IRIS

最後のペルシャ湾

アラビア海を北上してアラビア半島の近くに来るとムッとする暑さになる、オマーン湾に入りホルムズ海峡を通過してペルシャ湾に入ったが風が強く海上は白波が立ち時化ている、まー時化ていると言ってもペルシャ湾だ、大した事はない。ペルシャ湾を奥深く進みクウェートとの国境に近い「中立地帯」、ラスアル・カフジの沖合に朝方に到着しアンカーを降ろした。すぐに官憲、代理店などが乗船し入港手続きが始まり無事に終わった、そして昼前にブイに係留し早速に荷役作業が始まった。積み荷中はガスが発生するので火気は厳しく制限される、喫煙できるのは艫(とも)に一ヶ所あるだけ、従って暑い中100メーター近く有るフライングパッセージをてくてくと歩いて艫までタバコを吸いに行く、ヘビースモーカーのhamさんにとっては辛い事、、日中の外は焼けつくように暑く40度は楽にあるね、、FAXの受診も出来ない為、開店休業状態で午後は部屋で鍵をかけて読書だネ、、、

 

日中は40度を超す暑さだが日が沈むと結構しのぎ易い、本船に乗船して来ている現地の作業員は寒い寒いとセーターを着込む、夕食を食べてデッキで涼んでいると現地の作業員が船のデッキにゴザのようなものを敷いて日が沈む太陽に向かってイスラム教のお祈りを捧げている。日が沈んで少し涼しくなったのでこっそりと釣り糸を垂れる、、いつもの事だが入れ食い状態、、、ペルシャ湾のアジは素直だね、帰りの航海中の酒のおつまみに使うわけだ、、数十匹釣ったところで終わり、あとは腹を開いて塩を点けてボートデッキに紐を張り、それに針金で一匹ずつ引っ掛けておく、アジの開きの出来上がり、、。ここペルシャ湾での釣りも今回が最後になるだろう、周りを見ても今航は本船の他に小型のタンカーが一ぱいアンカーを降ろしているだけで静かなもんだ、あとは海以外、なーんにも見えない。 レクレーションルームに顔を出すとマージャンで3卓動いている、、一番下手くそのメンバーのところに入れて頂きマージャンを始めたが終わってみればやっぱりカモにされたネ、やらなければ良かったなー、、 と思うがあとのまつりさ、、明日の朝には日本に向け出航するだろう、。

 

ラスアル・カフジ

カフジ油田は、サウジアラビアとクウェートとの間に設定されていた「中立地帯」(現在の分割地帯)のラスアル・カフジ沖合約 40km のアラビア湾陸棚(水深 30m )に位置する油田で、日本のアラビア石油が1957年以降、サウジとクウェートからそれぞれ権益を獲得し、1960年に油田を掘り当てた。1日当たり約30万バレル(1バレルは約160リットル弱です)を産出し、日本の石油消費量の約5─8%を占めた時期もあった。

 

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