2008-03-26

[東北] 多重人格・シビルの記録より

かけなかった電話のことをきく前は、シビルは意識的にウイルバー博士のことをかんがえないようにしていた。しかし、いまは再びドクターのことが大きく浮かび上がってきて、シビルは突然、希望が湧き上がるのをおぼえた。完全によくなるのだ、ウリルバー博士といっしょに捨ててきた場所に戻るのだという輝かしい夢が彼女によみがえった。ただし、こんどこそは、悪魔の干渉を許すわけにはいかない。その夢は、シビルが完全に自分で、自分の治療費が払えるようになるまで実現を延期しなければならなかった。