IRIS

佐賀関丸、非常訓練



赤道を通過して2日目、昼食を食べて午後のワッチ(当直)に入ると間もなくクオターマスター(操舵手)が Noon Position (正午の位置)を記入したノートを持ってきてくれる。ログブック(業務日誌)に記入してブリッジ(船橋)に持っていくとセコンドオフィサー(2等航海士)が、次席さん、今日あたり白波も立っているしやりそうですね! と言う。本船のキャプテンは復航時、赤道を通過して5日以内に必ず非常訓練をやる、しかもだ、多少時化ている時に予告なしにやる、キャプテン曰く、凪の時に予告してやるんじゃ訓練にならん、、と言う、まー確かにそうだけどさ。船内時間の午後2時前だ、昼食を食べて麻雀が終わったキャプテンが階段を登って来た、そしていつもの日課でブリッジへ上がって行った、間もなく、ジー、ジー、ジー、、、船内の非常ベルがけたたましく鳴り響いた。キャプテンが自らマイクを持ち、当直以外の乗組員全員ライフジャケットを付けて至急、右舷ボートデッキに集合せよ! きたきた、、通信長は救命胴着を付け、非常持ち出し書類を持って出てきた、私もライフジャケットを付け、ストアーから救命艇用非常無線機を持ってボートデッキへ、これが又重たいんだわね、、乗組員がぶつぶつ言いながら集まってきたキャプテンはブリッジのウイングからチヨフサー(1等航海士)に、チョフサー、ボートを海面まで降ろせ!甲板部の乗組員は手際よくボートのキャンバスを外したり準備をし、救命艇(写真)を海面まで降ろし20分ほどで訓練は終わった。

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