2008-07-04

[東北] 多重人格・シビルの記録より

晴れ晴れとしたその目は、つぎつぎと口にされた恐怖のために、大きく見開かれていた。ドーセット家の一員でなかったビッキーが、その肉体をドーセット家の一員であったシビルに返したのだ。自分が寝椅子の上でドクターのすふそばに座っているのに気づいておどろいたシビルは、不意にその場を離れた。「どうしたのかしら」と彼女は言った。