんか居なくていい、私がいるから上陸してこいよ! ついついその気になって又上陸する事に、、、船に戻ったのは又午前様だ、朝の6時には出港だ、5時には起きなければいけない、しかしベッドに入れば起きられない事は明白、念のため目覚ましを掛けてソファーでウトウト、、、5時に目覚まし時計が鳴りソファーから飛び起きて洗面、6時には代理店がクリアランス(出港許可証)も持ってきた、すべての手続きが終わり船内放送で、 出港用意、とも、おもて、スタンバイ! 号令がかかった。訪船していた家族はタラップを下りタラップが巻き上げられ、2隻のタグボートも本船に着いている、、2隻のタグボートが本船を岸壁から引き離すため引っ張っている、岸壁から10数メーター離れると本船のエンジンが動き始めゆっくりと港外に向け動き始め佐賀関港(写真)を出港した。2隻のタグボートも汽笛を鳴らして本船から離れ、間もなく関埼の灯台をかわし南南東に針路をとりキャプテンから、フルアヘッド(前進全速)の号令がかかり、天国に一番近い島、ニュウカレドニアの首都ヌーメアに向かった。

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