
2週間前の妙高登山ですっかり調子ずき、北信五岳の一つの黒姫山(2,053m)別名 信濃富士 の登山を密かに決めた。日本の二百名山の一つにも数えられ、信仰の対象とされてきた、黒姫と言うお姫様の秘話伝説(黒姫伝説)があり、黒姫山と言う名前に由来している。複式火山の黒姫山は中央に位置する御巣鷹山(小黒姫)<2,046m>の外輪山の一角に黒姫山の山頂がある。外輪山を下った小黒姫の間に火口原が広がり伝説の峰の大池や七つ池がある、本来であれば小黒姫山の方に登るんだろうが外輪山の方が僅か7メーター高いためにこちらに登るんだろう、、、、登山ルートは幾つかあるが、今回は黒姫高原のコスモスも見たかった為、躊躇せず黒姫高原からの小泉登山道のコースを選んだ、、、、、
コンビニでオニギリ、お茶などを買い込み高速道で信濃、野尻湖インターを降りて黒姫高原へ7時に到着、コスモスプラザなどの広い駐車はあるが有料の黒姫高原の駐車場だ、ここに止めても解らないと言えば解らないが、そこは紳士なhamさん、近くの町営の無料駐車場まで戻り準備完了、、、、さーて、行くか、、、!

コスモス園の中の登山道を登り始めた、ここは冬はスキー場になりゲレンデだ、足場は良いが結構な登りが続く、20分ほどで望湖台(写真)に到着、名前の通り野尻湖が眼下に望める、天気は良いんだが視界はイマイチだな、、5分ほど休み又ゲレンデを登り始めてしばらく、、、内心、 失敗したな、素人の俺が一人で登山家気取りで来るんじゃなかったな、、、まだ登り始めたばっかりだぜ、、あー、苦しい、、! 25分ほどで上級者用のリフト乗り場に着いた、ここで5分ほど休憩、しかーしだ! 本当の登山はこれからだぜ、先が思いやられるね、、、

リフト乗り場を出て木立の中を1時間5分で姫見台(写真)に着いた、出発して休憩を含めて2時間5分だ、ここまでは色々と調べた資料からすると順調に来ている、、むしろちょっと早いペースだネ、、、ここで10分間の休憩だ、大体の目安としてほぼ中間地点くらいか、、出発すると岩がゴロゴロしたり足場の悪い登山道に変わった、25分ほどで越見尾根に到着、ただ案内標識があるだけだが、ここで休憩していると同年輩と思われる男の登山者が一人、私に追いついて来た、水戸市から来られたとの事、 いやー、ひどい道ですネ、、顔を歪めておられた、、私よりも健脚のようだ、先に道を譲り、とぼとぼと歩き始めたが登山道は益々ひどくなってきた、大きな岩がゴロゴロ、岩から岩へと移ったり、大きな木の根っこが地面から無数に顔を出している、歩き難い事、半端じゃない、、 おい、山さんよ、あまり年寄りをいじめるなや、、、 すると この程度で音をあげるようじゃ未だ修行が足らんわ、山をなめたらいかんぜよ、、! はい、スミマセン、、、 そのうちに右足の弁慶の泣き所、を岩にぶつけた、、、飛び上がる痛さ、、歯を食いしばって歩き始めて、越見尾根を出て50分ほどで黒姫乗越えに着いた、ここは又火口原の七つ池方面の分岐でも有る、帰りは頂上から峰の大池、七つ池、経由でこちらで合流する予定にしているが、頂上に着いてから決めよう、、、、5分ほど休み頂上に向かって最後の力を振り絞って歩いていると右側の下の方に木立の間から七つ池などが見えてきた、もう少しだな、、、表登山道との分岐点に着いた、、、よしよし、、! 10分ほど歩くと急に前方が開けてきた、、、、

スタートして4時間55分、12:15 遂に黒姫山(2,053m)の頂上に立った、私を追い抜いて行った同年輩の男性が昼食を食べている、私よりも20分位早く着いたそうだ、、、、コンビニで買ってきたオニギリを口に、美味しい事、下界で食べるのとまた違って格別に美味い、、、一人の若い男が反対方向から登って来た、暫くで50代と思われる男二人も反対の方向から登って来た、頂上に5人が揃った、、ちょっと視界が悪く妙高、火打、アルプス、などは残念だが望めなかったが今の時期は仕方があるまい、晴れているだけで有難い、、、、帰りはやっぱり折角だ、火口原に降りて峰の大池、七つ池、を通り帰る事にした。だいぶ日も短くなったし一人で初めてのコース、35分間休み12:50 頂上を後にした。

頂上を反対方向に下り暫くで同年代のご夫婦と思われる二人ずれとすれ違い10分で火口原、と新道登山道との分岐だ、ここで火口原方面に下り30分で峰の大池と七つ池の分岐点に着いた。ちょっと左に折れてクロサンショウウオが住む峰の大池(写真)へ、なんとも神秘的な池だネ、、、、

分岐点を右に進むと直ぐに火口原に七つ池がある、まるで日本庭園でも思わせる光景だ、、 (写真) 暫く10センチほどの笹の群れの中に立ち光景に見惚れた、、こんな山の中にこの様な光景が信じられない、 やっぱり来て良かった、、、、、 疲れもいっぺんに吹き飛んだ。前には小黒姫、後ろには今登って来た黒姫山と、、木々によっては少し紅葉が始まって来ているようだ、10月の初旬頃もう一度来てみたいもんだネ、、、でも火打山にも行きたいし、、山の秋は短い、来年かー、、、、。

七つ池、周りの景色を堪能しながら、お庭のようなところを暫く歩くと木々が生い茂る平地に変わった、この辺り登山道はたくさんの赤いテープでマーキングされていて道に迷う事はないだろう、、 感謝だ、! 七つ池を出て20分ほどで しらびそ平(写真)に出た、ここで5分間の休憩、ここから来る時の黒姫乗越えの分岐点までは登りだ、しかーしだ! 15分位で着いた、ここで5分間の休憩、ここからが往路、なんぎしたところだ、足場が悪いので下りは特に気を付けないとナー、、、恐らくこのルートはウイークデイの今日は下って来る人はいないだろう、、、、 越見尾根、姫見台、と通り16:15 望湖台に着いた、下りは息こそあまり切れないが、結構足に堪える、丁度20人くらいの観光客がリフトで登って来て又リフトで降りるようだ、俺もここから下までリフトで降りるかな、、、、根性なし虫が俺を誘惑している、、 いやッ、せっかくここまで頑張ったんだ、あと少し頑張ろう、、、

とぼとぼと足を引きずりながらゲレンデを下り途中、コスモス園を眺めながら 16:45 無事駐車場に到着した。頂上を出発して3時間55分、、登りよりも丁度1時間早かった、、、、この次は種池、古池、と通る古池登山口から新道コースを登ってみたいと思うが、、 しかし、こりない男だネ、、、
黒姫伝説
室町時代後期、信濃の国に高梨政盛という城主が勢力を誇っていた。この高梨政盛に黒姫という美しい娘がいた。ある日、殿様は黒姫をともなってお花見に出かけた。 その花見の宴の最中、黒姫の前に、一匹の白い蛇が現われた。 宴の楽しさにつられて出てきたのだろう、と殿様は上機嫌で、「姫、あの蛇にも、酒盃をあげてやりなさい」と娘に勧めた。姫は蛇を怖がらずに、酒盃を白蛇の前に差し出した。蛇は嬉しそうにそれを飲み干すと、去っていったと言う。
その後、この殿様のところに、一人の立派な姿の若者が訪れた。「私は、あのお花見の宴の時、黒姫からお酒をいただいた者です」殿様は彼の話に驚いた。若者は、自分は、志賀の大沼池に棲む龍だというのである。白蛇に化けて散策していたところへ、花見に来ていた殿様一行と出くわし、酒を飲ませてくれた黒姫の姿が忘れられないと言うのだ。「姫をさらうのはたやすいことですが、それでは道理に反するので、こうして伺いに参りました。黒姫をぜひ妻に貰いたいのです」勿論殿様は断わった。人でない者に、大事な娘を渡せなかった。しかし、この龍はその後も、毎日毎日、殿様のもとを訪れた。屋敷を厳重に警備しても無駄だった、龍は必ず殿様の前に現われた。そして、龍の熱心な姿に、いつしか黒姫は龍に心をひかれるようになった。
殿様は家臣と相談し、龍に策をかけた。罠にまんまと陥った彼は、殿様たちから、殺されそうになる。「礼をつくした返答がこれか!」龍は激怒し、本性を現わすと、たちまち天にかけのぼった、とたんに、大嵐がおこり、あちこちで洪水がおこり、あたり一面地獄のような光景と化した。黒姫はこれを見て、 「龍よ、私はあなたのところへ行きましょう、だから嵐をしずめておくれ」 たちまち龍が下りてきて、黒姫を乗せると再び天にかけのぼった。龍は妙高と戸隠の間の山に降りたち、山頂の池で黒姫と暮らすようになった。以後、姫嶽山と呼ばれていたその山を「黒姫山」と呼ぶようになったという。 この様に黒姫山には幾つかの黒姫伝説が伝わっている。
黒姫登山のスライドショーは = こちら =