東京生まれ。世間を騒がせた金閣寺放火事件を素材に、美・永遠を主題に小説を発表。
≪ 父が僧侶であった為、私も僧侶になると考えていたが、ある日父が京都の金閣寺に連れて行ってくれると言った。
父から折に触れて金閣寺の話を聞かされていた私は、美しい金閣寺を想像していたが、実際には古く黒くちっぽけな建物にすぎなかった。
しかし、日に日に心の中で地上で一番美しいのは、金閣寺だと思うようになった。
父の死後、私は金閣の徒弟になり、金閣寺のそばで暮らすようになったのが、その美しさを最も身近に感じた時である。
だが、戦争・大学・友との仲・友の死・老師からの言葉・・・相反して何があっても金閣寺の気高さを讃えて屹立している姿に、挫折を見たのか・・・
世界が没落・破滅する前に金閣寺を焼かなければ・・・と、マッチを擦った≫
日本の名著より
自衛隊の市ヶ谷駐屯地での割腹自殺は私の記憶にも、鮮明に残っている。
あのバルコニー?での、三島由紀夫・・・病んでいるんでしょうね・・・と思った。
天才は時には凡人では考えもしない事を、悩むのか・・・