IRIS

初めての船酔い



出港して二日目、目覚ましが鳴る前に目が覚めた、なんだか気分が冴えないなー!ベーシンで洗面をして鏡を覗くと横の水差しの中の水が揺れている、あー、船が揺れているじゃないか、、、船酔いだなー!着替えてメスルーム食堂に行くがまったく食欲がない、船酔いなんて恰好が悪いし何とか朝食を食べないと、隣のサードオフィサー(3等航海士)に、ちょっと揺れてますね!と言うと、えっ、揺れてますかー、梅雨前線の影響で天気は良くないが明日には良い天気になりますよ!との事だ。なんとか我慢して朝食を急いですませて汚い話だがトイレに駆け込んだ。船らしい船といえば青函連絡船いらいだ、先が思いやられるなー!通信長とワッチに入っていても気分は最悪だ、数回トイレに駆け込むがもう出るものもない、黄色い胃液のようなものが出るだけだな、、苦しいのなんのって、この世の事じゃないな、、、おとなしそうな上品な通信長、アップさん、誰もが経験することだよ、1~2日すれば少しなれるよ、、昼食なんてまったく食べたくないが恰好が悪いし我慢して食堂に、ご飯は軽めにしてもらい、さっと食べて又トイレに走る、午後からは次席さんとワッチに入る、アップさん、コーヒー飲もうか!内心、ご飯を食べたばかりじゃないか、、、と思うが気持ちが悪いのにコーヒーを入れる、こんな大きな船でも揺れるんですね? すると、揺れてなんかいないじゃないか、、いや揺れてますよ! そりゃ海の上に浮いてんだから少しはゆれるだろうよ、、と、こうだ。天気図を見ながら、おー、この台風は本船とまともにぶつかるなー、、嫌なこと言ってるなー、なんとかワッチが終わりまた夕食だ、食事なんて見るのも嫌だわ、と思うが我慢して軽く済ませる、、そのままシャワーも浴びずにベッドにひっくり返る、、あー、苦しい長い一日だったなー! 


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