なにとなん 何色(なにいろ/なんしょく) 何人(なにじん/なんにん)

2016-08-26




 今日は、「なにとなん」について考えてみましょう。

「そのドレスに使われている色は、何色ですか。」
「その村に住んでいる人は、何人ですか。」

 この文章の「何色」や「何人」は読み方を変えると意味も違ってきます。NHK放送文化研究所では、このように誤解のおそれがある場合は、ひらがなで書くか、別の表現にする工夫をする必要があるとしています。



 それでは、どのようなときに「なに」と読み、どのようなときに「なん」と読むのかを見ていきましょう。

1.Whatの何は「なに」、How manyの何は「なん」
  
       What     How many
  何色  なにいろ    なんしょく
  何人  なにじん    なんにん
  何県  なにけん    なんけん
  何部  なにぶ     なんぶ

  助数詞の疑問形の場合は「なん」となります。ただし、ひとつ、ふたつ、の疑問詞である「いくつ」は例外で何を使いません。

   何個、何本、何匹、何枚、何冊、何セット、何センチ、何リットル、何カラット・・・


  
2.タ行、ダ行、ナ行の前の何は「なん」
  
  タ行  なんちゃって 何て?(なんて) 何と!(なんと) 
  ダ行  何だ(なんだ) 何ですか(なんですか)
  ナ行  何なの(なんなの) 何の(なんの)

  タ行、ダ行、ナ行、助数詞以外は「なに」となります。例外として、何曜日(なんようび)がありますが、これは音便による音変化です。「なんぼ?」とか「なんしようと?」などは、歴史的仮名遣いが方言に残った例です。


 以上のように「何」一つとっても、読み方は「本則」「音便法則」「意味の弁別」「慣用」といくつもの要素があり、どれかが優先されて読み方として定着し、使用されるようになっているのが日本語の面白さなのです。

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