IRIS
翌朝目が覚めてポールド(窓)を覗くと右舷に島影が見える、右舷後方に見えるのが喜界島、そして右舷の大きな島影は奄美大島だ、部屋のベ―シンで顔を洗い、歯を磨きボートデッキに出てみた、121,298重量トン、全長278メーター、深さ21,5メーター、最大出力27,600馬力のディーゼルエンジンの本船は浪を押し分け、白波をたてて進んでいる、デッキから海面を見ていると目が廻りそうだ、、17ノット位で進んでいるだろう、、船尾を見ると心地よいエンジンの音、暫くデッキで島影を眺め船舶電話で妻に電話をしてみたが長男も元気な様子で安心した。部屋に戻り愛用の携帯無線機(145Mhz)を持ち出しこの海域でQSO(交信)した事のある、奄美大島、古仁屋、在住のアマチュア無線家を呼びだしてみたが応答なし、、、

無線室に上ると通信長とアップさん(実習生)のM君が当直中だ、通信長が、さー、休憩にしようか、、、ちょっと先輩風を吹かせて、、おい、アップさん、お茶の準備をして、、お茶を飲みながら今航のアップさんの教育方針などを話し合った、私の強い希望で往航、復航、それぞれ1日ずつ各パート(甲板部、機関部、司厨部)を体験してもらう事にした。昼食時、通信長より、キャプテン、チョフサー(1等航海士)機関長、ファーストエンジニアー(1等機関士)にお願いしてもらう事に、、、アップさんのワッチ(当直)は基本的には午前の通信長、午後の私の当直に入ってもらう事にした。午後の当直時には徳之島の東方、そして沖永良部島の東方海上を通過した、後は与論島だがちょっと見えないかもネ、、、段々と日本の島影と離れていく、、おい、アップさん、日本とも40日間の見納めだ、よく眺めておけ、、 ハイ、、喜んでデッキに飛び出して行った、、、


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