絵恋から連絡があり、勝子の嫁ぎ先の舅が入院したようである。絵恋によればお見舞いの催促があったようだ。勝子の言い分は自分の顔を立てて、窪塚家の兄妹から、お見舞い金を包んで持って来るようにということのようだ。勝子は嫁ぎ先には弱みを見せたく無いのである。勝子は窪塚家だけでなく、嫁ぎ先でもお金にものを言わせ、全てを仕切っているようだ。しばらくして、舅が亡くなり勝子は絵恋に手伝いに来るよう伝えた。しかし、そこで絵恋が感じたことは、勝子が嫁ぎ先の親族全員から、嫌われていることである。親族は手伝いに来ている絵恋にさえ挨拶することも、感謝の言葉を掛けることはなかったという。嫌いな嫁勝子の妹だということなのだろう。勝子の見舞金催促の話しを聞いた俊彦は怒りを覚えた。次男が入院した時に、電話も病院にも見舞いに来なかった勝子からの見舞いの催促だからだ。勝子の自分勝手な言い分に俊彦はあきれた。都合の良い時だけの兄弟付き合いなのだ。
