[NEWS] フランスの広告大手Publicisとグーグル、デジタル広告分野で協力へ

フランスのPublicisとウェブ検索エンジン大手のGoogleは米国時間1月22日、両社の専門技術を組み合わせて急成長しているデジタル広告市場に進出していくと発表した。

 しかし、両社はまだ詳細については明らかにしようとせず、Googleの技術的なノウハウとPublicisの分析やメディアプランニングの専門知識との交換などで協力していくと述べるにとどまった。

 Googleの会長兼最高経営責任者(CEO)であるEric Schmidt氏とPublicisの会長であるMaurice Levy氏は記者に対して両社は1年以上前から協力していると語った。

 Levy氏は、今回の協力によってPublicisは「インターネットをより有効に活用することによって当社のクライアントのビジネスを成長させ、正しいタイミングで正しいメッセージを発することができるようになる」と述べている。

 このニュースは、世界第4位の広告グループであるPublicisがインターネット広告代理店のDigitasを13億ドルで買収した1年後にもたらされた。

 「当社は市場に対してデジタル広告に真剣に取り組んでいることを訴えている」とLevy氏は言う。

 今回の動きはまた、Google、Yahoo、Microsoftといったインターネットやテクノロジの大手企業が主要なインターネット広告代理店を次々と買収した2007年の買収ブームに続くものでもある。

 Googleとの協力は、Googleなどのインターネットの有力企業をパートナーと見なすLevy氏の考えを反映したものであるが、これは広告業界のその他の幹部らの考えとは異なる。

 「Googleは短期的な友人でも長期的な敵でもない。真のパートナーだ」とLevy氏は述べている。

 Googleがオンライン広告代理店のDoubleClickを買収したとき、英国の広告大手のWPP GroupのトップであるSir Martin Sorrell氏はGoogleを「短期的な友人だが長期的な敵だ」と表現していた。

 Schmidt氏は22日、記者に対して「Googleが広告代理店になることは絶対にない」と述べている。