大阪の薬種商の娘琴女(後に春琴)は幼くして賢く容姿端麗で愛嬌がよく、舞踊・読み書きも他に類を見ないほど早かったが・・・9歳で失明してしまう。
失明を境に彼女は、琴三弦の稽古に励むのであった・・・丁稚修行の佐助を稽古に行く為の手引きとする。
佐助は彼女の不思議な雰囲気に惹かれるようになり、自分も又三味線を始めるようになる。
琴女が20歳の時、師匠が亡くなり「春琴検校」として独立をするも、彼女は何者かに襲われ顔に火傷を負う・・・彼女はその気性ゆえ沢山の人の恨みをかっていたのだ。
彼女は自分の顔が醜くなって、佐助にも見られるのが・・・佐助は自分の目を針で刺し「お師匠様のお変わりになった姿は見えません。見えているのは30年前のお姿だけです」・・・と。
二人は結婚せず師弟の関係を保ちながら、強く結ばれた。
佐助は「自分は失明してからが一番幸せであった」と・・・
「春琴抄」は作者48歳の時発表・・・大きな反響を呼び、何度も映画・舞台化された。
私の記憶では山口百恵・三浦友和主演の映画を思い出す。