2008-04-19

[関西] ガリ版伝承館

 滋賀・東近江市に「ガリ版伝承館」がある。「ガリ版」……懐かしい響きだ。鉄筆で原紙をガリガリと切る。部屋に立ち込めるインクのにおい。「謄写版」は、簡便で手軽な印刷機として、明治から昭和にかけて、庶民の活字文化を支えた。
 海外のいくつかの機関紙誌も、出発は謄写版刷りだったと言う。「謄写版」誕生の陰には、その開発に情熱を燃やした親子がいる。滋賀出身の堀井新治郎氏である。養父が開発に専念するため官職を辞し、息子も商社を退社。赤貧のなか、父子一体で研究に没頭し、ついに謄写版を完成させる(1894年)
 養父の引退後、息子は新治郎の名を継ぎ、謄写版の改良・普及に努めた。初代の新治郎名義の発明登録数は60件、2代目名義は488件にのぼる。二人の新治郎氏の生涯は、まさに志を「謄写」(=そのまま書き写す)したような人生だった。
 山の木々に新芽が芽吹く季節。継承の心は成長の基盤であろう。

2008-03-10

[関西] 桜の治療

 木が傷む、主な原因は何でしょうか。

 雨風など、自然現象が原因になることもありますが、車やバイクが通るときに枝や幹を引っ掛けて折ったり、草刈り機で地面の手入れをしていて、うっかり根っこを傷つけたり、電線が引っ掛かったりと、いろんな原因があるという事である。
 そんな時、木を腐らせる「腐朽菌」が繁殖し、幹の一部が空洞になっています。そこで、殺菌し、支える鉄骨を組んでモルタルを塗り、ギプスを作りそれ以上、傷口が広がらないようにするらしいのです。
 木はものを言えませんが、正直者です。付き合う人間がいかに木々を大切にしていくかがこれからも大切にされることだろう。

2008-03-09

[関西] 仲人の落とし扇

 昔の大阪の言葉に「仲人の落とし扇」というものがある。結納や婚礼が滞りなく進行している時に、仲人が扇を落としてしまう。仏教的な根拠などないが、世間的には扇は「末広がり」「縁起がいい」ことの象徴。それを仲人が落とす。迷信深い人ならば、「縁起でもない」となってしまうところだ。が、この言葉が意味するところは違う。そのぐらいの“失敗”は、むしろプラスというのだ。すべてが完璧、何の欠点もない、などということは、あまりあるものではない。もしあったとしても慢心や油断を生み、敗北の因となるかもしれない。また、少し欠点があった方が、価値が高まる場合がある。そのような教訓を込めた言葉だ。
 人生に、失敗や苦難はある。それがないことが幸福ではなく、それを克服する勇気を持つことこそ、真の幸福なのだろう。

2008-02-02

[関西] プロ野球・オリックスで活躍した藤井康雄

 プロ野球・オリックスで活躍した藤井康雄さんの物語をテレビで見た。現役引退後、コーチを務めていた一昨年暮れ、スカウトに。全国の有望選手を発掘する球団の“裏方”だ。
 入団させるまでがスカウトの役割ではない。入団後も、担当した選手の悩みに真摯に耳を傾ける先輩スカウト。その姿に込められた深い思いを、藤井さんは心に刻む日々だったという。
 ドラフトを経て入団した自身も、スカウトは心の支えだった。「同じ仕事を経験して、担当スカウトの私への思いがさらに実感できました」。藤井さんの成長の陰にも、先輩の深い思いがあった。
 友の成長ほど、うれしいものはない。しかし、真の成長は臆病を打ち破り、困難を乗り越えたところにある。だから、友が苦境に直面している時こそ、その底力を信じ、励ましを送り続けよう。人材育成は、関わり続ける周囲の一念が試される。
 人材育成に 懸命なリーダーは 自身も成長する!
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うつ病とぶつかりあって,長年苦しんでいますが
周囲の温かな優しさが自分を育んでくれる今日この頃です。

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