日曜日に、両国の江戸東京博物館に行ってきました。
博物館は、大江戸線の両国駅が近いのですが、ここからはちょっと路線的に行きにくい感じです。それでJRの新日本橋から錦糸町まで行き、そこから総武線乗り換えで引き返すようにJRの両国駅まで行きました。
両国と言えば、お相撲のイメージです。ホームに着いたら、すぐ国技館が見えました。 でも目的の江戸東京博物館は、想像以上に大きかったです。
おうぎし らんていのじょ
見に行ったのは、王羲之 の 蘭亭序 でした。
書をやったことのある人は、一度は見たことがあると思います。
この書について書くと長くなります。物語までありますから。
とにかく唐の太宗がこれを自分の墓に持って入ったものですから、真筆は現存しないのですが、たくさん臨書された中から八柱第三本が展示されていました。榊莫山さんに言わせると、「蘭亭序の中で一番いいものがやってくる。」ということです。
長い行列を待って、作品の前を通り過ぎたのは1分あったかな?
初めて、見ました。思ったより小さなものでした。幅は30センチあったかな?
今まで本で見てきたものは、だいぶ拡大されたものだったことがわかりました。
たくさんの雅印が押されていました。「これを見ました」の意味で、後世の皇帝や書家が押したものでした。
前半は、何を書いてあるのかは知っていましたが、後半の内容は初めて知りました。人生について、生死について、王羲之自身もそうだった様に、先達の作品に対する後世の人の思い・・・などが書かれていたのです。
うかつに、変な作品は残せないなと思いました。その一方で、自分の人生で20代、30代、40代、50代・・・と、「 その時でないと書けない書 」があるのも事実で、100%満足な作品は書けないまでも、そのときの自分の歴史と思って、残せるものがあれば良いかと思っています。
蘭亭序も、王羲之がほろ酔いで書いたのですが、後でいくら書き直しても、それ以上のものは出来なかった と言うことですから、おおらかに、大胆に、そして自分の場合は「楽しく」書いていけたらなと思います。 今日はちょっと真面目過ぎたかな? 色々なことを感じさせてくれた 書の名宝展でした。