2008-04-30

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 Carpenters “The Singles 1969-1973”

 このCDアルバムは、カーペンターズのシングル・ヒットを集めたCDなので、収録曲のみ記入します。休むより良いかと・・・

1. We’ve Only Just Begun
2. Top of The World
3. Ticket to Ride
4. Superstar
5. Rainy Days and Mondays
6. Goodbye to Love
7. Yesterday Once More
8. It’s Going to Take Some Time
9. Sing
10. For All We Know
11. Hurting Each Other
12. (They Long to Be) Close to You

 この盤は輸入盤で、音質も国産盤より、のびのびとしていて、音域も広いです。同じアルバムで、名のあるメーカーの輸入盤は、国産盤と全く違った音質で再生されるのも不思議です。

2008-04-29

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 Carpenters “Close to You”

 カーペンターズの「遥かなる影(Close to You)」のアルバムの紹介となる。これは1970年にリリースされたカーペンターズのアルバムであるが、1970年7月22日にはチャート1位に昇りつめ、ビルボード・ホット100で4週にわたって首位の座を守った。1970年ビルボード誌年間ランキングでは第5位となっている。ベストセラーとなったアルバム「遙かなる影」の収録曲から、「遥かなる影(Close to You)」と、「愛のプレリュード」 ("We've Only Just Begun") がRIAAによってゴールドディスクに認定されている。
 カレン・カーペンターの死について、詳しく調べたので、書き込みます。

 カレンのトーマス・ジェイムズ・バリスとの結婚や、彼女が患っていた拒食症などの個人的な問題は、グループの復帰に暗い影を落とした。瞬く間に恋に落ちたあと、カレンは不動産業者のバリスとの結婚式をビバリーヒルズ・ホテルのクリスタル・ルームで盛大に行なった。1980年の8月31日に挙げられたこのセレモニーの中で、カレンは翌年に「タッチ・ミー」のカップリングとしてリリースされる、リチャードとベティスが書き下ろした楽曲「ウエディング・ソング」を披露している。だが、結婚してから1年ほどの間に、彼女の容姿は変わり果てていった。カレンとバリスの結婚生活は惨憺たるもので、彼らは1981年の終わりには別居する。1982年、カレンは障害の診療を受けるためニューヨークの著名な心理セラピスト、スティーブン・レベンクロンを訪ね、この年の11月には仕事に復帰して離婚手続きを完了するためにカリフォルニアへ戻った。カレンの甲状腺は通常のものであったが、新陳代謝を加速するために甲状腺の薬を通常の10倍服用していることが分かった。これに加えて大量の緩下錠(日に90錠から100錠)を服用していたことが、彼女の心臓を弱める原因となった。ニューヨークの病院での2ヶ月以上にわたる治療を経て、カレンは30ポンド(13.6キログラム)以上も体重を戻したが、急激な体重の増加は長年の無理なダイエットですでに弱っていた彼女の心臓に対してさらに負担をかけてしまった。1983年の2月4日の朝、カレンはダウニーの両親の家で心肺停止状態に陥ってダウニー・コミュニティ病院に運ばれるが、死亡が確認された。彼女はその日、離婚届へ署名するつもりであったという。検死によると、カレンの死因は神経性無食欲症に起因するエメチンの心毒性であった。解剖学的な結論としては、心臓麻痺が第1の原因で、拒食症は第2の原因であった。第3に挙げられるのが悪液質で、これは負担や衰弱としては非常に軽いもので、慢性的な疾患と関連した一般的な体の衰えというべきものであった。エメチンの心毒性が死因であったことは、カレンが当時は簡単に入手できた薬である吐剤(誤って毒物を摂取してしまった人が、即座に嘔吐できるようにするためのもの)を悪用していた可能性を示唆するが、明確な証拠はないとの事。

 さて、肝心の収録曲は、
1. We’ve Only Just Begun(愛のプレリュード)
2. Love is Surrender(ラブ・イズ・サレンダー)
3. Maybe It’s You(メイビー・イッツ・ユー)
4. Reason to Believe(リーズン・トゥ・ビリーブ)
5. Help(ヘルプ)
6. (They Long to be) Close to You(遥かなる影)
7. Baby It’s You(ベイビー・イッツ・ユー)
8. I’ll Never Fall in Love Again(恋よさようなら)
9. Crescent Noon(クレセント・ヌーン)
10. Mr. Guder(ミスター・グーダー)
11. I Kept on Loving You(愛しつづけて)
12. Another Song(アナザー・ソング)

 この「Close to You」のタイトルから、何故、「遥かなる影」の和訳出来るのかを、私は、長い間悩んだ経験を思い出した。この曲の元々のタイトルは「They Long to Be Close to You」だったんですね。少し利口になった。この収録曲は、カーペンターズの2枚目のアルバムなので、まだ、カントリーやビートルズの影響を、色濃く残しているといえる。このように聴きながら、書き込んでいるとあっらためて、カーペンターズの偉大な軌跡が見えてくるの不思議だが、今、聴いても、私には、世に流れているリズム主体の楽曲よりも、違和感なく身体に浸透してくるのを憶える。何よりも、メロディアスで音楽的だと思う。コーラスも素晴らしいし、「遥かなる影」に、チョイ役で参加しているトランペットの音色も、アルパートらしい(笑)

Close to You (Hal David/Burt Bacharach)

Why do birds Suddenly appear?
Everytime You are near just like me
Thy long to be Close to you
Why do some fall down from the Sky?
Everytime You walk by just like me
Thy long to be Close to you
 
On the day that you are born
The angels got together and decided
To create a dream come true
So they sprinkled moondust in your hair
And golden starlight in your eyes of blue
 
That is Why All the girls go down
Follow you all around
Just like me
They long to be Close to you

2008-04-28

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 Carpenters “Top of The World”

 canameのブログの方で、レオン・ラッセルのレコード盤の紹介で触れたカーペンターズの“A Song for You”を含んだCDアルバムである“Top of The World”の紹介です。このアルバムは彼らの最高傑作と言えるものだと個人的には思っています。
 このアルバムはカーペンターズの通算4枚目のアルバムで、1972年にリリースされています。大音量でスピードの速いロックが大勢を占めていた1970年代にありながら、リチャードとカレンはソフトな音楽スタイルを貫きつつ、あらゆる時代を通じて最も大きな成功を収めたグループとあるが、本来は楽器担当の兄リチャードとドラムとヴォーカル担当の妹のカレンのディオ。レコード・コレクターの父親の影響で、二人は幼少時から、音楽に親しんで育ち、12歳で兄・リチャードはっクラシック・ピアノを習い始めている。一方、カレンは高校の体育の授業から逃れるために、ブラス・バンドに入り、ブロッケンピールを担当していた。ブロッケンピールはドラム隊と一緒に行進するため、自分でもドラムが演奏出来ると考え、両親からドラム・セットを買ってもらうという経緯があったらしい。これで、ドラマーのカレン・カーペンターが誕生する。そこで、兄・リチャードは、ドラムのカレンを含めたグループを結成した。これは、最初は、カーペンター・トリオと言う、名称だった。そして、彼らは、サマーチャイムス、スペクトラムというグループ名を経て、1969年にカーペンターズとして活動を開始している。カーペンターズが作製したデモ・テープがA&Mのプロデューサーに認められ、A&Mと契約し、リリースされた「涙の乗車券」で1969年4月にシングル・デビューしている。
次にリリースされた「遥かなる影」で、全米のヒット・チャートで6週連続1位を獲得し、トップ・スターの仲間入り。そして、カレンが、神経性無食欲症(いわゆる拒食症)の合併症による心停止のために死去する1983年までの14年間に、「愛のプレリュード」、「ふたりの誓い」、「雨の日と月曜日」、「スーパースター」、「トップ・オブ・ザ・ワールド」、「ナウ・アンド・ゼン」などのヒット曲と、11枚(うち「遥かなる影」、「スーパースター」、「トップ・オブ・ザ・ワールド」、「ナウ・アンド・ゼン」、「緑の地平線(ホライゾン)」はトップ10入り)のアルバム世に送り出した。
 このアルバムの収録曲は
1. A Song for You(ア・ソング・フォー・ユー)
2. Top of The World(トップ・オブ・ザ・ワールド)
3. Hurting Each Other(ハーティング・イーチ・アザー)
4. It’s Going to Take Some Time(小さな愛の願い)
5. Goodbey to Love(愛にさようならを)
6. Intermission(インター・ミッション)
7. Bless The Beasts and Children(動物と子供たちの詩)
8. Flat Baroque(フラット・バロック)
9. Piano Picker(ピアノ・ピッカー)
10. I Won’t Last A Day Without You(愛は夢の中に)
11. Crystal Lullaby(クリスタル・ララバイ)
12. Road Ode(明日への旅路)
13. A Song for You(ア・ソング・フォー・ユー)(Reprise)
このアルバムの全ての曲とも馴染み深く、選べと言われても、難しいが、本当に敢えて言うなら1曲目の“A Song for You”だ。穏やかだが、ドライブ感溢れる、サックスの演奏も含めて(笑)。
「一万人の観客が見守るなかで、愛を演じたりもしたけれど、今はあなたのためにだけ、歌いましょう」と一生に一度でも言われてみたいですねぇ~。

2008-04-27

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 Carpenters “Now & Then”

 昨日、今日と連続で、結城市まで通うのだが、今日が結城での最後の仕事だと思う。距離的に往復で90キロ弱の運転なので、気をつけて行き、帰ってこようと思う。
 さて、カーペンターズ2枚目の紹介となりますが、アルバムタイトルは彼らのアルバムの中の超名盤である“Now & Then”です。
 このアルバムのリリースは1973年で“Now & Then”で通算5枚目のアルバムとなる。
このアルバムは、カーペンター兄弟(カーペンターズ)のアルバムでも、1、2を争うの名盤中の名盤だろう。
さて、お決まりの収録曲は
1. Sing(シング)
2. This Masquerade(マスカレード)
3. Heather(ヘザー)
4. Jambalaya(ジャンバラヤ)
5. I Can’t Make Music(アイ・キャント・メイク・ミュージック)
6. Yesterday once More(イエスタディ・ワンス・モア)
a. Fun, Fun, Fun(ファン、ファン、ファン)
b. The end of The World(この世の果てまで)
c. Da Doo Ron Ron(ハイ・ロン・ロン)
d. Deadman’s Curve(デッドマン・カーブ)
e. Johnny Angel(ジョニー・エンジェル)
f. The Night Has A thousand eyes(燃ゆる瞳)
g. Our Day will Come(アワー・ディ・ウィル・カム)
h. One Fine day(ワン・ファイン・ディ)
7. Yesterdasy Once More(イエスタディ・ワンス・モア)
 このアルバムで6番目に“Yesterday once More(イエスタディ・ワンス・モア)”が入っているが、この曲は、何故か郷愁を感じさせる名曲と考える。7曲目にも、エンディングとして、アレンジされたこの曲が歌われるが、このセンスもA&Mならではかな?
このアルバムからあえて1曲を選べと言われれば、この曲か2曲目の“This Masquerade(マスカレード)”なのだが、“マスカレード”演奏と歌では、セル・メン&ブラジル’66の方かな?(笑)
1曲目の“Sing(シング)”は、子供達のコーラス曲にもなっているし、4曲目の“Jambalaya(ジャンバラヤ)”は、カントリーの曲だが、彼らのアレンジで全く、見事に料理している。カーペンターズではなく「音楽の料理人」と改名すべきなのかも(笑)これも、カーペンターズの偉大な功績なのだろう。一時代を築いたグループの1枚のアルバムの紹介でした。

最近、少し、楽してます(苦笑)

2008-04-26

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 Carpenters “スーパースター”

 カーペンターズのCDアルバムの紹介となった。このカーペンターズは70年代のまさに「スーパースター」だったような気がする。このアルバムはカレンが亡くなった10年後に再リリースされたアルバムのようだ。
 さて、収録曲は
1. Rainy days and Mondays(雨の日と月曜日)
2. Saturday(サタディー)
3. Let Me Be The One(あなたの影になりたい)
4. (A Place To) Hideaway(愛は涙のために)
5. For All We Know(ふたりの誓い)
6. Superstar(スーパースター)
7. Druscilla penny(ドリシラ・ベニー)
8. One Love(ワン・ラブ)
9. Bachrach/David Medly(バカラック・メドレー)
a. Knowing When To Leave(去りし時を知って)
b. Make It Easy on Yourself(涙でさようなら)
c. There To Remind Me(愛の想い出)
d. I’ll never Fall in Love Agein(恋よさようなら)
e. Walk on By(ウォーク・オン・バイ)
f. Do You Know The Way to San Jose(サン・ホセへの道)
10. Sometimes(サムタイムス)
 このアルバム最初の曲“Rainy days and Mondays(雨の日と月曜日)”が鳴り出した瞬間に、何故か彼らの(彼女ら?)音楽の世界に、完全に浸っている自分がいる。カーペンターズの音楽は何度聴いてもそのような感覚になるから不思議なのだ。しかし、すでに、ヴォーカルのカレン・カーペンターは1983年2月に亡くなっている。しかし、このアルバムをトレイに載せ「PLAY」ボタンを押せば、カレンの声が、SPから当時の若さのまま甦ってくる。そして、私もその当時に引き戻され、ゆったりした気分に浸れる。このアルバムは、リラクゼーションとリフレッシュの効果を持っている。
 このアルバムでカーペンターズ・サウンドと呼ばれる音楽が確立した。これ以前のアルバムでは、60年代後半はロック、そして、ビートルズの影響が如実に理解できる音つくりをしていた。
 私は、このアルバムでは、レオン・ラッセルとボニー・ブラムレッドの作品である“Superstar(スーパースター)”を、このアルバムでは1番に愛聴曲として、挙げる。人並みなのかも知れないが、彼女ら(彼らの)の代表歌と私は考えるからだ。
 最後に、英語のヒアリングの勉強には、このカレン・カーペンターの声は、素晴らしい教材となるらしい。それほど、素晴らしい発音をしていた事実を記して、本日のBlogとします。

2008-04-24

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] 明日は、診察日です。

 昨日、電話で善い知らせがあった。
先日、面接を受けた結果の連絡がった。50歳半ば過ぎにして、2つ目の就職試験の結果は、合格。
これも、真面目に1つ目の仕事をやってきた結果だろう。これで、少し楽になるかな?
 本日と明日は、CDアルバムの紹介はお休みにします。

2008-04-23

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 The Platters “Smoke Gets in Your Eyes”

 黒人のリズム・アンド・ブルースの魅力を世に認めさせた偉大なグループ「ザ・プラターズ」のCDアルバムの紹介になります。女性1人を加えた5人編成のチームで、男性ボーカル・プラス・ワンということになるのだが、この紅一点が、ハーモニーの上でも、またステージの上でも、一種の言葉で言い表せない甘さや、やわらかさ、優しさの効果があった。
 ザ・プラタースは1955年から1960年の間に、30曲以上ヒット曲を出しているが、4曲は全米のヒット・チャートの1位に輝いている。この期間が彼らの全盛期であった。と言うのは、リード・ボーカルにトニー・ウィリアムスが在籍していた期間であったからである。1961年にトニー・ウィリアムスの代わりに、トニー・ターナーがリード・ボーカルとして代わると、メンバーの移動が激しくなり、挙句に、元リーダーのトニー・ウィリアムスとマネージャーでプロデューサーのバックラムとの間で、「ザ・プラターズ」の名前をめぐる裁判沙汰が起こり音楽関係以外でも話題を振りまいた。彼らは最初、マーキュリーに在籍していたが、1960年代後半のレーベルはジムコールとUAに移ったが、1974年にマーキュリーに戻っている。
 このアルバムは、マーキュリー時代に吹き込まれたベスト・アルバムである。メンバーは、リード・ボーカルがトニー・ウィリアムス(テナー)、ディヴィット・リンチ(テナー)、アレックス・ホッジ(バリトン)、ハーバート・リード(バス)に、1754年に女性のゾラ・テイラー(アルト)が参加し、55年にアレックスが抜けてボール・ロビが参加し、彼らの黄金時代のもの。
 収録曲は、
1. Only You(オンリー・ユー)
2. The Great pretender(グレート・プリテンダー)
3. The Magic Touch(マジック・タッチ)
4. My Prayer(マイ・プレイヤー)
5. You’ll Never Never Know(ユール・ネバー・ネバー・ノウ)
6. Sixteen Tons(16トン)
7. My Dream(マイ・ドリーム)
8. Twilight Time(トワイライト・タイム)
9. Smoke Gets in Your Eyes(煙が目にしみる)
10. Harbour Lights(港の灯)
11. Red Sails in The Sunset(夕日に赤い帆)
12. Sleepy Lagoon(スリーピー・ラグーン)
13. Ebb Tide(引き潮)
14. Love is A Many Splendored Thing(慕情)
15. Mona Lisa(モナリザ)
16. Mary Jane on My Mind(メリー・ジェーン)
 私が、初めてこのCDをきいたて、驚いたのは、16曲目の“Mary Jane on My Mind(メリー・ジェーン)”だ。日本では、つのだ・ひろが歌ってヒットしたが、この原曲が1950年代に、既に、歌われていたという事に、事実にである。15曲目の“Mona Lisa(モナリザ)”は、ナット・キング・コールの方が好きな曲ではあるが、ザ・プラターズのコーラスも嫌いではない。
 これら曲を、今聴いても全く私にとって違和感はなく、反って、現代音楽のリズム主体のラップなどに違和感を覚えるのだから、老いを痛感してしまう。

2008-04-22

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 Peter, Paul and Mary “The Very Best of P.P&M”

 私にとっても、懐かしい1960年代を代表するフォーク・グループであるピーター・ポール&マリーのベスト盤のCDアルバムの紹介になる。今、聴き返しても、素朴でありながら、訴える力を持った歌ばかりだと思う。
 1960年代のアメリカで最も成功したフォークソング・グループの一つ。ピーター・ヤーロウ(Peter Yarrow)、ノエル・ポール・ストゥーキー(Noel Paul Stookey )とメアリー・トラヴァース(Mary Travers)のトリオ。ベトナム反戦のメッセージを全世界に送り出した。通称PP&M(ピー・ピー・エム)。1961年に旗揚げされ、早速にニューヨークのグリニッジヴィレッジのコーヒー店「ビターエンド」に出演している。ここはフォークソングを聴くには人気の店であった。グループは、翌年にはファーストアルバム「ピーター・ポール&マリー 」をリリース。それには、「500マイル」、「レモンツリー」、「花はどこへ行った」、そしてピート・シーガー編曲の「天使のハンマー」(ハンマーソング)が含まれていた。アルバムは、ビルボード誌のトップ10に10ヶ月君臨し、トップ100に3年以上にわたり留まった。
 1963年、彼らは、3枚のアルバムを録音し、新曲「パフ」をリリースした。これは、ヤーロウと彼の友人でコーネル大学の学生レオナルド・リプトンがもともと1959年に作詞作曲したものである。1963年のワシントン大行進では「天使のハンマー」が歌われた。マーティン・ルーサー・キングがかの有名な演説「私には夢がある」(I Have a Dream)を語ったのは、この行進の際である。彼等の最大のヒットは、ボブ・ディラン の「風に吹かれて」で、これは世界中での大ヒットとなっている。これが、ワーナー・ブラザース・レコードに移籍しての最初のシングルカット曲でもあった。その後長くグループは、アメリカ合衆国の公民権運動やその他の社会的正義を主導する運動の第一線に立ち続けた。後年のヒット曲「悲しみのジェット・プレイン」は、当時全くの無名だったジョン・デンバーによって書かれた。
そんな彼らも70年代はメンバーのソロ活動が続き、原発反対運動の支援コンサートのために、78年に再結成している。
 このアルバムの収録曲は
1. Leaving on A Jet Plane(悲しみのジェット・プレーン)
2. Early Mornin’ Rain(朝[あした]の雨)
3. 500 Miles(500マイル)
4. Don’t Think Twice, It’s All Right(くよくよするなよ)
5. Settle Down(セトゥル・ダウン)
6. San Francisco Bay Blues(サンフランシスコ湾ブルース)
7. Puff(パフ)
8. Lemon Tree(レモン・トゥリー)
9. Hush-A-Bye(ハッシャ・バイ)
10. Day is Done(デイ・イズ・ダーン)
11. I Dig Rock and Roll Music(ロック天国)
12. A Soalin(ア・ソーリン)
13. All My Trials(私の試練)
14. Gone The Rainbow(虹と共に消えた恋)
15. Tell It on The Mountain(山の上に告げよ)
16. Cruel War(悲惨な戦争)
17. Where Have All The Flowers Gone(花はどこに行った)
18. If I had A Hammer(天使のハンマー)
19. Blowin’ in The Wind(風に吹かれて)
20. This Land is Your Land(わが祖国)
 このグループの凄いところは、音楽的な基礎をしっかりと、ギターの伴奏に使っていることだろう。12曲目の“A Soalin(ア・ソーリン)”を聴くと、ポールのギター伴奏に、低音弦と高音弦の対位使がわれている。このことで、この曲は独特の感じに仕上がっていて、印象深い。
 私の娘が勉強しながら、英語の曲のメロディーを聴いていて、「その曲はパフ?」と聞いてきたのに驚いた。小学生3年生なのだが、この曲は、学校で教わるのだろうか?私もこの“Puff(パフ)”は好きで、ギターのスリー・フィンガーをこの曲で憶えている。
 19曲目に、ボブ・ディランが作曲した“Blowin’ in The Wind(風に吹かれて)”だが、反戦歌(プロテスト・ソング)としてだけでなく、フォーク時代のスタンダード曲となっている。この曲をここまで、有名にしたのもこのP.P&Mの力なのだろう。

2008-04-21

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 Herb Alpert “The Very Best of Herb Alpert”

 ハーブ・アルパートのデビュー・ヒット“悲しき闘牛”から1991年発表の“ジャンプ・ストリート”までを、カバーしたベスト・アルバムの紹介となる。
このアルバムの収録曲は
1. The lonely Bull (El Solo Tora)(悲しき闘牛)
2. A Taste of Honey(蜜の味)
3. Tijuna Taxi(ティファナ・タクシー)
4. Spanish Flea(スパニッシュ・フリー)
5. Zorba The Greek(その男ゾルバ)
6. What Now My Love(そして今は)
7. Casino Royale(カジノ・ロワイヤル)
8. This Guy’s in Love With You(ジス・ガイ)
9. Without Her(ウィズアウト・ハー)
10. Jerusalem(エルサレム)
11. Rise(ライズ)
12. Rotation(ローテーション)
13. Keep Your Eye on Me(キープ・ユア・アイ・オン・ミー)
14. Diamonds(ダイアモンド)
15. Junp Street(ジャンプ・ストリート)
 このアルバムの1曲目から6曲目までは、ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラスのサウンドで懐かしい。中でも2曲目の“A Taste of Honey(蜜の味)”は、1965年のグラミー賞の「レコード・オブ・イヤー」、「ベスト・インストゥルメンタル・パフォーマンス/Non Jazz」、「ベスト・インストゥルメンタル・アレンジメント」を獲得しているが、本来は、イギリスの女性作家のシーラ・ディラニーの戯曲「A Taste of Honey」のステージ間の音楽としてホビー・スコットが作曲したもので、自らの楽団で演奏したもの。翌年61年に映画化され、この曲が使用され、同年のアカデミー「ベスト・インストゥルメンタル・テーマ」賞を受賞している。3曲目の“Tijuna Taxi(ティファナ・タクシー)”は、ラジオ番組のテーマ・ソングになっていたし、6曲目の“What Now My Love(そして今は)”彼らの曲だけでなくても、好きだった曲で、66年度グラミー賞「ベスト・インストゥルメンタル・パフォーマンス/Non Jazz」、「ベスト・インストゥルメンタル・アレンジメント」を獲得した。この曲名を覚えている人居るのだろうか?さらに、7曲目がバート・バカラックのカバー曲であるが、この曲も良い。67年度のベスト・インストゥルメンタル・パフォーマンス」、「ベスト・インストゥルメンタル・アレンジメント」(バート・バカラックに対して)を獲得した。この曲を覚えている人は多いと思う。
と、聴いて行くと、11曲目の“Rotation(ローテーション)”までは、私の好みなのだが、後の曲は、好きになれない。何故なのか?リズムが、自分に合わないのだ。それだけ歳をとった証拠なのかも(涙)

2008-04-20

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 Eric Clapton “Change The World”

 エリック・クラプトンの“チェンジ・ザ・ワールド”なるMAXI Singleの紹介に入るが、その前にクラプトンの功績などを。
 クラプトンの功績は、「アフリカからアメリカに奴隷貿易によって連れてこられた黒人たちの憂鬱(Blue)な気分や絶望観を歌ったものが起源の黒人の大衆音楽」=「ブルース」を、白人の感覚で解釈し直したことにある(ホワイトブルース)。ブルースの精神をロックと融合させることによって、より広い世界で鑑賞できる音楽に発展させた。また、ギターを単なるヴォーカルの伴奏から脱皮させた功績も大きい。つまり、純なブルース演奏者ととってしまうと誤解を生む。
 クラプトンはルースターズに1963年1月から8月まで在籍。その後、ケイシー・ジョーンズ・アンド・ジ・エンジニアズに参加。程なくロンドンでも注目を集めていたバンド、ヤードバーズに迎えられる。1963年の秋である。ヤードバーズでのプレイが認められ、その存在が注目されるようになったが、バンドはポップ路線を志向するようになり、クラプトンは他のメンバーと意見が対立。1965年にバンドを去ることになる。
 ヤードバーズ脱退後、ジョン・メイオール・ブルースブレイカーズに参加。ここでクラプトンは、ヤードバーズ以上にストレートなブルースの世界を追求している。オーティス・ラッシュ、フレディー・キングらのナンバーをプレイするメイオール時代は、クラプトンの原点的なもの。
 その後、ジャック・ブルースやジンジャー・ベイカーらと「クリーム」を結成。メンバーの即興演奏をフィーチャーしたジャム・セッションや実験的な音楽で、ビートルズに対抗できる唯一のバンドと言われた。しかし、才能をぶつけ合い素晴らしい演奏が生まれる一方で、メンバーのエゴの衝突により人間関係が悪化、バンドは空中分解する形で解散。その直後、スティーヴ・ウィンウッドや先のベイカーらとブラインド・フェイスを結成し、1枚のアルバムを残して解散している。
 さらに、新天地を求めてアメリカに渡り、本格的なソロ活動をスタートした。現在もソロ活動を続け、自ら作曲し歌い(当然、ギターを弾き)、適時にヒット曲を出す。1974年9月14日付のシングルチャートではボブ・マーリーのカバー曲である、「アイ・ショット・ザ・シェリフ」(I Shot The Sheriff)でナンバー1を獲得している。
 1970年代には薬物依存症、1980年代にはアルコール依存症、交通事故、胃潰瘍、愛妻パティ・ボイド(親友でもある元ビートルズのジョージ・ハリスンの前妻)との別離を経験。
 さて、このアルバムの収録曲は
1. Change The World
2. Danny Boy
3. Change The World (Instrumental)
 だが、1996年に、映画『フェノミナン』にカバー曲、「チェンジ・ザ・ワールド」を提供している(元々はカントリー・シンガーのウィノナ・ジャッドが歌っている)。この曲でクラプトンはグラミー賞のソング・オブ・ジ・イヤーを獲得している。ちなみにプロデューサーはベイビーフェイスとなっている。
 実は、このアルバムを手に入れたのは、私が、病院に勤務するために、通勤途中でFM放送を聴きながら走っていた時に、「ダニー・ボーイ」のナイロン弦での演奏が聴こえてきた。誰が弾いている演奏なのかも、解からずに、演奏が終わり、アナウンサーの声で「エリック・クラプトンのダニー・ボーイをお聴きいただきました」との解説で、クラプトンの演奏だったことを、初めて知った。約1年前になる。そこで、ネットで探す。しかし、既に廃盤。仕方なく中古で探し200円で手にいれた。
 この「ダニー・ボーイ」の事に触れる。戦争に赴く息子を思う親の気持ちを切なく歌い上げるアイルランドの名曲「ダニー・ボーイ」。その切ないメロディーは、アイルランド国民のみならず世界中の人々の心を魅了している。ミュージカル映画「ホワイトクリスマス」や数々のクリスマスソングでも有名なアメリカの歌手・俳優ビング・クロスビー(Bing Crosby/1903-1977)を始め、数々の有名アーティスト達も好んでダニー・ボーイを自分のレパートリーの一つとしている。そして、この曲は、アイルランド民謡「Londonderry Air」のメロディーに、フレデリック・ウェザリが歌詞をつけたものと云われている曲。
 この「ダニー・ボーイ」で、新しいクラプトンの一面を見出したと言って、過言ではないと思っている。

2008-04-19

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 Eric Clapton “Unplagged”

 私の持っているこの“Unplagged”CDアルバムは、海外盤です。
このアルバムの聞きどころは、アコースティック・ギターを弾くクラプトンと、バックのメンバーとの息の合った演奏の素晴らしさであることは間違いない事だと思います。
 クラプトンの声に対して、特に、意識した事が無かったけれど、このアルバムを聴いて、クラプトンの歌声の「渋さ」に感動しますね。
 特に「Nobody Knows You」は、デレク&ドミノス時代の泣きのブルースから一転して、うらぶれた酔いどれの諦観ともとれるような、ボーカルを聞かせてくれて、この歌詞的には、こちらの方がぴったりとマッチしている様に思う。
 このアルバムの収録曲は、
1. Signe(サイン)
2. Before you accuse me(ビフォー・ユー・アキューズ・ミー)
3. Hey Hey(ヘイ・ヘイ)
4. Tears in Heaven(ティアーズ・イン・ヘヴン)
5. Lonely Stranger(ロンリー・ストレンジャー)
6. Nobody Knows you when(ノーバディ・ノウズ・ユー)
7. Down & Out(いとしのレイラ)
8. Running on Faith(ランニング・オン・フェイス)
9. Walkin’ Blues(ウォーキン・ブルース)
10. Alberta(アルバータ)
11. San Francisco Bay Blues(サン・フランシスコ・ベイ・ブルース)
12. Malted Milk(モルテッド・ミルク)
13. Old Love(オールド・ラヴ)
14. Rollin’ & Tumblin’( ローリン&タンブリン)
 このアルバムオープニングの“Signe(サイン)”では、綺麗なインストナンバーで上手い、スリーフィンガー・プレイが聴けますし、8曲目の“Running On Faith(ランニング・オン・フェイス)”での、スライドギターの演奏も、郷愁の漂う、素晴らしい出来です。 クラプトンのライブアルバムの中でも、もっともリッラクスした演奏、そして歌声が聞ける一枚だと思います。
 エリック・クラプトンは、「指で弾いたら良い音がしたから」と、LDのインタビューで、本人が語っているように、クラシック・ギター愛好家のM氏も、素晴らしい音をだしていると言っていたくらいです。
 さて、このアルバムで使っているギターは“Signe”が、ホセ・ラミネス(何世のものかは判断できませんが、3世では絶対ないです。)。素晴らしい鳴りです。 そして、ジャケットに写っているのが、マーティンの000-42モデル。このアルバム以降、何故か000-28モデルが、世界中で売れに、売れたようです。クラプトンのこの演奏を聴いて、「クラプトンに続け!」だったのでしょうね。(笑)
 でも、枯れた音は出なかったでしょうね。だって、彼が使ったのは、ビンテージの000-42だったのですが・・・。そう『unplugged』で使用したのは、マーティンの000-42なんです。000-18、000-28、000-42、さらに000-45は、全て形は全く同じです。何故なら前の「000」が型を現しているからです。その後の数字は材料の品質と装飾の度合いを意味し、高級なギターほど大きな数字となるが、45がマーティンでは最高級のギターとなる。D-28なら前の「D」がドレッドノート型を意味する。つまり、マーティンでは、ドレッドノート型の最高級品が、D-45と言う訳です。
 余談が過ぎたので本筋に戻します。この“アンプラグド”の後に、クラプトンは「チェンジ・ザ・ワールド 」でグラミー賞6部門を独占した。私はそのCDシングルに入っている“Danny Boy”が好きで、このCDも持っているので、紹介されるでしょう。

2008-04-18

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 Jose Feliciano “The Best of Jose Feliciano”

 日本の「長谷川きよし」のレコードはcanameのBlogでレコードを紹介している。今回はCDで、アメリカの「ホセ・フェリシアーノ」をこちらでは紹介する。
 ホセは1945年9月10日、アメリカ自治領のプエルト・リコの貧しい農民の一家に生まれた。彼が5歳の時に、一家はニューヨークのハーレムに引っ越す。父は湾岸の荷役作業に従事するようになる。ホセは生まれながらにして盲目だった。彼は幼い頃から音楽に興味を持ち、3歳では、おもちゃの缶ウクレレ、6歳になるとコンチェルティーナ(小さなアコーディオン)を独学で弾くようになり、8歳では学校の友達の前で腕前を披露するまでになり、9歳には、コミュニティーの小さな劇場でも演奏を開始する。この後、本物のウクレレ、そして、ギターへと手を伸ばす。彼の師匠はレコード盤で、一日14時間も練習していたという。後に、ロックン・ロールに影響を受け、英語の歌をうたいはじめる。17歳の時に、父親が職を失ったのを機会に、グリニッジ・ビレッジのコーヒー・ハウスで僅かなチップのために演奏を始め、その年にデトロイトのクラブとプロとしての出演契約を結んでいる。この時の演奏を聴いた音楽評論家がニューヨーク・タイムスに、「比類無きギターの若き魔術師登場。明日のスターの誕生を目撃したければガーデス・フォーク・シティーに繰るべし!」と記事を載せた。この記事で、彼の評判は広く世間に知られるようになる。
 このアルバムの収録曲は
1. Light My Fire(ハートに灯をつけて)
2. Stay With Me(ステイ・ウィズ・ミー)
3. Chico and The Man(チコ・アンド・ザ・マン)
4. Hi-Heel Sneakers(ハイ・ヒール・スニーカーズ)
5. And I Love Her(アンド・アイ・ラブ・ハー)
6. Don’t let The Sun Catch You Crying(太陽は涙がきらい)
7. Daytime Dreams(デイタイム・ドリームス)
8. Hey! Baby(ヘイ・ベイビー)
9. Golden Lady(ゴールデン・レディー)
10. Always Something There to Remind Me(恋のウェイト・リフティング)
11. Wild World(ワイルド・ワールド)
12. California Dreamin’(夢のカリフォルニア)
13. And The Sun Will Shine(そして太陽は輝く)
14. Here, There and Everywhere(ヒア・ゼア・アンド・エブリウェア)
15. Yesterday(イエスタデイ)
16. Destiny(愛のささやき)
17. Marley Purt Drive(日曜日のドライブ)
18. Rain(雨のささやき)
19. Susie Q(スージー・Q)
20. And The feeling’s Good(アンド・ザ・フィーリング・グッド)
 このアルバムにビートルズの曲が2曲カバーされている。まず、5曲目の“And I Love Her(アンド・アイ・ラブ・ハー”だが、彼のギター演奏が、ビートルズ名曲を見事にカバーしている。次に、15曲目の“Yesterday(イエスタデイ)”だが、どちらも、オケをバックにホセのギター演奏だけで、歌は入っていないのだが、このギターサウンドとテクニックを聴くだけで、充分と思わせてしまうほど素晴らしい演奏が聴ける。私は個人的に、ホセのラテン系の声と歌い方を好きな方だが、ギターを歌わせる彼の音楽性を私は絶賛する一人。チョーキング・ダウンなるテクニックを“And I Love Her”で使っているのだが、そのタイミングとナイロン弦でのそのフィーリングを味わって欲しい。
 12曲目の“California Dreamin’(夢のカリフォルニア)”も聴きなれた曲ではあるのですが、ギターも彼のラテン系のボーカルもナイスです。

2008-04-17

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 Acoustic Alchemy “Arcan’um”

 今回は短くいきます。このアルバムの収録曲は
1. Columbia(コロンビア)
2. Homecoming(ホームカミング)
3. Chance Meeting(チャンス・ミーティング)
4. Lazeez(レイジーズ)
5. Mr. Chow(ミスター・チャウ)
6. Same Road Same Reason(セイム・ロード・セイム・リーズン)
7. Casino(カジノ)
8. Something She Said(サムシング・シー・セイド)
9. Jamaica Heartbeat(ジャマイカ・ハートビート)
10. Catalina Kiss(カテリーナ・キス)
11. Reference Point(レファレンス・ポイント)
12. Heart in Chains(ハーツ・イン・チェインズ)
 この中で、新曲は、1曲目“Columbia(コロンビア)”、3曲目の“Chance Meeting(チャンス・ミーティング)”、8曲目の“Something She Said(サムシング・シー・セイド”、だけで、他は既にリリースされているアルバムからの曲なので、或る意味ではベスト盤的なアルバムなのだ。
 1曲目“Columbia(コロンビア)”は、テキサスのヒューストンにあるスペース・シャトルに2人で行き、スペース・シャトルの発射を見てこの曲を書いたらしいのだが、サウンド的には、パット・メセニー・グループのサウンドを思わせる感じで、現在のアコーステック・アルケミー(6人組み)・バンドを連想できる。
 このアルバムは、彼らのアコースティックなハーモニーのバリエーションと、リズムを、彼らが常に探求している経緯が、理解出来るアルバム構成となっている。

2008-04-16

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 Acoustic Alchemy “Against The Grain”

 最近、“アンプラグド”なる作品が多い。私が、実際、持っているものではMTVのエリック・クラプトン、イーグルスだけなのだが、これは、ミュージシャンが、アコースティック・サウンドこそ最高で、誤魔化しの効かない技術を誇示出来るものと解かり始めたからだろう。動物や植物が一番敏感に反応するのは、アコースティックな音なのだ。非エレクトロニクスな音は、自然に一番近いからだろう。この“Against The Grain”なるアコースィック・アルケミーのアルバムは、そんな1994年代にリリースされている。
 そんな中で、アコースティックの魅力に固守したAcoustic Alchemyのニック・ウェッブとグレッグ・カーマイケルのようなアーチストやウィンダム・ヒル・レコード創始者で、ウイリアム・アッカーマンのようなプロデューサーでありアーチストもいるが、後者は後にシンゼサイザーなどの演奏者なども育成しているので、アコースティックな音だけでは、ないのかも知れない。流行に順応していかなければ、レコード会社は残れないから。
 余談だが、“Alchemy”は「錬金術」を意味する。アルケミスト(錬金術者)はいろんな異なった素材を混ぜあわせた。混ぜ合わせれば「金」が出来ると思っていたのだが、或る程度化学が進歩し、教育が行き届いた今日であれば、どんなに異種の金属を混ぜても「金」にはならない事は誰でも知っていることであるが、結果として、それらの錬金術者はその過程で、素晴らしい「合金」を誕生させてきた。
 “Against The Grain”(意味は「性分に反した」)では、彼らはいろんな要素をブレンドしている。たとえば、1曲目のタイトル曲は、単純に、アコースティックなサウンドを録ったのではなく、ステール弦は、電気的処理をされたサウンド・メイクがなされていて、完全なアコースィックな音ではない。「時代に反して」、なのかも知れない(笑)
 このアルバムの収録曲は、
1. Against The Grain(アゲインスト・ザ・グレイト)
2. Lazeez(レイジーズ)
3. A different Kind of Freedom(ア・ディファレント・カインド・オブ・フリーダム)
4. Lady Lynda(レディ・リンダ)
5. Road Dogs(ロード・ドッグス)
6. Shoot The Loop(シュート・ザ・ループ)
7. Across The Golden Gate(アクロス・ザ・ゴールデン・ゲート)
8. Papillion(パピヨン)
9. Silent Partner(サイレント・パートナー)
10. Nouveau Tango(ヌーヴォー・タンゴ)
 2曲目の“Lazeez(レイジーズ)”と4曲目の“Lady Lynda(レディ・リンダ)”が、今までのアルケミーらしい曲だが、“Lady Lynda”はアコースティック・ピアノをフィーチャーしているし、3曲目“A different Kind of Freedom(ア・ディファレント・カインド・オブ・フリーダム”では、パーカッションとサックスが加わり、サックスが演奏している間はバックングに徹しているのは、アフリカかコスタリカあたりのリズムで、全体的にジャジー(フュージョン的)でもある。5曲目の“Road Dogs(ロード・ドッグス)”と7曲目の“Across The Golden Gate(アクロス・ザ・ゴールデン・ゲート”は、アメリカン・フォークソング風で、新しいアルケミーを感じさせるような楽曲に仕上がっている。8曲目は、アコースィック・ピアノのイントロから入る、爽やかさというよりもダークな雰囲気の曲で、ジャジーなドラムとソプラノ・サックスが変わって、ここでも、アルケミー色を塗り替えている。最後の“Nouveau Tango(ヌーヴォー・タンゴ)”は、タンゴのリズムに、哀愁漂う二人の演奏がかさなって、今までの彼らにない、独特な曲と言える。

2008-04-15

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] アコースティック・アルケミーの使用ギターについて

 ここで、二人の使用ギターに触れよう。二人とも、グレッグ・カーマイケルが、Lowdenのナイロン弦。ニック・ウェブがステール弦のLowdenのギターをメインに使用する。勿論、マイクが搭載されたタイプですが、本来は、それだけで充分なアコースィック・ギターです。

「Lowden」guitarの日本語のHPを見つけたので、その文章を引用する。

「多くのギタリスト、またレコーディングやコンサート・ホールの現場スタッフの方がまず口を揃えておっしゃることは「遠鳴りする」「音の分離が良い」ということです。ローデンは完全な生楽器でありながら大変優れた音のバランスの持ち主です。また安定したコンディションが維持されることも過酷なプロフェッショルの現場で高い評価を受けるもうひとつの理由です。
さらに前述のようなアーティストが多用する変則チューニングにおいて、特にレギュラーのチューニングから音程を下げた場合でも十分な音量と違和感のない弦のテンションを維持することも特筆に値します。ローデンは6弦を安心してCまで落とせる数少ないギターでもあるのです。 それではローデン・ギターの設計、構造上の特徴についてもう少し詳しくご説明いたしましょう。ローデン・ギターには音に関わる全ての材とブレーシング用の材に割材(=のこぎりで切り出されたものではない)から厳選されたもののみを使用しています。そしてそのブレーシングには独創的な設計がなされておりハンド・クラフトで削り出しています。ネックは安定したコンディションを得るために2~5ピース構造となっており、材を圧迫させないインテグラル・トラス・ロッドをフィーチャーしています。またネック角度を長年に渡って維持させるため、サウンドボード部のブレーシングに完全に結合させた独特のネック・ジョイントを採用しました。ブリッジはハンド・ミュートがし易い独特のシェイプとなっており、また音程の狂いを少なくする2ピース・サドルが採用されています。さらにそのサドルがその上に乗る弦の角度を丁度二分割するよう斜めにセットされているのです。また手間暇を惜しまないハンド・ポリッシュのラッカー塗装はそのサウンドに貢献するとともに、手にになじむ高級な質感を醸し出しています。こういう細部までに渡るこだわりが完成度の高いローデン・ギターを作り上げたのです。一度手にして頂ければ数少ない本物の手工ギターであることがお分かり頂けると思います。」

 良いギターなのですが、高価です。ここに雑学として、記したけど・・・、いつも長文で御免なさいです(苦笑)

2008-04-14

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 Acoustic Alchemy “Reference Point”

 この以前のCDアルバム“Red Dust and Spanish Lace”(1987年)、“Natural Elements”(1988年)、“Blue Chip”(1989年)は、MCAのマスター・シリーズからプレスしたが、この時点では、日本では、国内盤が発売されていなかった。この4枚目の“Reference Point”のアルバムからアコースティック・アルケミーは、GRPレコードからリリースされている。つまり、GRPレコードでは、第1弾となる。
 このGRPレコードであるが、GRPレコード(GRP Records)はアメリカのフュージョン/コンテンポラリー・ジャズを中心にしたレコード会社で、スムーズ・ジャズでは、最大級のレコード会社でもある。1976年、デイヴ・グルーシン(Dave Grusin)とラリー・ローゼン(Larry Rosen)によってプロダクションとしてグルーシン・ローゼン・プロダクション(GRP:Grusin/Rosen Productions)が設立され、アリスタ・レコードと契約したが、1982年にレコード会社として独立する。1994年にグルーシンとローゼンは会社を離れてからは"Great Records Period"が正式名称となる。現在はユニヴァーサル・ミュージック・グループ(UMG)のヴァーヴ・ミュージック・グループの傘下にある。
 canameの楽器Blogでレコードを紹介した、アール・クルーも初期にこのレコード会社の所属アーチストだった。アコースティック・アルケミーもこのグループのアーチストとなって、完全にフュージョン/コンテンポラリー・ジャズの路線を歩き初めたことになった。
その事は、このアルバムの収録曲を見ればご理解頂けると思う。
 さて、この“Natural Elements”の収録曲は、
1. Reference Point(リファレンス・ポイント)
2. Missing Your Touch(ミッシング・ユア・タッチ)
3. Take Five(テイク・ファイヴ)
4. Same Road, Same Reason(セイム・ロード・セイム・リーズン)
5. Make My Day(メイク・マイ・デイ)
6. Caravan of Dreams(キャラヴァン・オブ・ドリーム)
7. Homecoming(ホームカミング)
8. Cuban Heels(キューバン・ヒールズ)
9. Lullaby for The First Born(ララバイ・フォー・ザ・ファースト・ボーン)
である。3曲目にJazzの名曲である“Take Five(テイク・ファイヴ”を彼らのアレンジで演奏しているが、やはり、この曲は本家のブルーベックの“Timeout”の演奏にはかなわないが、テンポが遅めで、うぅ~ん?と考えてしまうような演奏だが、この路線を進むという羅針盤的演奏なのだから、これで良いと思う。
 このアルバムの特徴だが、2曲目の“Missing Your Touch(ミッシング・ユア・タッチ)”と3曲目の“Take Five(テイク・ファイヴ)”、6曲目の“Caravan of Dreams(キャラヴァン・オブ・ドリーム)”、最後(9曲目)の“Lullaby for The First Born(ララバイ・フォー・ザ・ファースト・ボーン)”は、スロー・テンポの彼ららしい曲だが、それ以外は軽快なテンポの曲で、乗りも良い。アップ・テンポの曲では、7曲目の“Homecoming(ホームカミング)”は最高だろうし、5曲目の“Make My Day(メイク・マイ・デイ)”のイントロや間奏は、アール・クルーを連想してしまう様な曲なので、なかなか楽しめるアルバム構成となっている事は、賞賛に値する。

 最後に、本日4月14日は私の誕生日です。この年齢になると・・・嬉しくもあり、悲しくもあり、善く今日まで生きてこれたな~と思うのも事実。
誕生日が同じ芸能人さんは、今井美樹、小沢健二、工藤静香に、山ちゃん(南海キャンディーズ)だって、この最後の人は仲間じゃない!!
今日が、私の「Reference Point」なのかも。お粗末。

2008-04-13

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 Acoustic Alchemy “Natural Elements”

 昨日のBlogで順序を間違えて紹介してしまったのだが、このアルバム“Natural Elements”の方が先で、1988年にリリースされている。こちらの方が“Blue Chip”より先なのであるが、サウンド的にアダルトな仕上がりと成っているのは不思議である。と言うのは、このアルバムほど安らぎと、ロマンティシズムが表現されているアルバムはこれ以後リリースされていないのだ。つまり、“Natural Elements”以降のアルバムはどちらかと言えばPOPs路線に乗ってしまったアルバムなのだ。
 では、このアルバム“Natural Elements”に収録されている曲は
1. Drake’s Drum(ドレイクス・ドラム)
2. Overnight Sleeper(オーバーナイト・スリーパー)
3. Natural Elements(ナチュラル・エレメント)
4. Casino(カジノ)
5. If Only(イフ・オンリー)
6. Ballard For Kay(バラード・フォー・ケイ)
7. Evil The Weasel(イーヴル・ザ・ウィーヴル)
8. Late Night Duke Street(レイト・ナイト・デューク・ストリート)
 このアルバムを聴いてみるとご理解頂けると思うのだが、2曲目の“Overnight Sleeper(オーバーナイト・スリーパー)”が、唯一の8ビートっぽいリズムで、これ以後の彼らの方向性を示唆しているが、それ以外は殆どバラード。彼らはテクニックよりも美しいメロディーとマイルドなギターサウンドで爽やかさをメインに活動してきているディオなので当然、このアルバムでもそれは裏切られていない。あくまでも、アコースティック楽器の特性を重視した曲作り徹しているからだろう。勿論、ドラム・マシーンやサンプリング音は多用されているが、人間がプレイしているかのような処理がなされているので、それに気付かない方も多いと思う。そんなアルケミーの音楽は、イージーリスニングのリスナーだけでなく、ジャズ・フュージョンまでのリスナーまで、幅広いのも分かるようだ。
 このアルバムの売りは、ロマンチックでメロディアスな楽曲。アコースティック・ギターでも、スティール弦と、どちらかと言えば、フラメンコ・ギター風のナイロン弦のディオの絶妙なバランスと演奏を充分楽しんで頂きたい。1度耳にしたら、忘れないような爽やかな気分を味わえ、かつ、印象に残る曲が多いはずです。

2008-04-12

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 Acoustic Alchemy “Blue Chip”

 このアコーステック・アルケミーというギター・デュオが、アメリカのFM局で驚くべきオン・エア率を記録したことは、前の“Red Dust & Spanish Lace”の解説で触れたが、それだけ素晴らしい才能と、技術をかれらは持っている証だろう。そんな彼らの3枚目、1989年リリースのCDアルバムである“Blue Chip”の紹介となる。この前に、“Natural Elements”(1988年リリース)があるのだが、前後しての紹介となる。
 このアルバムの収録曲は
1. Catalina Kiss(カタリーナ・キッス)
2. The Blue Chip Bop(ザ・ブルー・チップ・ボッブ)
3. Making Waves(メイキング・ウェーブス)
4. With You in Mind(ウィズ・ユー・イン・マインド)
5. Bright Tiger(ブライト・タイガー)
6. Ariane(アリアース)
7. Highland(ハイランド)
8. Boulder Coaster(ボウルダー・コースター)
9. Hearts in Chains(ハーツ・イン・チェインズ)
10. No More Nachos (Por Favor)(ノー・モア・ナチョス)(ポル・ファヴォール)

 オープニングは、「Catalina Kiss(カタリーナ・キッス)」は、非常にポップな楽曲で、完璧なウエスト・コースト・サウンドという感じの曲に仕上がっている。2曲目の「The Blue Chip Bop(ザ・ブルー・チップ・ボッブ)」も、彼らとしては、珍しいポップで、ロック色が濃いが、3曲目と4曲目の「Making Waves(メイキング・ウェーブス)」と「With You in Mind(ウィズ・ユー・イン・マインド)」は、やっと、彼ららしいミディアム、スロー・テンポの演奏に戻ってくる。
 あえて、このアルバムで1曲を選ぶなら「Ariane(アリアース)」。全体に、哀愁感が漂いサックスがそれを助長するような曲で好きな1曲で、メロディーの美しさや透明感と温かみのあるアコースティック・サウンドを堪能できる。
 ただ、このアルバムは、廃盤となっていないはずなので、CDショップで見かけたら購入して聴いてみては?多分、オリンピックの解説のバックで流れていた曲が数曲入っているので、オヤッと思うはず。

2008-04-11

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 Acoustic Alchemy “Red Dust & Spanish Lace”

 このアルバムは昨日紹介したアコースティック・アルケミーというより第二世代のアルケミーのアルバム。このアルバムの方が“Early Alchemy”より先で、1987年にアメリカでデビュー・アルバム"Red Dust and Spanish Lace"として、リリースされている。つまり、アメリカ・デヴューである。メンバーはスティール弦ギターのニック・ウェブとナイロン弦ギターとグレッグ・カーマイケルの二人。
 音の好みはあるだろうが、このレコードのサウンドは、繊細で、細い感じのサウンドがするのは気のせいだろうか。アルケミーらしい心地よいサウンドではあるのだが。
 このアルバムはNAC(ニュー・アダルト・コンテンポラリー)のジャンルとされる。ジャズフュージョンをベースに、スパニッシュ、ブラジル、クラシック、ポップ、ロックそして、イージーリスニングの要素を彼ららしいブレンドで聴かせてくれ、アメリカのFM局でオン・エア率は驚くべき高さだったらしい。
 このアルバムの収録曲は
1. Mr. Chow(ミスター・チャウ)
2. Ricochet(リコシェ)
3. The Stone Circle(ザ・ストーン・サークル)
4. The Rideout(ザ・ライドアウト)
5. Girl With A Red Carnation(ガール・ウィズ・ア・レッド・カーネーション)
6. The Colonel and The Ashes(ザ・コロネアル・アンド・ジ・アッシェズ)
7. One For The Road(ワン・フォー・ザ・ロード)
8. Sarah Victoria(サラ・ヴィクトリア)
9. Red Dust and Spanish Lace(レッド・ダスト・アンド・スパニッシュ・レース)
 この中で、“Sarah Victoria”は、アルバム“Early Alchemyでも演奏されているが、演奏を受け持つナイロン弦ギター奏者は、グレッグ・カーマイケル。この曲と“Early Alchemy”のそれと、聴き比べるのも楽しみだろうが、この曲は、アコースティック・アルケミーの代表曲の存在なのは、間違いない。
 6曲目に演奏される楽曲は、「これ映画の挿入曲」と思われるような、哀愁ただようメロディーは、アルケミーにしては特異で、或る意味では陰りも感じられ、アルケミーの別の顔を見た感じで良いのだ。
 次に、1曲目の“Mr. Chow”は中国人なのだろう。アジア的なサウンド・メイクされている。共演のジョン・パーソンズのギターも聴き処で、ハーモニー厚みが増している。
 9曲目は、スパニッシュ・ギター・ディオが最初に演奏され、ラテン系のムード一杯の曲で好み。中ほどから、アルケミーらしいサウンドとラテンのリズムで、心地よい上に、自然に体が動いてしまうかのように、ノリのよい曲で、聴き終わってスッキリとした気分にさせられた。

本日の勤務に備えて、寝ます。お休みなさい~~~~!!

2008-04-10

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 アコースティック・アルケミー “Early Alchemy”

 このアコースティック・アルケミー(Acoustic Alchemy)はイギリス出身のアコースティック・ギター・デュオで、スティール弦ギターのニック・ウェブとナイロン弦ギターのサイモン・ジェイムスで、1980年に結成されている。その後サイモンがソロ活動を従事するようになり脱退、ウェブはグレッグ・カーマイケル(1953年)を加入させ、ウェブがスティール弦ギターを持ちバッキングを、カーマイケルがナイロン弦ギターを持ちメロディを弾くという形態となる。1998年2月5日にウェブが膵臓ガンで夭折(享年43歳)。同年発表の"Positive Thinking"が彼の遺作となるが、治療中だったためレコーディングには参加できず、作曲など演奏以外での参加となった。
 このアルバム“Early Alchemy”は1992年にリリースされているオリジナル・メンバーのサイモン・ジェイムスと組んでいた初期の曲が収録されている。その前に“Back On The Case”があるが、このアルバムは残念ながら所有していないし、遺作となる“Positive Thinking”も無いのである。私はアコースティック・アルケミーのウェブが参加しているアルバムを7枚所有しているのだから、本来のアコースティック・アルケミーのアルバムの9枚中7枚もっている事になる。だからと言って、ニック・ウェブのファンということではない。偶然に、その時点で、アルケミーのアルバムから卒業し、離れてしまったというのが正解なのだろう。その後も「アコースティック・アルケミー」としてバンド形態をとって、活動は続けてはいるようだ。
 このアルバムの収録曲は
1. Santiago(サンティアゴ)
2. Sarah Victoria(サラ・ヴィクトリア)
3. Last Summer Song(ラスト・サマー・ソング)
4. Slap It Down(スラップ・イット・ダウン)
5. Sira’s Song(シーラズ・ソング)
6. Moonstone(ムーンストーン)
7. Wind It Up(ワインド・イット・アップ)
8. Casino(カジノ)
9. Little Bercheres(リトル・バーチャーズ)
10. Amanecer(アマネサー)
11. Waiting For You(ウェイティング・フォー・ユー)
12. Return Flight(リターン・フライト)
13. Daybreak(デイブレイク)
14. A Dream of Fair Women(ア・ドリーム・オブ・フェアウィメン)
である。
 どの曲を聴いても、新鮮で、瑞々しいアコースィック・サウンドを堪能出来る。このアルバムで、アコースティック・アルケミーを知った訳であるが、このグループを知るキッカケとなったのは、つくば学園都市の営業所に使っていたマンションに備え付けの有線放送。「ギター音楽」を何気なく選択して聴いていて、“Moonstone(ムーンストーン)”が流れてきて、当時は曲名もグループも解からなかったので、有線放送へ問い合わせて、初めてこのグループ名と曲名を知った。これが、このグループとの出会いで、その後も、何曲か有線放送で流れては、曲名を問い合わせていた。どの曲も私にインパクトがあったのだろう。いつの間にか、7枚。そして、私の部下だったY氏と、演奏しようと意気込んでいたが、時間もなくて、実現しなかった。テクニックも無かったのだが・・・(苦笑)

2008-04-09

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 ウィンダム・ヒル Sampler ’86

 レコード会社のA&Mは、メジャーでなくても、良いアーティストは大事にする、大企業にあるまじきポリシーを持っている。このアルバムは1983年8月に、ウィンダム・ヒル・レコードとこのA&Mレコードがディトリビュート契約を交わした後のアルバムである。この翌年に、ウィンダム・ヒルの作品は日本でもリリースされるようになった。
 このCDのような「ウィンダム・ヒル・レコード・サンプラー」と題するオリジナル編集の作品は、’81、’82、’84とこの’86で4枚目のベスト盤となるが、このアルバムだけは、アッカーマン自らプロデュースにあたっているオムニバス盤であるところが他の盤と違っている。意図的なのかどうかは不明なのだが、ウィンダム・ヒルのスター・ミュージシャンは外されていて、新進ミュージシャンをあてている。
 このアルバムの収録曲は
1. Wellcoming/Michael Manring(ウェルカミング/マイケル・マンリング)
2. Devotion/Liz Story(デヴォーション/リズ・ストーリー)
3. Engravings/Ira Stein & Russel Walder(彫刻/アイラ・スタイン&ラッセル・ウォルダー)
4. Dolphins/Mike Marshall & Darol Anger(ドルフィン/マイク・マーシャル&ダロール・アンガー)
5. Gwenlaise/Scott Cossu with Eugene Friesen(グウェンレイズ/スコット・コッス、ユージン・フリーゼン)
6. Another Country/Shadowfax(アナザー・カントリー/シャドウファクス)
7. Hot Beach/Interors(ホット・ビーチ/インテリアズ)
8. New Walts/Malcolm Dalglish(ニュー・ワルツ/マルコム・ダグリッシュ)
9. Marias River Breakdown/Philip Aaberg(アリアス・リヴァー・ブレイクダウン/フィリップ・アーバーク)
10. Pittsburgh.1901/Mark Isham(ピッツバーグ1901/マーク・アイシャム)
11. Near Northern/Darol Anger & Barbara Higbie Quintet(北の辺りに/ダロール・アンガー&バーバラ・ヒグビー・クインテット)
である。前に紹介した“Heart”と同じ、日本のインテリアズのギターの野中英紀とシンセサイザーの日向大介の二人組みの“Hot Beach”が7曲目に入っている。また、同様に、4曲目にマンドリンのマイク・マーシャルとバイオリンのダロール・アンガーの演奏する“Dolphins”も収録されているが、11曲目にバイオリンのダロール・アンガーとバーバラ・ヒグビー・クインテット(マンドリンとギターのマイク・マーシャル、ベースのとっど・フィリップが参加)の“北の辺りに”は、ライブ演奏。アップ・テンポで、ご機嫌で楽しい曲。ヒグビーのピアノにも、ウィンダム・ヒル独自の響きを持たせていて、アンガーのダイナミックでスリリングなバイオリンの演奏が楽しめる作品だ。お勧めは、3曲目の“彫刻”。アイラ・スタインのピアノとラッセル・ウォルダーのオーボエの演奏の駆け引きが美しい。

2008-04-08

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 SANTANA “Supernatural”

 1999年発表のアルバム『Supernatural』と、このアルバムから生まれたヒット曲「Smooth」では、グラミー賞史上最多の9部門を受賞した。数々のヒット曲を持つサンタナだが、意外にもビルボードのHOT 100で1位を獲得したのは「Smooth」が最初である(12週連続1位)。正直いって、サンタナがこのアルバムでグラミー賞を受賞した事を知って、このCDを購入したのだが、当時の私のオーディオ・システムのセッティングで、このCDを評価することが出来なかった。とにかく、ウルサイ。これが、本当にサンタナのCDで、グラミー賞???
 そう思って、アルバムの半分も聴かないで、棚に仕舞い込んで、今まで再び、聴こうとしなかった。これは、真実。それを、私が今ならどうか?と重い腰を上げたのは、このBlogのお陰なのかも知れない。
 聴きなおして何だ?これ同じアルバム?賑やかさは変わらないが、サンタナのギターの音が前に、前に出てくる。以前に聴いた時は、ヴォーカルやパーカッションのリズムに隠れてしまっていたのが、今回は全く違うアルバムを聴いているかの様だった。彼らしい、太いサンタナのギター・サウンドが、ヴォーカルやパーカッションのリズムや、ブラスに負けることなく聴けるバランスになっている。“哀愁のヨーロッパ”で、万人ねらいのポピュラー路線を歩み始めたのかと、彼のアルバムから遠ざかった私だが、再び、このアルバムで、サンタナのギター・プレイに、神業を見出すことが出来る。このレコードは何故この場で紹介するのかは、意味がある。このCDアルバムは、アッカーマンのプロデュースでウィンダム・ヒル・レコーズからリリースされているからに他ならない。
 前置きが長くなったが、このアルバムの収録曲は
1. De Le Yaleo (ヤレオ)
2. Love of My Life(ラブ・オブ・マイ・ライフ)
3. Put Your Lights on(プット・ユア・ライツ・オン)
4. Africa Bamba(アフリカ・バンバ)
5. Smooth(スムーズ)
6. Do You Like The Way(ドゥ・ユー・ライク・ザ・ウェイ)
7. Maria Maria(マリア・マリア)
8. Migra(ミグラ)
9. Corazon Espinado(コラソン・エスピナード)
10. Wishing It Was(ウィッシング・イット・ワズ)
11. El Farol(エル・ファロル)
12. Primavera(プリマベーラ)
13. The Calling(ザ・コーリング)
 このアルバムの各曲で、サンタナのギター・ワークとギター・サウンドを聴けるが、受賞曲の“Smooth(スムーズ)”が、私の好きなサンタナらしいサウンドで纏めていた。この音だよね!とホッとするような曲だ。ラテンのリズムに乗った彼のギタープレイは後半で聴けるのだが、8曲目の“Migra(ミグラ)”は、途中から入ってくるトランペットの、ユニゾンも最高で、デストーション掛けまくりのサンタナの演奏も最高。9曲目は、ラテン・ロックの創始者であるサンタナらしいのギター・サウンドで、懐かしい気持ちにさせられた。凄いアルバムだと思い直す。このアルバムは、バランスが狂ったタンノイでは、絶対聴けないCDなのかも知れない。P.S.9曲目の“El Farol(エル・ファロル)”は、何とも言えないスローな曲で、サンバのリズムをバックに、サンタナが奏でるギターは、メローで“君に捧げるサンバ”を思い出す。

2008-04-07

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 Bill Quist“エリック・サティー ピアノ作品集”

 私がエリック・サティーのピアノ曲に、初めて、触れたのは、TVの連続ドラマだった。
陽が当たる喫茶店の店内をカメラがゆっくりバーンする間、バックに流れるピアノ曲に気がついた。TVの画面を何気なく凝視した。そのTVの隅にエリック・サティーの「ジムノペディNo. 1」と曲名表示を眺めた。こんなクールなピアノ曲があるのか?そんな事を考えた。そこの挿入されたTV映像と、このピアノ曲がお互いを支え合うようにフィットしていた。エリック・サティーのピアノ曲集を買って聴いた。勿論、クラシック畑の演奏家のアルバムだ。何故、このサティーの音楽に惹きつけられたのだろう。私の体内に「3つのグノシェンヌ」と「3つのジムノペティー」には、特に、惹きつけられるものがある。
 そんな理由で、このウィンダム・ヒルのこのアルバムを見つけた時には、飛びついて購入した。それまで、この演奏者のBill Quistのことは全く知らなかった。聴いてみると、やはりプロの演奏家。聴かせ処を知っている。それに、ウィンダム・ヒルの録音技術が、このアルバムCDの質をより高めているのだろう。
 このアルバムの収録曲は、
1. 3 Gymnopedies (1888)
2. 3 Sarabande (1887)
3. 3Ogives N.1 & 2 (1886)
4. Prelude de la Porte Heroque du Ciel (1894)
5. Les Trois Valses Distinguees du Precieux Degoute (1914)
1. Sa Taille : His Figure
2. Son Binocle : His Monocle
3. Ses Jambes : His Legs
6. Avante-Dernieres Pensees (1915)
1. Ldylle (To Debussy)
2. Aubade (To Paul Dukes)
3. Meditation (To Albert Roussel)
7. 3 Gnossienne (1890)
8. 2 Preludes (1893)
9. Le Fils des Etoiles No. 1 & 2 (1892)
1. La Vacation (The Calling)
2. L’Initiation (The Initiation)
10. Noctunes No. 1, 2 & 3 (1919)
 以上。音楽の贅肉を削ぎ落とすと、こんな風に響くのかと再認識する。それは現代にマッチするクールさを持っているし、この音楽を聴きながら、ボーとするのも合うし、何気ないことを考えるにも、最適なCD。サティーはフランス人なのでタイトルも一部仏語です。

2008-04-06

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 George Winston “December”

 “Heart”と順序が逆になってしまったが、このアルバムで、ジョージ・ウィンストン三部作の2枚目の“Winter into Spring”の違和感が一掃された。最初の“Thanksgiving”は、ゆったりとかつ、風景が現れそうな、1作目の“Autumn”の1曲にも似ている曲。その他の曲も、バッハの宗教曲やクラシックの名曲を彼のピアノ・ソロで聴かせてくれた。“Autumn”のような人工的なのだろうが、響きと余韻が全体で、感じられる演奏のアルバムである。特に感銘を受けたのが、6曲目の“Night Part One : Snow”は、外灯の薄明かりに照らされて、雪が舞い降りてくる様子が、彼のピアノの音から感じ取れる。舞いながら、ゆっくりと、そして、外灯の光に照らされて、キラリと光ながら・・・。彼の音での、風景描写は素晴らしかった。9曲目のパッペルバルのカノンは、「アンティ・クア・ケルン」で持っているが、テンポもその弦楽四重奏団よりも、ゆったりとしていて、自分的には、好きな演奏で、ギターのトレモロ的な演奏も気に入った。勿論、トランスの入った状態での再生で、レコードの再生音のイメージは私の頭の中では、リセットした状態なのだが・・・。11曲目の“Some Children See Him(サム・チルドレン・シー・ヒム)”は、右手だけのメロディー演奏で始まる。物静かなメロディーに、左手の演奏がアクセントのように入るが、右手の演奏だけで、充分なのかも知れないと思えるほどの表現力と間の上手さを聞ける。12曲目の“Peace(ピース)”もその延長上の演奏で幕を閉じる。このアルバムでは、この間のとり方の絶妙さを聴けば善いと思わせる。確かに“Winter into Spring”では、この間が彼の“Autumn”と違っていたように感じてならない。それが、違和感として残ったのだろう。
 この“December”の収録曲は
1. Tanksgiving(サンクスギヴィング)
2. Jesus, Jesus, Rest Your Head(ジーザス、レスト・ユア・ヘッド)
3. Joy(ジョイ・・・主よ、人の望みの喜びよ)
4. Prelude(プレリュード)
5. Corol of The bells(キャロル・オブ・ザ・ベルス)
6. Night : Snow(ナイト:スノウ)
7. : Midnight(ナイト:ミッドナイト)
8. : Minstrels(ミンストレル)
9. Variations on The Kanon by Jahann Pachel bel(パッペルバルのカノン)
10. The Holly and The Ive(柊(ひいらぎ)とつた)
11. Some Children See Him(サム・チルドレン・シー・ヒム)
12. Peace(ピース)
 クラシック音楽でも、メロディーが終わった後の余韻と、曲と曲の「間」を聴くと主張する方が存在するのだから、このウインダム・ヒルのアルバムは、そのような聴衆を満足させてくれるレーベルなのかも知れない。このアルバムは、忙しい日々を送っている方々に是非聴いて頂きたいCDアルバムである。

2008-04-05

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 Heart(An Innovation to Windham Hill)Part 2

 昨日に続いて、“Heart”の曲の解説になるが、このアルバムを気に入っていたのだ。実は、このアルバムに日本人が参加していたからである。やはり、私は日本人の一人で、海外のアーチストに混じって、日本人の演奏を聴けることで、満足していた。
 さて、6曲目に“Hot Beach”がその曲である。インテリアズはギターの野中英紀とシンセサイザーの日向大介の二人組みで、コンピュータを駆使して新風を吹き込んでいる。穏やかな曲で、ギターの音も明らかにコンピュータ処理されて、丸くシンセの音に溶け込んでしまっている。曲自体はシンプルなのだが、広がりがある。
 7曲目は、“Western”ウィンダム・ヒル・レーベルきっての印象派ギタリストのアレックス・デ・グラッシの作品。この曲もリバーブを効かせた余韻の残るもので、シンプルだが、味わいのあり飽きがこない。この方は、横須賀生まれで、アッカーマンと従兄弟の間柄になるそうだ。
 8曲目の“Montana Half-Light”は、1986年「上村直己物語」のテーマ曲とサウンド・トラックを手掛け、作曲と演奏をしているフィリップ・アーバークの作品で、単調だが、ゆったりしたテンポの彼のアコースティック・ピアノの演奏は、せせらぎで遊ぶ小鳥を想い浮かべてしまほど、自然を描いた感じで、好きだ。
 9曲目の“Dolphins”は、マンドリンとバイオリンの演奏で、アップテンポで演奏されたかと思うと、一旦、テンポが落ちで、また、元の速さに戻る。明るくさわやかな曲。
 10曲目は、アコースティック・ピアノで、寂しげな哀愁ただようイントロで入り、シンゼサイザーに引き継がれ壮大にスケールに終わると、同時に、11曲目の単調だがインパクトのあるフレーズが演奏される。“Some Children See Him” ジョージ・ウィンストンのアコースティック・ピアノの音。明らかに、聴き覚えのある音色と演奏、かつ余韻の残る音色に、ホッとする一瞬。このアルバムは、この曲で終焉を迎える。このアルバムはアッカーマンで始まり、ウィンストンで終わる。ウィンダム・ヒルの大御所が最初と最後を抑えている。何とも心憎い造りだ。

2008-04-04

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 Heart(An Innovation to Windham Hill)

今回は、この「心」と題するウインダム・ヒルのCDである。
このウインダム・ヒルの持つ特性は、澄み切った音色と押し付けがましいメロディーだろう。それが、人々の心の疲れや心の傷を癒す「心のシェルター」と解説者は称しているが、まさに、それだと私も考える。ウインダム・ヒルの音楽で、余韻を味わいながら、現代社会の規則的なリズムの中に忘れてきている何かをそこに見出せるのである。この音楽を、私は睡眠導入剤代わりに使って、仮眠を摂ったことを思い出す。1曲目が終わる頃には、寝入っているから必然的に、2曲目は夢の中。(笑)、今回、はこのBlogの為に聴き通した。
改めて、このアルバムはこんな構成だったのだと見直す結果となった。
1. Climbing in Geometry(クライミング・イン・ジオメトリー/ウイリアム・アッカーマン))
2. Gwenlaise(グヴェンレイズ/スコット・コッス)
3. Road to Hanna(ハンナへの道/シャドウファックス)
4. Engravings(彫刻/アイラ・スタイン&ラッセル・ウェルダー)
5. Ragamuffin(かわいそうな子供達/マイケル・ヘッジス)
6. Hot Beach(ホット・ビーチ/インテリアズ)
7. Western(ウエスタン/アッレクス・デ・グラッシュ)
8. Montana Half-Light(モンタナ・ハーフ・ライト/フィリップ・アーバーク)
9. Dolphins(ドルフィン/マイク・マーシャル&ダロール・アンガー)
10. When Things Deam(ホエン・シングス・ドリーム/マーク・アイシャム)
11. Some Children See Him(サム・チルドレン・シー・ヒム/ジョージ・ウィンストン)
 1曲目の「Climbing in Geometry」は、アッカーマンのアコーステック・ギター単調なリズムにアコーステック・ピアノとバイオリンがメロディーを重ねて行く。そのメロディーとアッカーマンのアルペジオが見事なほど、調和している。
 2曲目の「Gwenlaise」は、いきなり、チェロが奏でるイントロ。ピアノがそれに代わり演奏を始め、それにチェロが絡むが、チェロが伴奏しているかのような演奏で、あくまでピアノがメインで演奏しているような曲。
 3曲目の「Road to Hanna」は、民族音楽的なリズムにシンセサイザーを含むエレクトリック・アンサンブルで縦笛の美しくも、もの悲しいメロディーが印象的な作品。
 4曲目の「Engravings」は、ピアノとオーボエのディオ。シンプルな楽器の組み合わせだが、ユニークなアンサンブルで、新鮮さがある。
 5曲目の「Ragamuffin」は、マイケル・ヘッジスというギタリストの作品だが、このヘッジスの名前を、私は何かで知っていた。何で知ったのか、記憶が戻ってこないのだが、メロディー演奏中に、アクセントでハーモニックスを使っての演奏は、彼が音楽的テクニックと、その使い方の絶妙さは、才能の証なのだろう。この曲は、その才能とテクニックを聴くだけの価値がある。
長くなるので、この章はPart 1として、Part 2を明日にでも書こう。

2008-04-03

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 George Winston “Winter into Spring”

 昨日の楽器Blogで、レコード盤のジョージ・ウインストンの「Autumn」を取り上げたのを期に、こちらも、ギター一色のCD紹介からウィンダム・ヒルで気分転換しよう。
 風景を叙情詩的に、アコースティック・ピアノで表現しているジョージ・ウインストンの三部作の2枚目のアルバムの“Winter into Spring”であるが、こちらは、“Autumn”ほど感動を与えてくれなかった。

 この“Winter into Spring”の収録曲は、
1. January Stars(一月の星)
2. February Sea(二月の海)
3. Ocean waves(波)
4. Reflection(きらめき)
5. Rain/Dance(レイン)
6. Blossom/Meadow(花/草原)
7. The Venice Dreamer(ベニスの夢
1. Part : One-Introduction
2. Two

 当時、確かに音は綺麗で、ジョージ・ウインストンらしいピアノ・ソロなのだが、何故か賦に落ちないものが違和感としてCDのフォーマットに感じていた。“Autumn”シンドロームなのだろうか?と、CDを先日、私のオーディオ装置にかけてみた。勿論、CDのコンバート・トランス(移送補正するためにP音響が作ったもの)を外して聴いてみた。1曲目、不協和音的なイントロが流れだす。そして、如何にも、オータムのアルバムで感じたジョージ・ウインストンらしいアコースィテック・ピアノが“January Stars”を演奏する。そして、エンディングが、また、不協和音的な演奏。2曲目が聴こえ始める。エクソシストのバックに流れていたような、単調な左手のリズムに、メロディーを重ねて行く右手。それが、少しずつ強く激しくなり、テンポが落ちエンディング。3曲目は、何故か違和感が残る。“Ocean Waves(波)”の表題がついているのだが、連想出来ないのだ。“Autumn”では、表題のL.A.の草原の風や、森を連想できたのだが、この曲で波を連想出来ないのだ。(涙)7曲目の“The Venice Dreamer”で気がついた。右手のテンポが極端に変わるのが、私が受け付けない違和感として残ったのだ。音楽だからテンポは一定なのだが、フォルテやフォルテシモの音が飛んでくる速さが速いためにそう脳が判断してしまうのだ。
 そこで、コンバート・トランスを付けて聴いてみる事にした。先ほどの違和感は、どこに行ってしまったのだろう?音程も低く聴こえ、曲も落ち着いて来た。全く違うのだ。ハーモニーも聴こえて楽曲も、先ほどまで聴こえていた音は、昔聴いていた違和感を感じた音だったが、今、聴いた曲は私の現在の再生音なのだが、落ち着き過ぎている感はあるが、これが本来の音で、アナログに近づいている。こんな聴き方も苦労の後を聴くようで楽しいものである。

2008-04-02

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 Fourplay “Heartfelt”

 ラリー・カールトン参加のニュー・フォープレイのCDアルバムである。
1991年に、結成当時はギタリストは、リー・リトナーだったが、このフォープレイがリリースした全てのアルバムはビルボード誌のコンテンポラリー・ジャズ・チャートの1位を獲得して、JAZZ/Fusion(スムース・ジャズ)のトップ・グループとして君臨してきた。1998年にラリー・カールトンに代わり、出来上がったアルバムがこの「ハートフェルト」で、歴代6作目のアルバムとなった。注目すべきなのは、このアルバムから、今まで彼らが在籍していたワナー・ブラザーズからRCAが新しく設立したJAZZレーベル“ブルーバード”に移籍している。これだけのスーパー・グループだけに、会社の要望が強くなり、新しい事への挑戦が出来なくなってきていたらしい。フォープレイの原点に戻り、「フォープレイ・サウンドとは何か」を考えてこのアルバムが出来ている。
このアルバムの収録曲は
1. Galaxia(ギャラクシア)
2. That’s The Time(ザッツ・ザ・タイム)
3. Break It Out(ブレイク・イット・アウト)
4. Rollin’(ローリン)
5. Let’s Make love(レッツ・メイク・ラブ)
6. Heartfelt(ハートフェルト)
7. Tarry Ho!(ダリ・ホー)
8. Café L’mour(カフェ・モラール)
9. Ju-Ju(ジュ・ジュ)
10. Goin’ Back Home(ゴーイン・バック・ホーム)
11. Karma(カルマ)
12. Making Up(メイキング・アップ)
13. Soft Caress(ソフト・カレス)・・・Bonus Track
である。
 このアルバムでも、ヴォーカル・ナンバーが収録されている。5曲目の“Let’s make love”なのだが、この曲はボビー・ブラウン、ホイットニー・ヒューストン、Boyz II Men、TLC、トニ・ブラクストン、セリーヌ・ディオン、マライア・キャリー、エリック・クラプトン、マドンナ、平井堅などの楽曲のプロデュースで有名なベイビーフェイスとBassのネーザン・イーストの共作で、フォープレイとは、アルバム“4”の「サムワン・トゥ・ラブ」で既に参加していたのだが、タイトルは英語を知っている方ならん???だろう。何とストレートな表現なのだろう?これも、フォープレイの新しいことへの挑戦なのだろうか?R&Bのリズムに、アコースティック・ギターのリズムをバックに歌うネーザンのボーカルも、甘くてなかなか良い仕上がりだ。
 ラリー・カールトンに代わったフォープレイは、違和感なく再出発した。違和感どころか、カールトンの方がシックリと馴染んでいるから、このフォープレイとは不思議なグループだ。「Ju―Ju」、「ゴーイング・バック・ホーム」、「カルマ」、「メイキング・アップ」、「ソフト・カレス」は、カールトン、そのものの演奏で、他の3人が支えている感じが良く分かる。バックのボブ・ジェームスのエレクトリック・ピアノやアコースティックピアノの音色は、ボブ・ジェームスそのもの。イーストのベースのグルーブ感があり、ベースラインは彼ならではで、メロディアス。ハーヴィーのドラムも、新しい感覚で、リズムを叩いている。このアルバムでも、暖かい音を聴く事が出来た。違和感よりも、新鮮なアルバムと申し上げよう。

2008-04-01

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 Fourplay “Elixir”

 このグループは、ボブ・ジェームス(Keyboards)、リー・リトナー(Guitars)、ネーザン・イースト(Bass & Vocal)、ハ-ヴィ・メイスン(Drams)の4人が、1990年のボブ・ジェームスの“グランド・ピアノ・キャニオン”で4人揃ってセッションをし、意気投合してグループを結成し、多忙な日々に追われながらも年に数ヶ月は「フォー・プレイ」として活動している。このグループ名の「Fourplay」は単に「四人組み」の意味だけでなく、「Foreplay」の意味も含んでいるらしい。「Foreplay」の意味は読者の皆さんが英語の辞書を紐解いて下さい。(笑)
 私は、このグループのLDやビデオを4種類所有し、何度も観ている。ある時は、ゲストが、エル・デバージだったり、タック&ベティーだったり、チャカ・カーンだったりしていた。このマーヴィン・ゲイのアフター・ザ・ダンスのカバーでエル・デバージが参加したアルバム名「Fourplay」はビルボード誌のコンテンポラリー・ジャズ・チャートで33週間1位を記録した。「ビトゥイーン・ザ・シーツ」、「エリクシール」と好成績を残し、3枚ともゴールド・ディスクを獲得している。
因みに、この「Elixir」では、フィル・コリンズ、パッティ・オースティン、ピーボ・ブライソンが参加している。
 「エリクシール」の収録曲は、
1. Elixir(エリクシール)
2. Dream Come true(ドリーム・カム・トゥルー)
3. Play Lady Play(プレイ・レディ・プレイ)
4. Why Can’t It Wait Till Morning(ホワイ・キャント・イット・ウェイト・ティル・モーニング
5. Magic Carpet Ride(マッジク・カーペット・ライド)
6. Whisper in My Ear(ウィスパー・イン・マイ・イヤー)
7. Fannie Mae(ファニー・メイ)
8. The Closer I Get to You(クローサー・アイ・ゲット・トゥ・ユー)
9. East 2 West(イースト・2・ウェスト)
10. Licorice(リコライス)
11. In My Corner(イン・マイ・コーナー)
12. Any Time of day(エニー・タイム・オブ・デイ)・・・Bonus Track
 最後に「Elixir」の意味は、「漢方薬・滋養強壮剤」で、リトナーの奥さんの友人の、漢方薬の薬局の主人が、このアルバムの収録中に、スタジオに差し入れた「エリクシール」がアルバムのタイトルになったとか・・・。さらに、4曲目にフィル・コリンズがVocalで参加している。お気に入りの曲は、10曲目の「Licorice」とBonus Trackの「Any Time of day」。どちらも、高価なRoger Sadowskyのエレ・ガットの音色とリトナー演奏と他のプレイヤーの演奏も最高。次は、8曲目は、Patti AustinとPaebo BrysonのVocalでロバータ・フラッグも彼女のアルバムで歌っている「The Closer I Get To You」のバラード。バックで鳴っているリトナーの太いGibson L-5の音色も、グッド。しかし、Vocalはロバータ・フラッグの声量に負けている。ロバータ・フラッグのデュエットの男性歌手は誰だったっけ?その内、出てくるからのんびり待ってくださいな!

2008-03-31

[関東] [東北] [北海道] [甲信越] [北陸] [東海] [関西] [中国] [四国] [九州・沖縄] CD盤 Lee Ritenour & Larry Carlton“Larry & Lee”

 私の持っている「Larry & Lee」は、外盤であり、ブックレットも英文の羅列で、全てを読みこなせない。楽器コレクター的には、使用楽器に注目することに(笑)
ブックレットからの引用

Lee Ritenour plays : Gibson L-5 & 335, Roger Sadowsky classical & classical synthesizer guitar, Ovation steel strings & Roland 303 guitar, Bob Bradshaw racks and Boogie Maveric amp & speakers. Programing by Lee on E-magic, Logic Audio.
Larry Carlton plays : 1963 Fender Strat, 1957 Gibson Les Paul,1968 335, 1951 L-5 & Valley Arts acoustic Guitar. All Larry Carlton overdubs were done on Alesis edats.

この英文を読んで、Lee Ritenourより、Larry Carltonの方が、楽器の持つサウンドを大切にしている気がしてしまう。彼の使用したギターはオールド・モデルでその年代まで表記しているのだから(笑)。収録後の音の処理の問題は、Ritenourは、E-magicプログラミングを使い、Carltonは、Alesis adats上でオバー・ダビング処理をしている。このアルバムは、そのサウンド処理してから、ミックスしているようだ。
 このアルバムには、次の曲が収録されている。
1. Crosstown Kids(クロスタウン・キッズ)
2. Low Steppin’(ロウ・ステッピン)
3. L.A. Undergraound(L.A.アンダーグラウンド)
4. Closed Door Jam(クローズド・ドアー・ジャム)
5. After The Rain(アフター・ザ・レイン)
6. Remembering J.P.(リメンバリング J.P.)
7. Fun In The Dark(ファン・イン・ザ・ダーク)
8. Lots about Nothin’(ロッツ・アバウト・ナッシング)
9. Take That(テイク・ザット)
10. Up and Adam(アップ・アンド・アダム)
11. Reflection of A Guitar Player(リフレクション・オブ・ア・ギター・プレイヤー)
 この二人が、リトナー自身の音楽プロデューサー業が忙しくなったことで、フォー・プレィーを退団したことにより、カールトンにバトンタッチした形にあった。私の中では、カールトンはフュージョンのクロスオーヴァー・シーンで活躍していた。リトナーは、最初は、同じフュージョンのクロスオーヴァー・シーンだったが、後期は、完全にJazz/フュージョン・ギタリストの世界にドップリの感じなのだが?違うのだろうか?
 リリースは1995年。どちらがメインということもなく、全11曲も各5曲ずつに共作が1曲と完全に2人が平等なスタンスで制作にかかわっています。2人のギター演奏に関しても、ある曲は、個性を闘わせるような違う音色でプレイし、ある曲は、どちらがどちらか分からない程、完璧なツインリード風の演奏で、楽しませてくれます。この二人が、このアルバムで演奏している。あたかも、その持てるテクニック披露し、伝授しあっているようなアルバムだ。
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プロフィール

1952年辰年(団塊世代)に生まれ、趣味の写真が仕事。大学時代に映画館の映写技師のアルバイトをきっかけに真空管オーディオの世界に嵌まる。その苦悩と歓びを、身近な仲間達のエピソートをまじえ綴ります。

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