ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル) 米インターネット検索大手グーグルのエリック・シュミット最高経営責任者(CEO)は1日、同業ヤフーのジェリー・ヤンCEOに電話をかけ、マイクロソフトによる446億ドルでの同社買収を阻止するためにあらゆる協力をすると申し出た。関係筋が明らかにした。
グーグルはマイクロソフトにとって最大のライバル。ヤフーは同日、マイクロソフトから買収提案を受けたと発表し、これに対する選択肢を検討しているところ。この日の買収提案発表は、メディア・ハイテク業界を揺るがした。事情に詳しい筋によると、ヤフーの取締役会は同日、電話で協議したものの、今のところ態度を明らかにしていない。また、マイクロソフトに対抗する買収提案が出てくる可能性があるが、今のところ、そうした提案はないという。
グーグル自身がヤフーに買収提案する可能性は低いとみられている。検索エンジンとオンライン広告でのシェアが両社とも大きいため、反トラスト(独占禁止)規制にかかわる懸念があるためだ。だが同筋によると、マイクロソフトを上回る内容での他者からの買収提案において、あるいはヤフーが独立企業であり続けるために、グーグルは何らかの役割を果たすとみられる。グーグルはヤフーと広告受託契約を結ぶ見返りに、現金を支払うか、ヤフーの収入を保証する可能性があるという。ただ、グーグルがこのような契約を結ぶことについても、シリコンバレーのインターネット大手2社間の競争が阻害される恐れがあるとして、反トラスト当局の調査対象になる可能性がある。
グーグルの広報担当者はヤフーについて、またヤフーとの接触について、コメントを避けた。グーグルは3日、ブログへの投稿で「マイクロソフトによるヤフーへの買収提案は、マイクロソフトが過大な影響力を持ちそれを乱用するのではないかという、厄介な問題を引き起こす」と批判した。マイクロソフトはこれに対し、「(マイクロソフトとヤフーの組み合わせは)インターネット検索とオンライン広告の分野で2位の企業が誕生することによって、市場の競争をより活発にする」と反論した。
事情に詳しい筋の1人によると、1日以降、ハイテク、メディア、金融業界の多くの企業がヤフーやそのアドバイザーと、ヤフーへの買収提案に参加する可能性について話し合っているという。だが今のところ、こうした話し合いの中から本格的な対抗買収提案は出てきていないという。
米通信大手AT&T、ニューズ・コーポレーション、メディア大手タイム・ワーナーはいずれも、対抗買収に参加する可能性があると考えられているが、関係筋によると、対抗買収の準備はしていないという。ただ同筋は、「可能性は低いものの、状況が変わる可能性はまだある」としている。
ニューズは、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)を発行しているダウ・ジョーンズの親会社。
[2008年2月4日]
グーグルはマイクロソフトにとって最大のライバル。ヤフーは同日、マイクロソフトから買収提案を受けたと発表し、これに対する選択肢を検討しているところ。この日の買収提案発表は、メディア・ハイテク業界を揺るがした。事情に詳しい筋によると、ヤフーの取締役会は同日、電話で協議したものの、今のところ態度を明らかにしていない。また、マイクロソフトに対抗する買収提案が出てくる可能性があるが、今のところ、そうした提案はないという。
グーグル自身がヤフーに買収提案する可能性は低いとみられている。検索エンジンとオンライン広告でのシェアが両社とも大きいため、反トラスト(独占禁止)規制にかかわる懸念があるためだ。だが同筋によると、マイクロソフトを上回る内容での他者からの買収提案において、あるいはヤフーが独立企業であり続けるために、グーグルは何らかの役割を果たすとみられる。グーグルはヤフーと広告受託契約を結ぶ見返りに、現金を支払うか、ヤフーの収入を保証する可能性があるという。ただ、グーグルがこのような契約を結ぶことについても、シリコンバレーのインターネット大手2社間の競争が阻害される恐れがあるとして、反トラスト当局の調査対象になる可能性がある。
グーグルの広報担当者はヤフーについて、またヤフーとの接触について、コメントを避けた。グーグルは3日、ブログへの投稿で「マイクロソフトによるヤフーへの買収提案は、マイクロソフトが過大な影響力を持ちそれを乱用するのではないかという、厄介な問題を引き起こす」と批判した。マイクロソフトはこれに対し、「(マイクロソフトとヤフーの組み合わせは)インターネット検索とオンライン広告の分野で2位の企業が誕生することによって、市場の競争をより活発にする」と反論した。
事情に詳しい筋の1人によると、1日以降、ハイテク、メディア、金融業界の多くの企業がヤフーやそのアドバイザーと、ヤフーへの買収提案に参加する可能性について話し合っているという。だが今のところ、こうした話し合いの中から本格的な対抗買収提案は出てきていないという。
米通信大手AT&T、ニューズ・コーポレーション、メディア大手タイム・ワーナーはいずれも、対抗買収に参加する可能性があると考えられているが、関係筋によると、対抗買収の準備はしていないという。ただ同筋は、「可能性は低いものの、状況が変わる可能性はまだある」としている。
ニューズは、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)を発行しているダウ・ジョーンズの親会社。
[2008年2月4日]


