2008-06-22

[東北] 多重人格・シビルの記録より

机にもどろう。勉強をしよう。シビルは現実にしがみつこうとした。しかし、そうしながらも彼女は例の謎、あのおそるべきものが自分をまた襲ったことをさとった。気づかないうちになにかが起るということや、前にあったことすべてがじれったいほど思い出せないまま〝ここは自分が入ってきた場所だ〟という感じをたびたび抱くということが彼女の人生の現実であった。