IRIS

佐賀関丸、 赤道通過

この航路は台風に遭遇する以外は大きな時化は滅多にない、冬でも日本を出て二日も走れば夏だ。航海中は判で押したような規則正しい生活が続く。船内時間の10時頃ベッドで目が覚める、先ずソファーでタバコ(ハイライト)を一服、このころはヘビースモーカーだったが禁煙して30年以上経つ。洗面を済ませて着替えボートデッキへ出て又タバコを吸いながら海を眺める。右も左もどちらを向いても紺碧の海が、、船尾から白い航跡が糸を引いている、、さーて飯でも行くかね! 1週間に一度だが洋食のフルコースだ、次席さん、肉の焼き方はどうしますか? 黒くなるほど焼いてね! 分厚いビフテキが出てくる、午後からワッチ(当直)の2等航海士、2等機関士と3人で食べる。有難うございました! 通信長とワッチを交代する(写真)。日本を出て8日目、赤道を通過して南半球に入った、救命艇用非常持ち出し無線機の試験をする事に、いつも赤道を通過した時に試験をする事にしている。ホイップアンテナを延ばし、ハンドルを回して発電する、時化の救命艇の中でこんな重い無線機をどうやって使うのかね? 試験をした結果をログブック(業務日誌)に記載する(電波法で規定されている)。船内時間の午後4時にワッチが終わり通信長と交代する、4時半から夕食を食べて日本で積み込んだビデオをみたり本を読んだり、ボトルシップを作ったり、たまに下手な麻雀をしたり、ソファーにひっくり返ったりして過ごす。夜の8時から又ワッチを交代し、船内時間の12時(零時)当直が終わる、警救自動受信機の試験をして、Tested Auto Alarm in good condition and them commenced wath on auto alarm at 1○○○gmt (スペルが間違っているかもね)ログブックに記入しワッチが終わる。シャワーを浴びて3日に一回洗濯機を回す、船内では清水は貴重だ無駄使いは厳禁だね。部屋で下着1枚でスナック佐賀関丸の開店だ、玉ねぎを薄く切って熱湯をかけマヨネーズをかけ、サバの水煮の缶詰が酒のお供だ、缶ビールで乾杯、あとは愛用のニッカウヰスキーG&Gのロックを2杯、
午前2時頃一日がおわる、、、 

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