2007-12-16

[日記] 一人の偉大な行動

江戸時代、主君の命で数百両を託された侍が雇った馬の鞍に財布を結びつけたまま忘れてしまった。宿で気付いたが、もう遅い。腹を切る覚悟を決めたその時、馬子が届けにきてくれた。
礼も受け取ろうとしない馬子に、侍は尋ねた。「どうして、それほど無欲で、正直で誠実なのか?」。貧しい男は答えた。「私の村に中江藤樹という先生がおられます。私どもは、その教えに従って暮らしているだけです」と。この話を聞いた熊沢蕃山は、「その人こそ、私が探し求めていた聖人だ!」と、すぐ村を訪ね、藤樹の門下となった。
後に蕃山は、飢饉等にあえぐ人々の救済に力を尽くし、吉田松陰らにも大きな影響を与えた。彼が門下になったのは、藤樹その人に触れたからではない。その教えを実践する村人の振る舞いが、彼の心を動かしたのだ。
一人を大切にしたればこその逸話である。地位にあぐらをかくことなく,いつまでも一人の人間でありたい。
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うつ病とぶつかりあって,長年苦しんでいますが
周囲の温かな優しさが自分を育んでくれる今日この頃です。

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