Jul27

近隣で少し大きめの病院を見つけた。宮内庁の泌尿器科医も居られるということで、俊彦も安心して診察に行くことにした。 診察に行くと前回の医院とは違い こんなに泌尿器科に患者さんがいるのかと、驚くほど大勢の人が待合室で待っていた。 4時前には入ったが、2時間以上待たされた。 俊彦も名前を呼ばれ、不安そうに診察室に入っていった。 30分ほどかかっただろうか? 俊彦が診察室から出てきた。 次回はもっと詳しい検査をするようである。 会計を済まし、超音波の検査予約をしたが、10日後まで予約がいっぱいのようである。 帰る車の中で俊彦は 「ほんま下の病気はするもんちがうわ!!お産の分娩台みたいなところに寝かされて、先生も看護婦さんにも見られて!恥ずかしいかった!麻酔のジェルみたいなの塗られて、内視鏡を尿道から入れられるし!!」と俊彦は散々文句を言っていた。 「そう?たいへんやったね~でも・・・先生も男の人やからいいやん! 女の人は産婦人科に行くと、先生も男の人で看護婦さんも沢山居て、診察台に上がるんやで、恥ずかしいなんてものじゃないよ!!」 きっと俊彦は私にそう言われるまで、女の人がお産や診察で、どれだけ恥ずかしく屈辱感を感じているか、考えもしなかっただろう。そう言われると俊彦は黙っていた。

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Jul25

近隣の泌尿器科に診察に行くと、土曜日だからだろうか、数名の患者しか居なかった。俊彦は流行ってそうにない病院だと、不安を隠せない。 緊張と不安な気持ちで、俊彦は診察室に入っていった。私は待合室で座って待っていたが、診察室からかすかに聞こえる声に、神経を注いだ。しかし、何を言っているのか分からなかった。15分程で俊彦は診察室から出てきた。「どうだった?」の私の言葉に俊彦は「今日、内視鏡の検査をしましょう?と言われたが心の準備が出来てないと、月曜日にしてもらった。」=「今日してもらったら良かったのに・・・月曜日まで心配しないといけないわよ!」~「そんなこと言うても痛そうやし、どうもあの先生ちょっと不安や! あんまり流行ってないと言う事は、ヤブ医者なんやで!?」   結局、帰宅してから電話帳やパソコンで病院探しとなった。 その日、パソコンで主人と同じように、血尿で診察に行った人のブログを見つけた。 奥さんに心配を掛けまいと、一人で病気に悩み診察に行ったと言う話だった。 「はぁ~世の中にはこんなご主人もいるんだ~?」とブログを読んでいた。

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Jul23
ある土曜日の朝 トイレに入ってに出てきた俊彦が「血尿が出た!なんでやろう!?」 =「えぇ?血尿がでたの?今までに前兆なかったの?」 「ん~?あったような~薄く色ついてたかも?」 =「とにかく今日は土曜日だから、午前中に診察行かないと!!」 怖がりの俊彦に付いて泌尿器科に診察に行く。 私は車を運転しながら思った・・・私が出産や卵巣の入院手術の時でさえ、俊彦が運転して病院に連れて行ってくれたことは無かった。 「術後の注意点や帰宅後の注意点もあるので、ご主人に来てもらってください。」の医師の言葉にも俊彦は一度も来てくれることは無かった。  その度に適当な言い訳を考えて、医師に告げるのは情けない。しかし、俊彦はそんな私の気持ちなど、全く知らないだろう。 そんな俊彦が子供のように私に頼り、病院にも付き添いである。 とりあえず近くの病院で、診察することになった。

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Jul21
時々こんな質問をどこかで、耳にしたことがある 「あなたは生まれ変わったら、もう一度ご主人と結婚したいですか?」 私は迷わず 「NO!」と答えるだろう・・・(--;)  若くして短期間の付き合いで、結婚した私が悪いのか? 堅苦しくて真面目すぎて、恋愛暦が無く 異性を見る目がなかったのか? とにかく結婚に対して、何も知らなすぎたのは確かである。   このブログを書きつつ、主人の言動を思い出し、26年経った今 やっと気付いたことも多々ある。明け方5時・・・今 私は仕事場でブログを書いている。昨夜8時にマッサージの予約が入り・・・祝日の今日は俊彦も息子達も昼まで寝ている。なので、そのまま泊まったのである。昨日 家を出るまでに、自宅の夕飯を済ませここに来たのだが・・・今の私にとって外泊しても、何も言わない俊彦は都合の良い夫である。(--;)? しかし、それって!? 普通は考えられないことですよね? 私も一人で居ることの方が楽なのである。 俊彦も食事や洗濯、家事さえしてくれれば、それで良いのかもしれない。午前10時に予約のお客様をマッサージし帰宅する。こんな我が家も「ゆがんだ夫婦」なのかもしれない・・・?

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Jul19

今回も歩のことで、俊彦が歩や私と話し合うことも一度もなかった。 俊彦から出た言葉は「ほんま!あいつは三人の中で、少しはマシや思とったけど!なんであんなアホなんや!!」と愚痴ばかりである。 私は仕事で県外に出張し、留守をする歩に代わり家庭裁判所などに、書類を届けるのに走り歩いた。 俊彦はその後の経過を、私にも歩にも一度も聞くことはなかった。 俊彦は問題が起こる度に、そ知らぬ顔である。 めんどうな事には、関わりあいたくないのだろう。 俊彦にとって、家族とは何なのだろうか? 窪塚家という情の無い家族の中で、育ったからだろうか・・・俊彦の言動からは、相変わらず家族への愛情を、感じることは無い。 夫婦とは何なのだろうか・・・最初は分かり合えなくても、歳を重ねるごとに分かり合えるものなのだろうが・・・しかし、私は歳を重ねるごとに、俊彦への信頼がなくなっていく。 熟年離婚の予備軍か?

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Jul14
法律的な事は分からないので、以前知人から聞いていた弁護士を息子に教えた。若い息子の相談に耳を傾け、相談料も受け取らなかったそうだ。知人から親切な弁護士と聞いていたが、本当だった。弁護士を立てると費用が掛かるので、それぐらいなら自分でも手続きできると、親切に教えてくれたそうだ。その後、お金は戻ってくる事は無かった。しかし、この事を通して歩みも成長して欲しいと願っている。

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Jul13
地方に単身赴任の長男 歩 宛てに、保険料等の督促状が度々届く(・・;)週末帰宅してきた歩に尋ねた「最近、督促状がよく届くようになってるけど?どうなってるの?」・・・「実は・・・家も大変そうやから、心配掛けたらあかん思って言わんかったんやけど・・(--;)」と重い口を開いた。友人の紹介で友達数名と、海外投資の話に乗ったらしい。息子は200万程だが、友人は400万もだまされたようだ。友人は朝、夜と働き毎月30万もの返済をしているようだ。息子も食べるのもままならず、貧血で倒れたこともあった様である。しばらくして、曽根崎警察から電話があり、多くの被害者がでているようだ。犯人は捕まったが組がらみで、組織的な犯行のようだ。お金は戻ってこないだろうと言うことである。被害者に説明会があるので、警察まで連絡を下さいとのことだった。

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Jul12
思い出せば・・・痘痕も笑窪と言うが、俊彦が我が家に来て父に結婚を申し込みに来た時のことだ。 父は俊彦にこう尋ねた「俊彦さん、うちの芽衣子を幸せにできるのか・・・?」の問いに俊彦は「・・・わかりません」と答えた。 その言葉を聞いた私はショックだったが・・・正直な人なんだ・・と思ったのである。 父がその時、どうリアクションしたのかハッキリ覚えてないが、今 思えば正直と言うより、無責任だったのかもしれない・・・?  世間知らずの私に、諸事情を知る友人が「君は悩まないといけない時に、悩まなかったんだね!?」と言われ的を衝いている言葉に、傷ついてしまった。(--;) 

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Jul9
姑 妙子が亡くなり、妙子の生前の意志により、絵恋が窪塚家の仏さんを見ることになっている。絵恋はさまざまな仏事においても、勝子が口出しし、全てを仕切り問題が起こる。相変わらず、俊彦は知らん顔である。当然、昔から長男扱いされておらず、全ての事において蚊帳の外だったので・・・その気持ちもわかるのだが・・・私もそんな絵恋に何も出来ないので、毎月の命日には、花束を絵恋宅に届けている。 絵恋は形式だけで、心の無い勝子のお参りに、こう言った「月命日には芽衣子さんが、必ずお母ちゃんに花束届けてくれるのよ!」それを聞いた勝子は「ふ~ん!」と不満げに答え「花なんて造花でいいんよ!すぐ枯れるんやから!!」の一言だ。 私がすることは何もかも、気に入らないらしい。なぜなら、弟 清志の嫁は「勝子お姉さ~ん!お姉さ~ん!」と勝子に似てオバートークだ。それに比べ私は、自分の気持ちに嘘はつけない。おせいじも言わない。そんな私が勝子は気に入らないのだろう。しかし、相手が誠意を持って接してくれるのであれば、私も誠意を持って行動することが出来るのだが・・・?  

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Jul7
数日が過ぎ、お返しが届いたのだろう。早々に勝子からの電話コール。しかし、勝子からだとわかると・・・私の心が凍りつく(--;) 躊躇している間に留守電に・・・一息ついて、聞いてみる。いつもの甲高い声!!「あぁ~芽衣子さん!! ありがと~う! なにかお手軽~な物いただいたみたいで~!!」ときたもんだ。(>~<)?お手軽???って・・・どうゆう意味かな? なんだか今回も引っかかる一言~私の僻みか? 被害妄想か・・・?  どちらにしても、係わり合いたくない勝子なのである。

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Jul6
先日、久ぶりに勝子から「神戸牛のステーキ」が送られてきた。本当なら嬉しい話だが、勝子の贈り物だけは、単純に喜べないのだ。頂くと言うことは、お礼の電話を掛けないといけない・・・そうすると、嫌でも勝子の声を聞かないといけない・・・当然、一つ二つ嫌味な言葉が返ってくるだろう?(><)嫌味を言われる度に、私は傷つき、勝子が嫌いになっていくのである。結局、私は悩んだ末にブランド名が大好きな勝子に「老舗三田屋のギフト」に「お礼」と称して送った。 我が家は、これから勝子とは親戚付き合いする気はないので、ハッキリ断りたいのだが・・・どうしたものか?   

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Jul5
俊彦も窪塚家で、親の都合に振り回され育った。自己中心の親に育てられ、親子の愛情や兄妹の愛情も薄い。そんな俊彦の子供に対する愛情表現は不器用なものである。俊彦が真と共に働くのは、かえって逆効果になったかもしれない。橋下の下で働くことが、俊彦との間にクッションをおくことになり、良かったのかもしれない。そして、真に対する橋下の評価はかなり違う。橋下は俊彦が言う程、真は頼りなくもなく、仕事も真面目にやっていると言う。橋下の息子も一緒に働いている。真も自分で稼いだお金の一部を貯金し、こずかいを少しずつ貯め、今月はパソコンを買っていた。今までは信じられなかったが、パソコン購入時には、俊彦も加わり三人で買い物に出かけた。俊彦も家族と一緒に買い物に出かけることが・・・楽しいのかもしれない。 世間の家族では・・・当たり前のことなのだろうが? 少しずつ親子の関係が歩み寄っている様に思える。

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Jul4
工場内で仕事をするので、安全靴や備品を買いに行く。頑固に反対していたわりには、俊彦も機嫌が良い。真も就職が決まって、嬉しそうだ。一番驚いたのは、会話の無かった真と俊彦が、二人で仕事の話をしている。最初はぎこちないようだったが、二人が並んで会話している。ここ10年近くそんな光景を見たことがなかった。 なによりも、親子の関係が少しでも良くなることが嬉しい。俊彦も真にアドバイス出来る事が、嬉しいようだ。 真も初めて俊彦と話をし、頼れる父として見たのかも知れない。 また、これから互いが工場内で働く姿を見る。真は頼もしい父親の働く姿を見、俊彦は真の意外な面を見れば、二人の親子関係は変わってくるだろうと、私も安堵した。その日から、真は俊彦と同じテーブルで食事をする様になった。当然、私もだが・・・絵恋夫婦には心から有難うと言いたい~感謝~

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Jul3
その頃、絵恋の夫橋下はアルバイトが、急に辞めて困っていた。絵恋を通して、真に働いてくれないかと頼まれたのだ。しかし、俊彦と橋下は職種は違うが、同じ現場に働いていた。俊彦は大反対だ!頼りない自分の息子に、現場をウロウロして欲しくないようだ。橋下は俊彦とは性格が違い、あまり細かいことに拘らないようだ。真を小さい時から知っている…むしろ自分の息子より素直で良い子だと、言ってくれているのだが・・・
私にとって有り難い話である。人とのコミュニケーションが苦手な真を、よそ様に預けるのは心配だが、真の性格や良いところを、知っていてくれる橋下に預けるのだから。しかし、俊彦は首をなかなか振らない頑固者だ。   絵恋も橋下も今回のことで、俊彦が思っていた以上に頑固なのに驚いていた。数時間かけて、橋下や絵恋わたしの説得で、俊彦はしぶしぶではあったが、真が働くことを承諾した。当然、肝心な本人の意思が大切なのだが? 私が真の部屋へ行き、恐る恐る真に事の次第を説明し、働く意思があるかどうか聞いた。真は「えぇで!!」予想外の一言である。真も俊彦の毎日のように言われる愚痴を、聞きたくなかっただろう。

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Jul2
毎日のように真が、働かずに家に居ると文句を言う俊彦に、私は言った「だったら、お父さんが仕事に連れて行ってくれたらどうなん?」・・・「あんな賢くない奴 連れて行けるか!職場の者に何を言われるか分からんやないか!?」・・・「貴方は真が心配やと言うわりには、真の事より人にどう思われるかを心配するんやね!? 確かに人と話すのは苦手だけど、優しいところもあるし、お兄ちゃん達が気が付かないことも気が付いたり、良い所もあるのよ?小さい時に頭が悪いとか、何も出来ないとお父さんが言ったから、自信を持てなくなったのよ!人と違ってても良いやんか?」・・・「とにかく俺は連れていかんぞ!!」の一言だ。真は俊彦を嫌っていたので、特に俊彦の前では話もしないし、笑うこともなかった。そんな真を見て、俊彦の評価は悪い。しかし、俊彦が居ない時は様子は少し違う。繊細な分、相手の気持ちを考えている。私から見れば、よっぽど俊彦より、真の方が普通だと思う。繊細な真と無神経な俊彦との間に入って、私は疲れる毎日である。

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Jul1
そんな中でも息子達は、誰一人として俊彦に反抗したり、口答えすることはない。だから、俊彦の方も子供達に、手を上げることは一度もなかった。俊彦は父親としての自覚がなかった。仕事を定時に終えても、パチンコ店に行き帰宅するのは、毎日10時半だ。日曜日はゴルフや釣り、パチンコや競馬と出かけ、子供達との親子のコミュ二ケーションなど、ほとんど無かった。夏休みや冬休みの年に数回だけ、家族旅行に出かけるぐらいである。俊彦は仕事をすることが、夫 父親としての勤めだと思っているのだ。 もちろん、世の中には仕事に行かず、困っている家族もいるが・・・真面目に仕事をしてくれることには、感謝している。しかし、それで父親の役目を果たしているのだろうか・・・? 私は俊彦の父親としての言動に不満はあったものの、子供達には、いつもこう言って聞かせていた。「お父さんは私達家族の為に働いているんだから、お父さんに反抗したり、口答えしたら駄目よ!」息子達は「でも、お母さんも働いているやん!?」・・・「お母さんの稼ぎは、あなた達のおやつ代にしかならないのよ。あなた達が不自由なく暮らせているのは、お父さんが働いてくれてるからなのよ。だから、いつも感謝しないとだめなのよ!」 なので、子供達は俊彦がどんな言動に出ても、口答えしない。しかし、本当にそれで良かったのか? 私自身も妻として、耐えることだけを努力したが・・・喧嘩したり、言い合ったりすることで互いのコミュ二ケーションが、もっと持てたのかもしれないと・・少し後悔している。

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Jul1
そんな我が家の大きなダイニングテーブルは、数年前から俊彦だけが、一人で食事をする場所となっている。なぜなら、俊彦は食事中に子供達其々に、愚痴を言うからである。「お父さん!食事中にそんな話やめたら?」・・「今 言わんないつ言うんや!!お前は子供の将来が心配ちがうのか!?」 テレビを見ていて、よそ様の立派な息子さんの話が流れることがあれば・・「うちの息子達とはえらい違いやな!!」 私の我慢も限界・・・「お父さん!!誰の子供なん?自分の子供でしょ!?なんでそんな言い方できるの?」そんな事になるので、子供達が寄り付かなくなった。最近では私も家出以降・・・主人と一緒に食事することはなくなった。

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