2008-02-23

[東北] 多重人格・シビルの記録より

彼女は長身で話しぶりのおだやかなホール博士が好きだった。そして彼を好きな理由は、自分を頭のいいおとなとして扱ってくれるてんだということもわかっていた。しかし、その判断も確信のもてるものではなかった。22歳なのだから、おとなとして扱われても当然であった。標準知能テストでIQ170というのは、頭のいい人間として扱われる権利があってしかるべきであった。しかし、彼女は母親といっしょにいるときはもちろん、父親といっしょのときでさえ、自分が頭のいいおとなだとおもったことは一度だってなかった。