小学校低学年の子が、来の字を「米」と書き間違えた。理由は上の横棒を引き忘れた、と。確かに、米の字に横棒一本を加えれば「来」になる。
語源を知っておもしろいことが分かった。本来、来の字は「來」と書く。ムギが実って芒(穂先のとげ)を大きく左右に張り出した様をかたどった象形文字なのだ。「来」は米と同じ穀物が起源だった。
古代中国で、ムギを意味する「來」と「やってくる」動作を表す単語は同音。抽象的な意味の動詞などは象形文字化しにくい。そこで「來」を当て字にしたのだという(阿辻哲次著『漢字の知恵』ちくま新書)。
人間は言葉を使い、あらゆる事象を表現することができる。見聞きして感じたこと、心に描いたことを相手にどう伝えるか。その道具が言葉である。
きょうは大寒。一年で最も寒く身が縮こまる時節だが、心は伸び伸びと、温かい言葉を友に届けていきたい。
語源を知っておもしろいことが分かった。本来、来の字は「來」と書く。ムギが実って芒(穂先のとげ)を大きく左右に張り出した様をかたどった象形文字なのだ。「来」は米と同じ穀物が起源だった。
古代中国で、ムギを意味する「來」と「やってくる」動作を表す単語は同音。抽象的な意味の動詞などは象形文字化しにくい。そこで「來」を当て字にしたのだという(阿辻哲次著『漢字の知恵』ちくま新書)。
人間は言葉を使い、あらゆる事象を表現することができる。見聞きして感じたこと、心に描いたことを相手にどう伝えるか。その道具が言葉である。
きょうは大寒。一年で最も寒く身が縮こまる時節だが、心は伸び伸びと、温かい言葉を友に届けていきたい。