IRIS

珍しいお客さん

今日は朝からあまりツキが無い、まー、こんな時もあるわね! そろそろ昼にするかと、いつもの公園に向かうため交差点の右折車線の一番前で信号待ちをしていると、歩道にいた若い男がこちらを向いて乗れるか? と言うようなしぐさをする、ハザードランプを点灯し首をたてに振るとニコニコして小走りに車のところに来た、ドアーを開けると乗り込み、 ○○町まで! ○○町ですね、、 走りはじめると、あー、外の人と話すのは1年ぶりだ! と言う、内心、外の人と話すのは1年ぶりだと言うが、まさか務所帰りでもあるまいな、いや、そんな悪い顔をしていない、、試しに、お客さん1年ぶりって何処か遠いところにでも行っておられたんですか? すると、いや、今出てきたんですよ、正確には1年1か月ぶりですね! 近くにその施設があるんだが、出てここまで歩いてきたんだろう。○○橋にくると嬉しそうに、おー、この景色、懐かしいねー、シャバの空気は旨いですねー、、 ときた。運転手さん、この坊主頭どうですかね? 帽子をとって頭を見せてくれる、いや、お客さん今の若い人には坊主頭も多いですよ、似合いますよ、、失礼にならない範囲で色々と訊ねるとニコニコしながら家に着くまで色々と話を聞かせてくれた、目的地の公営住宅に着くと、クリスマス前に出てこれて良かったなー、、お客さん、家族の方は今日帰られるのをご存じなんですか? すると、あー知ってるよ、これから旨いもんを腹いっぱいたべるさ! よっぽど嬉しいんだろう、、気持ちは解るね。この仕事をやっていると色々な人をお供するが、今ムショを出てきたばかりの人をお供するのは初めてだね、もっとも今出てきたんだと自分から言う人もあまりいないと思うがね、、、

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