IRIS
夜中にニューカレドニアのヌーメアを出港した本船は朝方に外洋からパッセージを通過しサンゴ礁の内部に入ってきた、間もなく積み地ブーライの沖にアンカーを下した。朝食を食べるとシッパーなどが荷役の打ち合わせにやって来た。天気にもよるが荷役に5~7日間かかると言う、本船の荷役設備はウインチ2基、クレン2基を搭載している。間もなくニッケル鉱を積んだバージ(艀)をタグボートが曳いてやってきて荷役が始まった。午前中は無線機器の手入れ、アンテナの点検などをしたり書類の整理などで終わる、午後はお昼寝と休憩タイムだな、、夜になり部屋のベッドにひっくり返り本を読んでいると麻雀の終わった通信長が部屋にやって来た、次席さん、一杯やるぞ! 通信長の部屋でスナック佐賀関丸の開店だ。缶ビールを1缶飲んでフランスのコニャック、クルボイジェのナポレオン(写真)の出番だ。日本のスナックで飲めば一杯数千円はとられるだろう、酒の友はオーストラリア産のチーズ、サバの水煮の缶づめ、通信長ご自慢のフィリップスのプレイヤーで藤 圭子のレコードをかける。通信長は仕事に関しては厳しい事で有名だが、技術的にも社内屈指の存在だ、仕事を覚えるのに有難い話だ。二人でボトル1本を空にして、さーて寝るかね、明日ボーイさんがかたずけるからそのままでいいよ! と言うが、私としたらそんなわけにはいかない、後片付けをしてスナック佐賀関丸の閉店だ、、こりゃ明日は二日酔いだな?

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