四季を通じ、人々の手に守られてきた果物の木は成長し、実を結び、そして永い歳を経て、いつしかその役目を終える時を迎えます。
ある農家の人が、大切な果樹を切り倒す時に、こう嘆いていました。「この木は、山形でも最初の頃植えた木で、35年も経つんだ。いっぱい頑張って稼いでくれて、35年間の色々な思いが一杯あるのよ。もう手が回らないから切り倒して捨てるけど、本当に切ないのよ。」木の成長と共にたくさんの想いもあったのです。
この思いを受け継いだ私達は、収穫の役目を終え、ただ朽ち果てるだけの果物の木の命をもう一度「くだものうつわ」として形にしました。
何十年と美味しい果物を届けてきた果樹がこれから「くだものうつわ」として皆さんの身の回りで、新たにいきていくことができるようになりました。
この「くだものうつわ」から果物の美味しさ、山形の四季の風と光を感じてもらえれば幸いです。
