2008-08-15

[東北] 多重人格・シビルの記録より

コートを着て、たむをかぶり、格子じまのスカーフを着けた。階段を降り、黙って動かないでいる人たちのそばを通って歩道に出た。「こっちの車に乗るんだよ、シビル」と牧師が言った。車のなかには彼女の叔父とその妻、彼女のきらいなもう一人のハッチーがいた。叔父と父親はそっくりだったので、牧師は彼女を〝ちがう〟パパの車に乗せたのだった。彼女はがっかりした。