それでもシビルの内部ではまだ、ホール博士の診療室で感じたものと同じ相対立する気持ちが揺れ動いていた。とうとう自分の神経症をなんとかできるのだという安堵感と、自分の病気は独特な不治の病だからどうにもできないのではないかという恐怖感が。ウイルバー博士は、シビルがこうした矛盾した気持ちをごまかそうとして、学校にいるときにひどく神経がいらだってあんまりふらふらするので何度も教室をでなければならなかった、と言ったことをおしゃべりするのを辛抱強くきいていた。
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