2008-04-12

[日記] 食卓のだんらん

 「後継の未来っ子を立派に育てるには」――東京・練馬区に住む、二人の子を持つ婦人が語ってくれた。「毎日の食事をきちんと作ってあげること。それが、わが家の方針です」。
 胸を突かれた。なるほど、簡単なようでいて、しかし今の時代、食事の支度を欠かさぬことは難しい。共働きの家庭もある。知恵を絞り、夫の協力も得て、食事作りに挑戦してきたという。
 確かに、「食」への取り組みいかんで、生活リズムや家族相互のかかわりは大きく変わってくるだろう。その意味で食卓は“アルキメデスの支点”(=物事を大きく動かすための急所)とも言えそうだ。子どもたちは今元気に歩む。
 霊長類の生態を研究する山極寿一氏によると、仲間と共に食事をするのは人間だけ。そこに人間ならではの、互いに分かち合う「家庭」「社会」が形成された(『暴力はどこからきたか――人間性の起源を探る』NHKブックス)。
 心のこもる一皿で家族の笑顔を引き出す主婦は、一国の宰相に勝る。食卓のだんらんは、世界の平和につながっているのだから。
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うつ病とぶつかりあって,長年苦しんでいますが
周囲の温かな優しさが自分を育んでくれる今日この頃です。

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