2008-06-27

[日記] 我慢は忍耐?

 我慢という言葉。多くの人は、その意味を“自分の感情を抑えて耐え忍ぶこと”と思っているのではないだろうか。
 辞書を引き、驚く人が多い。「忍耐」の意と共に、仏教用語の視点で「自分を偉く思い、他を軽んずること」という解説があるからだ。日本人の“謙譲の美徳”のように感じていた人は、意外さをぬぐえない。
 しかし、実は通底していると見ることもできる。つまり、我慢とは外面的に耐え忍ぶ姿を保ちつつ、心の中では自分を偉く思い、他を軽んずる感情が渦巻いている――その両面を示している、と。内面だけを見れば、自己中心の感情である我執の「我」、慢心の「慢」となる。
 仏法では、我執を断つことを教える。だが、各人の個性の否定とは全く違う。自己への執着を断つことで、逆に自らの個性を押し込めていた固い殻を破り、より豊かな真実の個性が輝く道が開かれる、と考える。
 米ノートルダム大学・ダルマイヤー博士は「“我執”を“奉仕”の心へと転換させようとする、仏教の教えを高く評価しています」と期待する。“小さな自分”に執着するのではなく、他者を思いやる心をはぐくみながら、利他の実践で自分の生命を磨く。それが“大きな自分”に成長する近道なのだ。
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うつ病とぶつかりあって,長年苦しんでいますが
周囲の温かな優しさが自分を育んでくれる今日この頃です。

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