
房総半島の南端、野島崎を過ぎると日本の島影も段々と遠ざかり、約2週間、見えるのは、
海 海 海 だ。どんどんと北上し千島列島、カムチャッカ半島の遥か沖合を航行中だ、3月とも成ると冬型もだいぶゆるみ、前航の大時化が嘘のようだ。しかし、今度はガスだ、ガスがかかり始めると一寸先が見えない、
見えないと言っても、見えるのは海だけだけどさ、、この海域は北米航路、沢山の大型船が行きかう、、
レーダーだけが頼り、2台のレーダーがフル稼働だ。故障すると夜中でも起こされる、、
頼む!故障しないで!! レーダーマストに付いている霧笛が鳴っている。
ボーッ! ボーッ!

無線室の時計だ、
ちょっと変わっているでしょ! 毎日時報に合わせているので正確だ、 毎時間15分~18分 45分~48分
(赤色)地球上の中波500Khz(主に大型船、海岸局)での電波の発射を中止、聴守する、
毎時間00分~03分 30分~33分
(緑色) 中短波 2091Khz、 2182Khz (主に漁船など小型船、海岸局)での電波の発射を中止、聴守する、そしてその結果をログブック(業務日誌)に記載する。
この時間、この周波数にて、遭難信号、緊急信号、安全信号を送信する事になっている(急を要する場合はこの限りでない)。
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