2010-03-07

[古い航海日誌  日豊丸] さらばじゃ、、日豊丸

旧笠戸ドックでの無線局の定期検査も無事終り私の交替の通信士も偶然にも4年後輩のT君が乗船してきた。引き継ぎを済ませて夜は2人で下松駅近くの居酒屋で久し振りに一杯やった、数年振りの再会だ、色々と話は尽きない、近くのスナックにも寄り日豊丸での最後の夜は盛り上がった、結局ドックハウスに戻ったのは午前様だ、、、、、、
6月29日、私の本船での任務は終わった、翌朝はゆっくりと寝て、ドックハウスの食堂で日豊丸最後の昼食を済ませ、乗組員に下船の挨拶、、、タクシーで駅に向かった。思えば丁度1年前の6月28日、佐賀関で本船、日豊丸/JCFH 25,391重量トン(写真)に乗船以来1年が過ぎた、、、、、下船後3か月ほど休暇がある、この次は、なに丸に乗船になるかなー、、 夜には妻の待つ大阪、阿倍野のアパートに戻った。

  
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2010-03-02

[古い航海日誌  日豊丸] ドック入渠中、、無線局検査

航海中、海に浮かんだ船の姿はスマートで魅力的だが、ドックのドライドックに入るとちょっとぶさいくな姿になる(写真)、1年間の垢を落とし化粧直しが行われる。夕方、仕事が終わるとドックのクラブハウスで寝泊まりだ、1年振りの畳の上での生活だが、夜寝る時に全くエンジンの振動もなくエンジン音もしない、初めのうちはちょっと物足りなさを感じるから不思議だ、、、、、、、



我が無線部も今回ドックで無線局の定期検査がある、業者が来て一緒に検査に備えて色々と機器の調整、整備を行う、又普段、航海中は出来ない空中線(アンテナ)の整備、船の一番高いコンパスデッキからレーダーマストに登り更に横に突き出たところに付いているVHFのアンテナ等の点検、ドライドックの下までは恐らく40-50メーターは有るだろう、下を見ると足がすくむ、、、5日目、無線局の検査の日だ、旧郵政省中国電波監理局から検査官2人(技官、事務官)が来船だ、、技官が検査に立ち会い検査する、その間、事務官が色々と法定備品のチェック、従事者免許証のチェック、、など、、大体今までの経験からすると、この事務官が色々とケチをつけてうるさい事を言うんだ、、今回も無事に大した指摘もなく検査に合格した、事務官が検査簿に合格の判を押しサインする。やれやれだ、検査官の帰り際、準備してあったスコッチウイスキーを2人に渡そうとすると、、いやいや、それは困ります、、とか何とか言って口では断るんだが、しっかりと手で受け取っている、、、さーすがー!

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2010-02-23

[古い航海日誌  日豊丸] 笠戸ドックへ入渠、、

佐賀関でのニッケル鉱の荷役が終了した。周防灘に面した山口県下松市の笠戸島に有る笠戸船渠(写真)に入渠する為(現在は新笠戸ドック)、笠戸島に向かった、数時間で笠戸島沖に到着、すぐにタグボートが来てドライドックに入り海水が抜かれて本船は完全に台座の上に坐った感じだ、いたるところペンキが剝げ藻が付着して1年間、荒波にもまれてきた姿だ、私もこの1年間、本船と共に生きてきた、、有難う日豊丸、ご苦労さんだったなー! そっと声をかけた、、、ここドックで約8日間、各部の修理、点検、検査、等が行われる、今日から寝泊まりはドックの倶楽部ハウスだ、、
ここドックでも数名の乗組員が交替する、その為の雇い入れ、雇い止め、の公認手続きで海運局へ行ったり、又無線局の定期検査がある為、機器の調整等、メーカーの技術屋が来船している為の対応等、結構忙しいんだ、、、


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2010-02-19

[古い航海日誌  日豊丸] 佐賀関入港、、

ぼーッ、と言う汽笛の音で目が覚めた、カーテンを開けてポールド(窓)を覗くと本船の前方に大きなタンカーが見える、本船が針路を右に向ける、と言う合図だ、、本船の左舷を通過して行った、ファンネル(煙突)を見ると以前に短い期間であったが在籍した事のある会社の社船だ、恐らく岩国か徳山から中近東のペルシャ湾に向かうのだろう、、間もなく 水の子灯台が見えてきた、日豊丸で眺めるのはこれが最後になるだろう、、右舷に四国の島影、左舷に九州の島影を眺めながら豊後水道を進み、見えてきました、佐賀関の2本の煙突(写真)1カ月振りだ、タグボートが本船に着きいつものように佐賀関精錬所の専用岸壁に着岸した。
        
1年も乗船していると本船の主のようなもんだ、しかーしだ私よりも更に1航海前に乗船したのがいる、もうちょっと乗船したいんだが組合との協定で今航、社命休暇下船との事、でぶつぶつ言っていた、、、、、。
夜佐賀関の町に出ていつも行くスナックに出かけた、この店はよく本船の乗組員が寄るんだ、案の定本船のボーイがカウンターの中に入り手伝っている、他にお客さんが2人、、おー、あんた良く似合うわ、船を降りてこの店で働いたらどうだ!、、、、ママさん、彼に良い彼女を紹介してやってくださいよ、するとママさん、 あら、次席さん知らなかったの、、○○ちゃん、もうこの町に彼女いるんだわ、、 何、ガクッ、、、、!  船が入ったんでもうじき彼女お店に遊びに来ると思います、、良い恥をかいたね、間もなく彼女がやって来た、美容院に努めているとの事、、なかなかの美人で活発な女性だ、休暇下船、と言う事もあり、気が緩んだのか久々に酔っ払ったネ、、結局、午前様、2人を残して一人寂しく船に戻った。

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2010-02-12

[古い航海日誌  日豊丸] 来ました、交替電報、休暇下船決定、、

台風も無事回避して佐賀関向け全速にて航行中だ、四国沖から奄美諸島にかけて梅雨前線が停滞しているがいつもの事、多少時化ている程度だろう、、、、、、
次席さん、未だ交替電報来ませんか? 大体赤道を通過して2-3日位で乗組員の交替の電報が来るんだ、、今航、下船予定の乗組員は知らせを待っている、、佐賀関で荷役終了後、山口県下松市の笠戸ドッグに入る為30名近い乗組員の三分の一は交替する予定だ、、午後の当直、、銚子無線局/JCSの一括呼び出しで本船が呼ばれた、、んッ、きたな! 無線局と交信するとやっぱり交替電報だ、、私は今航、ドッグで無線局の定期検査がある為ドッグで下船となった。よーし、ぼつぼつ下船の準備を始めるか!

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2010-02-06

[古い航海日誌  日豊丸] 赤道通過、、台風に遭遇、、

トンツータでのニッケル鉱の積み込みも終わりすぐに出港だ、既にクリアランス(出港許可証)も入手済みだ、、沖合に停泊の為タブボートも必要なし、アンカー(錨)がガラガラ音をたてて巻き上がる、ちょっとした衝撃とともにエンジンが動き始めた、、静かに船首部分が沖合のリーフ(サンゴ礁)のパッセージ(サンゴ礁の切れ目)へ向き、動き始めて40分くらいで外洋へ出た、、いよいよ針路を日本にとり、フルアヘッド(全速前進)だ。
1年間お世話になった本船もいよいよ最後の航海、残り復航だけに成った、南半球は今は冬、ニューカレドニア西岸航行中は少し白波が発っているが、 (写真)3万重量トン近い本船はたまに少し揺れる程度、いつもの通り珊瑚海、ソロモン諸島沖を順調に進み4日目赤道を通過した。
しかーしだ本船の航路上にあった熱帯低気圧が発達して台風に成った。まだ小さい台風だがこの海域では急速に発達する事がある、 ついてねー、!無線室で天気図を見ていたキャプテンが、よし、少し東にコースを変えよう、天気図を手にブリッジに上がって行った。この海域では台風はほとんど西に進む、、白波が立ち、少しうねりがあるが無事台風が過ぎた、航路から東に外れた為、水平線上に南硫黄島を見る事が出来た、火山噴火で出来た岩だけの無人島だが、海抜916メーターある、(写真は以前、日正丸乗船時)この海域はよく海底火山の噴火が確認されている、

総トン
船体や甲板上の構造物(居住区等)の容積を国際法により特殊な計算方法で計算して得られたトン数で、客船などに多く用いられ、一般的には船は総トン数で船の大きさを表す事が多い。
他にも総トン数から航行に必要な部分の容積を除いた、貨物や旅客のためだけに使われる部分の容積を表す純トン数がある。船にかかる税金や手数料は純トン数を元に計算される。

重量トン
載荷重量トン、満載喫水線の限度まで貨物を積んだ時の排水量から空船時の排水量を差し引いた数値のトン数で、貨物船では一般にこの重量トンが用いられる事が多い、載荷重量1万トンの船といえば、1万トンの荷物が積める船と行く事。

排水トン
排水量トン、船の水中部分の容積をその排除した分の水の重さで示すもので、実質的に船の重量そのものを表します。主に軍用艦船に用いられる事が多い。

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2010-01-29

[古い航海日誌  日豊丸] ニューカレドニア、トンツータ停泊、

ヌーメアの少し北に位置するトンツータの沖合にアンカーを降ろした、ここトンツータはニューカレドニアの国際空港があるところだ、日本の四国程の大きさの島、輸出の90パーセントがニッケル鉱と言われている。日本のニッケル鉱の輸入量は年間400万トン、その50パーセントがここニューカレドニアから輸入されている、当時当社は2隻のニッケル鉱専用船がニューカレドニア航路に就航していた、他にチャーター船も含めると当時のニューカレドニアからのニッケル鉱輸送の3分の1くらいは当社が係わっていたような気がする。森村 桂さんの「天国に一番近い島」で一躍有名になった。
入港2日目、上陸して来よう、と言う事で、親父さん(コックさん)ボーイさん、など数人でニッケル鉱を陸から運んでくるハシケに乗って上陸した、、、。
ここトンツータの海岸は綺麗だ、干満の差が大きく、干潮になると遥か沖合のサンゴ礁近くまで潮が引く、海岸ではニュージーランドから来たと言う家族がキャンプをしていた。潮が引いた海岸を沖合まで貝拾いだ、たまに魚がピチピチ跳ねている、これもついでに頂いてくる、途中、砂に半分沈んでいる貝殻を発見、持ち帰った、調べてみるとどうも、マンボウ貝(万宝貝)と言い縁起の良い貝らしい、、我が家の玄関の下駄箱の上で装飾品として飾ってある(写真)ニューカレドニア航路唯一の遺品だ、親父さん、この貝食べられますかね、、? 尋ねると、以前もそうだが、そんな事解るわけないですよ、食べてみれば解りますよ! と言う返事、食べてからでは遅い貝もあるらしい、、拾った貝と捕まえた、と言うより拾った魚を海岸で焼いて持ってきた缶ビールで、 乾杯だ!  綺麗な景色を眺め、心地よい潮風に吹かれてのビール、格別だ、、、、

停泊中、機関部の乗組員の一人が、次席さん!
今航下船でしょう、このシャコ貝(写真)、片方あげるからいりませんか? と言う。 見ると50センチ位もある大きな貝だ、、奥さんが生け花をやっていて、花を生ける花器として使うんだ、との事、、、こんな大きな、重たい貝、どうするの、要らないわ!
たぶん現地の荷役の人夫からもらったか、何かと交換したんだろう、、、、
先日インターネットで調べていたら、 なにー、! なッ、なんと50万円で売られているではないか、、
しまったー!  あの時素直に有難く貰っておけばよかった、、、、   (^0^;) 

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2010-01-23

[古い航海日誌  日豊丸] 天国に一番近い島、ニューカレドニア、ヌーメア入港

南太平洋、オーストラリアの東方海上、珊瑚海は低気圧の影響でちょっと白波が立っているが30,000トン近い本船はほとんど揺れは感じられない。
リーフの切れ目からヌーメアの港に入港した。港の入口の灯台(写真)何回目にし事だろう、、しかし今回が最後に成るかもね、、、、、、、  (^も^;)
ここでは入港手続きだけの為岸壁に着岸しない、沖にアンカーを降ろし、官憲が乗船、入港手続きだ、税関も、もう顔馴染み、スムースに手続きが進む、、、、

私にとってニューカレドニアは今回が最後になるだろう、、当社のヌーメア駐在員のH氏と数人の乗組員でヌーメアの街に上陸した。相変わらず色々な人種の人が行きかう街だ、、ある小さなデパートに寄り嫁さんに香水を3本買ってみた(私には何が良いのか解らない)、シャネル#5、ミツコ、夜間飛行、、フランス人はなかなかプライドがたかい、、フランス語でペラペラと喋りまくる、、、こちらが下手な英語で喋ってもフランス語でくる、、、、、、 参った!、、、、、、
こっちも意地だ、、今度はこっちは日本語で喋る、、、とうとう相手も根気負け、、、英語で喋ってくる、、、何だ、解るんなら最初から英語で話せばいいじゃないか! 1時間ほど歩きまわり市内の中心地の公園で一休み、 (写真)

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2010-01-17

[古い航海日誌  日豊丸] 伝えたくない、悲しい知らせ、、

出港以来順調な航海が続いている、昨日赤道を通過した、この航路はほぼ毎日、水平線から太陽がのぼり、水平線に太陽が沈むのを見る事が出来る。しかし朝日はほとんど見る事は無い、、寝ているからだ、、夕食後、ボートデッキに出てタバコをふかしながら夕日を眺めた、太陽が水平線に沈み始めて、そして水平線から消えた、、、何年も船に乗っているが、こんなにも意味深げに夕日を眺めたのは初めてだ、、素晴らしい光景だなー、、、、、、、 (^0^)

   
いつもの通り12時より当直だ、船内時間の午後2時半過ぎ、日本時間の13:00の銚子無線局/JCSの一括呼びだしだ、、JCFH おッ、本船に電報があるな! この航路は日本との時差も少なく通信も比較的楽だ、、銚子無線局と交信、電報を受信する、、んッ、何ッ、えー、、甲板手の○○さん宛てに家族からのびっくりする、悲しい知らせだ、、○○さんは丁度今、ブリッジで当直中だ、、嬉しい知らせなら良いんだが、こんな知らせの電報は本人に渡すのも辛いんだが、そうもいかない、、、こっちが動揺しちゃ駄目だ、冷静を保ち、クオーターマスター、電報ですよ! 、、、数分後、本人が無線室に飛び込んできた、、すっかり、動揺している、、次席さん、間違いないでしょうね! 返事に困る、、えー、間違いであってほしいが、電報の内容は間違いないです!、、、、、本船には遠洋船舶電話は設備されていない、後4日でヌーメアに入港するので代理店に頼んで国際電話をする事に、、、

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2010-01-08

[古い航海日誌  日豊丸] 最後の航海、ニューカレドニア向け、

早朝06:30 出港スタンバイがアナウンスされた、、何でそんなに急ぐのかねー、、訪船していた家族も既に下船して数名岸壁で手を振っている、何度も見る光景だが寂しさを感じる。タグボートの力を借りて静かに岸壁を離れた、暫くタグボートは本船と並走しているが、、キャプテンの指示でタグボートが汽笛を鳴らし本船から離れていく、、本船のスピードも徐々に増し、フルアヘッド(全速前進)豊後水道を南下する。数時間で日本の島影が見えなくなる、、、又1カ月、日本ともお別れだなー、、、、!  (●^0^●;)
日本が世界に誇る、銚子無線局/JCS, 長崎無線局/JOS、中波の大分無線局/JIT、に佐賀関出港、ニューカレドニア向け、を連絡、私の仕事が始まるわけだ。停泊中に届いた本社からの書類関係、どっさりと届く、それの種訳、消耗品、船用品、の整理と結構忙しい。

航海中は毎日が同じ事の繰り返し、、自分の部屋、無線室、娯楽室、食堂、の何れかに居る、、たまにブリッジ(船橋)に肩降りに行く程度、不思議とエンジンルームに行く事はほとんど無い、乗船中、用事で1-2回行く程度か、むっとする猛烈な暑さ、エンジンの音、、機関部の人は大変だなー、と思うは、
出港後、数日間はビデオ、どっさりと買いこんだ週刊誌、を見るがそれも終わると、いよいよ退屈になる、たまに誘われて下手な麻雀を打つが、大体はカモにされるな、、凪の時は気が向くと夕食後、デッキをジョギングだ、一回りしてこえば300メーター以上は有るだろう、たまに部屋で、柄にもなく日記を書く、、ボトルシップ作り、、、、、今のようにパソコンでも有れば毎日、パソコンだろう、、、、、夜12時、ワッチ(当直)が終わり、シャワーを浴びて一杯やる、、、なんたってこれが1番の楽しみだ。。。。

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2009-12-25

[古い航海日誌  日豊丸] 日豊丸、最後の航海、、

昨年の6月28日佐賀関で本船に乗船、不定期でアラスカのスキャグウエイ、カナダのバンクーバー、オーストラリア、シドニー近郊のポートケンブラ、その後ニューカレドニアと大分県、佐賀関の定期ニッケル鉱輸送に7航海、、その間、京都市の宮津に一度入港した。途中南太平洋ソロモン諸島沖で新年を迎えた、 長いようで短かった1年だ。
ニューカレドニア航路は日本との時差は2時間、方航海約13日、ニューカレドニアの積み地でヌーメアでの入港手続きを含めて1週間前後の停泊、日本での停泊はアクシデントが無い限り大体3泊4日だ、日本を出港して2日目には半袖、、ニューカレドニアは丁度、台湾くらいの緯度だ、、夏から秋にかけてたまに台風に遭遇する以外は大した時化もない。本船では積み地は、ブーライ、ウイネ、パイタ、トンツータ、等、外地の停泊中は比較的のんびり出来る、船での釣り、そして救命艇を降ろして釣りにも出かけた、上陸しての散歩、貝拾い、バーべキュウ、ヌーメアでの買い物、街の散策、など楽しかった。
幸い通信長も理解のある、気の合う上司で楽しく船内生活を送る事が出来た、これが一番大事だな、、相方も数回、大阪から訪船してくれた。
本船にはもう少し乗船してもよかったんだが、組合との協定もあるし、又この航路は乗船希望も多い、、、乗船して1年にもなっちゃう、、今航、佐賀関で荷役終了後、山口県下松市の笠戸ドッグで休暇下船の予定だ、、、、、、、、、、。 (^0^)
今航の積み地はトンツータ、ヌーメアの北にある、ニューカレドニアの国際空港があるところだ、と言っても本船は陸より1、5海里くらい沖に停泊する。

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2009-12-15

[古い航海日誌  日豊丸] 佐賀関出港、ニューカレドニアへ!

3日間停泊した本船は4日目の朝、7時出港スタンバイ、既にタグボートも到着している、客船の出港風景とはほど遠い、代理店、会社関係の数名が手を振るだけ、、寂しいねー! 静かに岸壁を離れ又ニューカレドニアの首都ヌーメアに向かって針路をとった。

 
今航、本船に豪い人が乗船してきた。私の先輩だ、、学生の頃随分お世話になった、と言うよりも随分しごかれた、鬼のSと言われた先輩だ、、将来は船長を目指す、と言う事で国家試験合格後、通信士で乗船せず、航海士になるべく、経歴を付ける為セーラー(甲板員)で乗船している最も尊敬する先輩だ、、、、勿論経歴を付けて航海士に成り活躍された、、、、
さーて、又ヌーメアまで13日間、長い航海が始まるなー、、

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2009-12-08

[古い航海日誌  日豊丸] 2か月ぶりの日本、、

日本近海に近づくと途端に行き交う船が多くなる、日本に帰って来たなー、、、、、!
実感する。右舷に四国の山々、左舷に九州の山々が見えてきた。以前にも佐賀関丸、日正丸、そして本船と、この光景、何回目にするだろう、、何度見ても久しぶりの日本の景色、懐かしい、、、、、
暫くして、豊後水道、海にポッカリ浮かぶ、水の子灯台が見えてきた、そして愛媛県、佐多岬半島の佐多岬灯台、佐賀関半島の関崎灯台、そして東洋一の高さを誇る(200メーターと167メーター)の日鉱、佐賀関精錬所(写真)の煙突が目に入る、6月の下旬に乗船して2カ月ぶりだなー!

タグボートの力を借りて本船は予定通り、日鉱佐賀関の専用岸壁(写真)に着岸した。検疫は既に無線にて終了している、さっそく税関、代理店、等が乗船、入港手続きが始まる、例により目の回る忙しさ1時間ほどで手続きが終了すると今度は休暇で下船する乗組員、交替で乗船する乗組員、又家族も訪船してくる、、、一時本船は戦場のような光景だ(戦場は見た事無いけどさ) 。今航は相方、仕事もあるし訪船しないとの事、大阪のアパートで留守番だ、、次航は訪船してくれるだろう、一航海我慢だな!、、、夕食後ぶらっと佐賀関の町に出てみた、以前はタクシーを飛ばして大分の都町まで飲みに行ったもんだが、嫁さんをもらったらそーもいかんしね、、一軒の居酒屋で美味しい刺身で一杯、、今は関サバ関アジ、で有名ブランドになっちゃったが、、、、又北海部郡佐賀関町も今は大分市に合併したそうだな、、、、、、

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2009-12-01

[古い航海日誌  日豊丸] 赤道通過、、順調な航海!

赤道を通過していよいよ北半球だ、6月の下旬に本船に乗船し2カ月ぶりの日本だ。後1週間、カロリン諸島を航行中、この辺りは台風の発生する海域、台風以外はほとんど時化る事はないが、いつ通ってもうねりが有る、少しローリング(横揺れ)が有る程度、、大体この海域でよく遭難訓練が有るんだが、今日はなさそうだな、、午後の当直の時に電波法で定められた救命艇用の無線機の試験をした。アンテナを伸ばし、ハンドルを回しチェックする、異状なしだな! その旨業務日誌に記載、、ついでにバッテリーの点検だ、バッテリー液を点検、比重をチェック、充電する。
当直中当社の社船の ”日寿丸” がニューカレドニア向け航行中、接近しているので中波で連絡、レーダーで船影をとらえた、、両船のキャプテンの粋な計らいで100メーター近くまで接近、汽笛を鳴らし、ご挨拶だ、、日寿丸 (写真)は本船より1年後に竣航した同型の新造船だ、初めて目にする、クレンの位置がちょっと違うだけだな、、
夜のワッチ(当直)が終わりバスルームで汗を流し、いつものパターン、、一杯だそろそろオニオンスライス、缶詰も飽きてきたなー、、と思っていたところ、思い出した、停泊中に釣った 「平アジ」パントリーの冷蔵庫に冷凍になっている筈だ、、有ったー! 水をかけて無理やりに解凍、、美味しい新鮮な刺身の出来上がり、、ラジオをつけると、グアムかサイパンからだろうか、良い音楽が流れているわね、、、   ビヤガーデンにでも居る気分だ、

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2009-11-24

[古い航海日誌  日豊丸] ソロモン諸島沖、航行中、

ニューカレドニアのウイネでニッケル鉱の荷役が終わりすぐに出港だ。  何でそんなに急ぐのかね、、
出港と言っても客船のような華やかさはまるで縁遠い。代理店からクリアランス(出港許可書)を受け取り、アンカー(錨)がガラガラ音をたてて巻き上げられる、短い汽笛が、ボーッと一発、申し訳なさそうに鳴った。
沖合のサンゴ礁の切れ目、パッセージを抜けて外海へ、サンゴ海を、北西に針路をとり、フルアヘッド、(全速前進)、日本に向かった。

出港して3日目、ガダルカナル島、ブーゲンビル島、などがある、ソロモン諸島西方海域を通る、そしてパプアニューギニアのニューブリテン島、ラバウルの東方海域、そして夜になるとニューアイルランド島の灯台の灯りが見え何故か寂しさをさそう。 (写真右、ラバウル航空隊)
この海域は何回通ったろう、いつ通っても静かで穏やかな海域だ、この静かな海域で50年前、戦争でたくさんの尊い命が失われたとは想像できない。この海域にくるとよく、当直が終わると一人真っ暗闇のデッキに出て黙とうを捧げた、そして♭♯♪♪ラバウル小唄を口ずさんだ事を思い出す。(クリックする時は音量に注意)。 部屋に戻り日豊丸温泉?にどっぷり浸かり、ここは男の世界、腰にバスタオルを巻きつけて、オニオンスライスにマヨネーズ、後は缶詰のおかずで一杯だ、、、

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2009-11-16

[古い航海日誌  日豊丸] ウイネ停泊中、大物釣り

フランス領ニューカレドニアの首都ヌーメアで入港手続きをして今航の積み地、ウイネに来た。サンゴ礁のなかに入り沖合数キロのところにアンカー(錨)を降ろした。この何とも言えないの色、沖合いに見えるサンゴ礁、日本では体験できない光景だ。   (^0^) 
陸よりニッケル鉱を積んだハシケがタグボートに引かれて本船に接岸、本船のクレーンでニッケル鉱を積み込むわけだ。最新鋭のニッケル鉱船の為、荷役も早い、、しかし船も大きいため停泊数は大体、5-7日位、、、、、、、
(写真はウイネで荷役中の本船、日正汽船、30年の歩みより)

船の夕食は早い、4時半からだ、夕食後は特別することもない、私は麻雀も下手だしあまり気が進まない、デッキに出て勝手に他人の道具を使い釣りをするくらいだ。その釣りも余り好きではない、だだし食べるのは大好き、、、、、
したがって釣り道具は持ってきてはいないんだ。今日もデッキに出て勝手に他人の釣り糸を垂れていると、キタキタ、、少しずつ引き上げようとするが何かいつもと感じが違う、、これやとてつもない大物がかかっているなー、一人で引き上げられそうにない、、食堂に行き仲間を呼んできて慎重に引き上げ、海面に姿を現した、、、いえー、こんなの上がらないわ、、考えた末、慎重にクレンの届くところまで引っ張ってクレンのバケットであげた、これならクジラでも上がるわ!、、、釣り人?も数人に増え2時間ほどで数匹の大物が上がった(写真) 。左側の黒い人は私ではありませんので念の為、

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2009-11-03

[古い航海日誌  日豊丸] 一年ぶりのニューカレドニア、

シドニー近郊のポートケンブラでの荷役作業も終わり休む暇もなく出港スタンバイがアナウンスされた、、、、何でそんなに急ぐのかね! まもなくタグボートも本船に接岸、パイロットが乗船して来た。本船はタグボートの力も借りて静かに岸壁を離れた、暫くは安全な広い海域までタグボートが本船と並走する、約30分程で現場海域に到着、パイロット(水先案内人)が下船、タグボートが離れていった、国際旗流信号、H旗(本船は水先案内人が乗船中)が降ろされ、キャプテンからスターボード(star-board)〇〇度、続いてフルアヘッド(全速前進)、ニューカレドニアの首都、ヌーメアに向かった。
(写真は横浜港のタグボート)
ポートケンブラを出港して2日目ニューカレドニアの首都ヌーメアの港の入口に到着、懐かしい灯台だ(写真)日正丸の最後の航海以来約1年ぶりだな、ここニューカレドニアは佐賀関丸、佐賀関丸、日正丸、で10数回は来たろうなー、、そして今度は日豊丸で又お世話になる、ここで入港手続きをして明日朝、今航の積み地ウイネに向かう。
久しぶりに上陸してヌーメアの町にでも行ってくるかな、未だ先は長い、のーんびり行くか!

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2009-10-26

[古い航海日誌  日豊丸] オーストラリア、ポートケンブラ入港

約1か月近くの航海、太平洋を北から南まで縦断したことになる、長かったねー!しかしこの航海は時化もなく赤道を通過して南半球に入ると、たまに小さな島影が見える、いつもは、、、、、なーんにも見えない、たまに見えた島影、ホッとして、気持ちが癒される、、、前回の日正丸では同じアラスカのスキャグウエイからオーストラリアの南の端、タスマニア島のホバートまで行ったので、今回はその時よりも2日近く短い、、
  
予定通りシドニー近郊、ポートケンブラの工場の沖合にアンカーを降ろした。1時間くらいでパイロットが乗船してきて、工場の岸壁に着岸。早速入港手続きが行われ30分くらいで終了。シップチャンドラー(船食)が乗組員の酒、タバコ、などの免税品の注文を聞きに来た、シドニーの大学に留学していると言う日本人のアルバイトの学生も一緒だ、、翌日船に納品に着た帰りシドニーまで車に便乗させてもらう約束、、抜け目がないネ、、
翌日予定通り來船した船食の車でボーイさん、サードエンジニアー(3等機関士)などとシドニーへ、、8月、日本では夏の真っ最中だがこちらは冬の真っ最中だ、でもそれほど寒くはない、、シドニーの繁華街、そして1軒のレストランで食事をした、、何のあてもある訳ではないんだが足が棒になるほど歩き回り、定番のシドニー湾へ、オペラハウス、ハーバーブリッジを、ベンチで、ぼやーッと眺めること1時間、、湾内はヨット、観光船、客船、入港船、出港船、、、、リタイヤーしたらここシドニー湾をサンセット、ディナークルーズ船で見学だな!、、、、海外でそう思い感じた処、数か所、、、しか―しだ今のところ一つも実現していない、、、、 (^へ^;)
だけど、まだ望みはあるな、、、 INTERUSH、、、   (^も^)  

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2009-10-18

[古い航海日誌  日豊丸] 南太平洋航行中、ボトルシップ

単純ながら順調な航海が続いている。それでも赤道を通過後はフェニックス諸島、ツバル諸島、サモア諸島、フィジー島の西を通りオーストラリアのシドニーに向け航行中だが、時々小さな島影が見える、ちょっとコースを変えて1日も走れば南国の楽園、サモア、フィジー、に行けるんだが、、、残念ながら我社にはそのようなところに行く可能性がある貨物船はない、ほとんどが専用船だ。いずれ歳をとったら飛行機か客船で行けばいいさ! と将来に思いを馳せたが、未だ実現していない、、、、

以前乗船中同じ乗組員の一人からボトルシップの作り方、コツを教えてもらったが、今回も乗船前にボトルシップを作るための材料をいろいろと仕入れてきた。
以前はほとんど、ジョニーウオーカーの空瓶を使った、これが一番作りやすいんだわ、、私の場合はそんなに手の混んだものではない、3本マストの帆船だ、結構の数、作ったが全て乗組員にあげちゃった、そのうちに乗組員から、次席さん、休暇で下船するまででいいから一つ、頼むわ! と言って ジョニ黒の空き瓶を持ってきて、缶ビール1ケースを出されると(船内ではアルコール、たばこ類は免税のため半値くらい)嫌とも言えないしね、と言うよりも、当時はむしろ内心、ウッシイッシイ、、ニタニタ、って感じだったね。今度は自分用に、と思いニッカウヰスキーの空瓶に作ってみた、この空瓶は、入口から急に広くなっていて幅も有る為、作り甲斐があるんだ。今でも実家の外国でいろいろ買い集めたお土産品を飾ってあるケースに入っている。
いずれ仕事をリタイヤーしたら昔を思い出しボケ防止に作ってみようと思っているが、はたして、、、、、

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2009-10-09

[古い航海日誌  日豊丸] 太平洋ど真ん中、肩ふり

バンクーバーを出港いらい順調に航海を続けている、この航路はほとんど時化る事も無い、赤道近くで少しうねりがあり少しゴロゴロした程度だ、
そして本日、赤道を通過した、30回近くは赤道を通過したと思うが何も見えない、何も思い出が無い、、夜の12時にワッチ(当直)が終わり久し振りにブリッジ(船橋)に肩を振りに行って来た。肩を振るとは船乗り言葉でお茶のみをするとか、語り合う、とか、まー暇つぶしをすると言うような意味だ。クオーターマスター(操舵手)が美味いコーヒーを入れてくれた、ブリッジは真っ暗だ、3人の声だけが不気味に聞こえる、、この航路はほとんど商船とすれ違う事は無い、赤道近くで日本のマグロ漁船と思われる船景を見ただけ、、、
 
ウイング(船橋から左右に伸びているところ)に出てみると低音のエンジンの響き、そして船が波を切って進む音、空を見上げると、プラネタリュームでも見ているようだ、一面の星、南十字星が高い位置に輝いている。2時間ほどブリッジで肩振りをして部屋に帰り腰にバスタオルを巻きつけてバスルームへ、いつもは大体がシャワーだが久し振りに湯船にどっぷり浸かった、湯船と言っても今日は海水風呂だ、、そして部屋で一人、ビールで赤道通過祝いをした。太平洋縦断も三分の二は過ぎた、ぼちぼち入港書類の準備を始めないといけないなー、、、さーて、そろそろ寝るか!


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2009-10-02

[古い航海日誌  日豊丸] 太平洋ど真ん中、デッキゴルフ、

アラスカのスキャグウエイを出港以来、順調な航海を続けている、本船 日豊丸(写真)の1万馬力のエンジンは一時も休みなく動き続けている、機関部の乗組員のご苦労に感謝だ、、、、船は一つの社会、キャプテン以下、甲板部、機関部、事務部の3つのパートが一丸となって安全な航海が続けられる。ハワイ諸島沖を通りクリスマス諸島を南下中だ。連日前を見ても、後ろを見ても、右、左、どっちを見ても、海 海 海 だ。
 
長い航海の為デッキゴルフ大会が開かれた。ゴルフとビリヤード、双六(すごろく)を一緒にした様な船上独特の遊び、スポーツだ。木製の駒をスティックで打つ、チームを組んで戦う競技だが、技術は勿論、チームワーク、メンタル面も要求される競技、これが又やり始めるとすっかりはまり込んでしまうほど面白いんだわ、、 (写真)、、、、、、
本船のボートデッキ、左舷、右舷、すべてがコースだ、OBあり、池が有り
又多少船のローリング(横揺れ)が有る時は微妙な技術が要求される、大体は昼食後、夕食後、競技が行われる。私も4-5日前より毎日1時間早く起きてデッキで密かに特訓だ。その結果我が事務部チームは親爺さん(司厨手、コックさん)の大活躍(写真、駒を打とうとしている人)で準優勝だ、
賞品はビール2ケース、当然、夜は食堂で準優勝祝賀会だ、私は残念ながら夜の12時まで仕事なんだが、次席さん、仕事が終わるまで待っててやるからね!との事、仲間は有難いね、、しかーしだ、、仕事が終わって食堂に行くと、、、、、、、、、もう完全に出来上がっている、、??

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2009-09-24

[古い航海日誌  日豊丸] 太平洋ど真ん中、悲しい知らせ、

カナダのバンクーバーを出港して1週間、そろそろ退屈して来た、北緯60度から南緯30度までまさに太平洋縦断だ、オーストラリアのシドニーまで3週間ちょっと、長いね~!  あと2日くらいでハワイ諸島の西側を通る、太平洋ど真ん中を航行中だ。ラジオのスイッチを入れるとハワイアンのメロディーが流れている、、、、
  
私の夜の当直中に「社船連絡」と言うのが有る、同じ会社の船が、決められた時間に無線にて各船の動静、連絡事項などを連絡するようになっている、
各船の動静を聞いていると、ブラジルから鉄鉱石を満載して日本の千葉に向けインド洋を航行中の社船 ”瑞鵬丸”から 1等航海士が行方不明 との連絡だ、瑞鵬丸(写真上)は最新鋭、165,000トンの鉱油兼用船、中近東から原油を積みブラジルへ、原油を降ろし鉄鉱石を積み日本で揚げる3国間航路に従事している、緊急通信を発信し付近航行中の船舶に通報、、本船は同海域を捜索中との知らせだ、、日本近海ならともかくこの海域は船舶の航行も少ない、インド洋ど真ん中だ、、発見出来る確率は皆無に等しい、、それでも同じ海の仲間の行方を必死で捜索している、、地球の裏側に近い太平洋ど真ん中から、ただ祈るばかりだ、、、、 合掌

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2009-09-18

[古い航海日誌  日豊丸] カナダ、バンクーバー入港

本船は予定通り3日目アラスカのスキャグウエーを出港した、恐らくもうスキャグウエーに来る事はないだろう、今度来る時は豪華客船で氷河見物だろう、、、? しかし未だ実現していない。
仕向け地はオーストラリアのシドニー近郊だ、太平洋縦断に備えてバンクーバーによりバンカー(燃料)補給だ。出港したが今度はゆっくり外の景色を眺めている余裕はない、バンクーバーまで1日ちょっとで着く、その間にカナダの入港書類を作成しないといけない、アラスカはアメリカだもんなー!
通信長と手分けで作成だ。 (写真はスタンレーパークのトーテムポール)
 
バンクーバー島を左舷に見て湾に入って来た、氷河見物にでも行くのか豪華客船、日本の大手海運会社の最新鋭コンテナー船とすれ違った。ヨットハーバーには沢山のヨットが係留されている、コースト山脈の雪を戴いた山々が美しい、、こんな光景を見ていると地球のどこかで痛ましい戦争が行われているなんて想像が出来ない、、、入港後、早速官憲が乗船、入港手続きだ、しかし、先進国は合理的、簡単だ、15分くらいで終了、、、
燃料、水の補給だけ、明朝には出港だ、さっそくセコンドオフィサー(2等航海士)クオーターマスター(操舵手)と3人で上陸した、特別にあてもある訳ではない、普段の運動不足をかんがへ散歩だ、、スタンレーパーク、 (写真)に行った。ここは面積が約400ha有るらしい、東京の日比谷公園の約25倍と言われ、深い森林に覆われている、現地にお住まいなんだろうか、散歩中の老夫婦、それと若い女性にあった、声をかけると、お船の方ですか?、ときた、 えッ、何でわかるの?、、 観光客でもなさそうだし、この辺であまり見かけない顔だという、、それやそーだわ、アンバランスなセンスのない格好してるわ(写真)当時はまだ今ほど海外が身近ではなかった、、

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2009-09-12

[古い航海日誌  日豊丸] アラスカ、 スキャグウエイ

アラスカ州のスキャグウエイはカナダとアメリカ、アラスカ州の国境に近い(写真)北緯60度近く、(樺太よりも遥か北)に位置する人口は800人くらいの小さな町、しかし夏場になると倍の1600人くらいになる、こんな小さな町だが、大型船が停泊する港、鉄道の駅、飛行場がある、何故?、、、、、、、!
夏になると観光客がどっと押し寄せる、豪華客船が多い時は4隻入る、人口が一気に10,000人になるそうだ。サンフランシスコ、シアトル、バンクーバー、あたりからアラスカのケチカン、州都ジュノー、スキャグウエイ、アンカレッジ、等を回る、氷河見物の観光船がバンバン入る。
今から約110数年前、ここに金鉱が発見され栄えた町だ、最盛期は人口2万人居たと言われている。ここから昔の鉱山などを回る観光鉄道、バス、なでが出ている。今回はここスキャグウエイは2回目、本船はここに金を積みに来たわけではない、もっとも金を積みに来るのにこんな大きな船はいらないだろう、、確か亜鉛鉱だったと思う、北緯60度近くあるが意外と寒くはない、町ですれ違う観光客は豪華客船でやって来たお金持ち、、、それにつけ私は、下は夏ズボンに上は防寒着だ、何とまー、アンバランスだなやー! (写真)後ろは本船、、、、、
元気なうちに、豪華客船でアラスカ氷河見物、ついでに、アンカレッジから鉄道でフェアーバンクスまで行きたいもんだね!   でも、、、まず無理でしょう、、、

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2009-09-03

[古い航海日誌  日豊丸] アラスカ、 スキャグウエイ入港

アメリカ大陸に近づきアラスカ州の雪をいただいた山々が奇麗だ、小さな島々が点在する複雑な湾内をアラスカ州都、シトカ、ジュノー、の沖を通りどんどんと奥深く進む、波一つない濃紺の海、何か不気味さを感じる、ポールド(窓)から覗く景色(写真)飽きが来ない。デッキに出てみた、片方の手にコーヒーカップ、たばこをふかしながら景色を眺める、贅沢独り占めだな、途中アラスカクルーズの豪華客船とすれ違った、手を振るとプライベートデッキの2人が手を振ってくれた。
 
    
    氷が溶けて海に流れ出る、氷河? 



 
アラスカ州のスキャグウエイは昔は鉱山で賑わった町、人口は800人くらいだそうだ、しかし夏場になると観光客の為の店、施設などで2倍の1600人くらいに人口が増える。

  
多い時は4隻の大型客船が入るそうだ、すると町の人口は一気に10,000人に増えると、ちょうど2隻の豪華客船が着岸していた(写真)いつかはあのような豪華客船に乗って世界一周、といきたいね。
ここで2日間停泊、亜鉛鉱を積み込む、、

    
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2009-08-27

[古い航海日誌  日豊丸] 霧の北太平洋、、

佐賀関を出港、四国沖、紀伊半島潮岬から房総半島の野島埼、ここから一気に北上する。三陸沖に低気圧が有り今の時期では珍しい、結構時化ている、2か月の休みで身体からすっかり塩気が抜けてしまい多少の船酔いかな、、気分がすぐれない、、、そして時化が収まったら今度は北海道沖からずっとガスがかかりまるで雲の中を進んでいるようだ。この海域、冬は大時化だが今の時期は大した時化はないが、ガスだ、、、、出港して1週間、日付変更線を通過した、日にちが1日バックした、、得をしたのか、損をしたのか、どっちだ!
   
航海中は朝食は食べない、寝ていた方がいい、、、ってほうだ。だいたいは10時頃起きる、顔を洗い、先ず朝のいっぷくだ、、時化ていない時はデッキに出て軽く体操、後はボケーっと2-3分いつも変わらない海を眺める。部屋に戻り気が向くと、柄でもないが、日記を書く。11時半より昼食だ、この間にボーイさんが部屋掃除、ベッドメーキングをしてくれる、感謝、12時より当直だ、そして2時過ぎより一人で寂しくお茶タイム(写真)キャプテンはおとなしいKさん、あまり麻雀もやらない、ブリッジ(船橋)ばかり行くと煙たがられる、、私のワッチ(当直)の時によく用事を作ってどうも、、と言って入ってくる、たまにこちらから ”キャプテンお茶入りました”と声をかけると、ニコッとして ”おっ、有難う”直ぐにやってくる。
4時にワッチが終わり4時半より楽しみな夕食だ、週に1-2回、洋食の日はフルコースだ、そしてビデオを見る、読書、たまに麻雀、などなど、たまに入港前は仕事、
そして夜8時から12時まで又当直だ、ワッチが終わり風呂に入るか、シャワー、そして、一杯、、、という日課だ。

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2009-08-18

[古い航海日誌  日豊丸] 日豊丸乗船、 アラスカへ、、

4月17日に清峰丸を下船以来、結婚式、披露宴、実家への里帰り、などなど忙しかった。でも二人で近くの市場に買い物に行ったり、甥っ子と甲子園球場にプロ野球見学など結構楽しかった、しかーしだ、遂に乗船命令がきた。 「26ヒセキニテ、ニッポー○、2ツウ、ゼゥセンネガウ」センインカ
日豊丸/JCFH(写真) は2年前に山口県下松市の笠戸船渠で出来たニッケル鉱石専用船、25,391重量トン、10,400馬力ジーゼルエンジン、クレーンを搭載した新鋭船だ。
   
私はタンカー(油槽船)はどうも有難くない、何故かと言うと、行き先はほとんどが中近東、ペルシャ湾だ、砂漠ばかりで面白くも無い、、、今度はタンカーではないが、内心、又ニューカレドニアか! 電話で船員課に確認すると、何と今航は不定期でアラスカ、スキャグウエイ積みオーストラリア揚げ、その後は未定と言う、 シメタ、、、 早速乗船準備だ、衣類などは宅配便で乗船地の代理店あて送る、一番大事な船員手帳(写真右)、海技免状、通信士免状の確認、航空券の手配などなど、結構忙しいんだわ!、、嫌なら休暇の権利がつく6ヶ月で、気が向けば長く乗船しようと思っている。そして6月28日、後ろ髪のひかれる思いで伊丹空港から大分空港へ、そして懐かしい佐賀関にて日豊丸に乗船した。

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良い思いも沢山させて頂いた激動の人生、
昔のこと、今の事、自由に綴る我が人生、






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