2008-09-04

[東北] 多重人格・シビルの記録より

「だれだかよくわかっているじゃないか」と母親は答えた。そんな名前をきいたこともなかったシビルは、そのことをあまり大きく考えるのがおそろしかった。彼女はただ、この謎めいた日に彼女をとりまいているわけのわからない出来事の具体的なシンボル、なに1つみおぼえのない着物のはいっている驚くべき衣装棚のなかをじっと見つめていた。