2013-08-16

昨夜は夕方17時より食堂で夕食、メニューは、ご飯、味噌汁にハンバーグ、煮物、まー山荘の食事としては満足だな、晩酌にビールでも、と考えたが広い食堂は満席で多くの人が席の空くのを待っている状態で、とてもゆっくりビールを飲む雰囲気ではないので自動販売機で高い缶ビールを買い外のテーブルで景色を眺めながらビールを飲む、最高ですね! 部屋は大部屋で20数人、山小屋特有の寝返りを打てない状況だ、昨年の富士登山の苦い経験から、早く寝ちゃう事だね、9時には消灯になるので耳栓をして8時には本格的に寝る体制に入り、疲れもてつだい、いつの間にか寝ていた。周りの騒がしさで目が覚めた、どうやら朝のようだな、ご来光を見る人たちが起き始めてガサガサとうるさいが、ほとんどの人が部屋から出て行ったし、やおら起きて洗面などを済ませ出発の準備、5時過ぎに放送で朝食の準備ができたとの事、外を見ると朝日が眩しいくらいに輝いている(写真)、今日もいい天気だな、、朝食を済ませて前日に頼んでおいた弁当を受け取り、準備して外で軽い運動をして05:50、さー、行くかね、、、

外は晴れているが寒いくらいだ、防寒着を着て標高2,832メーターの白馬山荘を出発、一歩一歩ゆっくりと登り17分後の06:07 百名山 白馬岳(2,932m)山頂に到着した(写真)、数年前の私には白馬岳に登るなんて考えもよらなかった、感激だね、、、 しかーしだ! 今日は糸魚川市の蓮華温泉まで下り4時過ぎのバスに乗らないと帰れない、予定では午後の2時過ぎには蓮華温泉に帰れる予定だが技術も体力も経験も乏しいhamさんだ、何があるか解らない、感激に慕っておれない、早め早めの行動だ、それにしても360度の大パノラマで素晴らしい眺めだね、、、10分ほど頂上に留まり次の新潟県の最高峰の小蓮華山に向かった、、、

白馬岳から小蓮華山に向かう稜線からの眺めは、これまた素晴らしいんだわね、、、悪いが行った人でないと解らないだろう、稜線の右側、左側、前方、後方、すべてが視界がきく大パノラマだ、いくつかのピークを登ったり、下ったりで06:40 小蓮華山と雪倉岳、朝日岳方面の分岐点、三国境(写真左)に着いた。数人が左の雪倉岳方面に曲がって行ったが大部分は右方向の小蓮華山、白馬大池方面に進んで行く。ここで防寒着を脱いで半袖になり5分ほど休憩とした。周りの景色を眺め写真を撮ったりで快調に歩き07:30 新潟県の最高峰、小蓮華山(2,769m)の頂上に着いた(写真右)ここには鉄剣が建てられている、アルプスは勿論だが、妙高山、火打山、焼山、飯縄山、雨飾山、鋸山、高妻山、などなどが雲の上から確認できる、前方には白馬大池も望める、、、


小蓮華山で10分ほど休憩して白馬大池に向かった、ここまでは極めて順調に進んでいる、ここからは栂池スカイラインコース、雷鳥坂と呼ばれている稜線歩きだ、時々望める白馬大池も段々とはっきりしてきた(写真右)、この頃になると白馬大池方面から小蓮華山方面に登ってくる登山客も多くなってきた、50代前半くらいのご夫婦が息を切らしてすれ違ったが、 すいません小蓮華山と言う山は未だですかね! あのピークの向こう側ですが、登りですから1時間くらいでしょうか、未だそんなにありますか! ご夫婦で顔を見合わせておられたがネ、そして08:15 船越の頭(写真左)に着いた。

船越の頭から約30分、08:50白馬大池(写真)に着いた。標高2,380メーターの白馬大池山荘の周りには色とりどりのテントもいく張りか見える、ほとんどの登山客はここから栂池方面に下って行くんだろうが、昼飯には未だ早いし、どうするかなー、、!

時間も早いし先を急ぐことにするかネ、、広い草原のお花畑に栂池方面と蓮華温泉の分岐があった(写真)、蓮華温泉まで2時間となっている、しばらく歩くといよいよ今までの稜線歩きとは違い登山道になってきた。誰もすれ違わないし追い越していく人もいない、こりゃ蓮華温泉まで誰にも遭わないのかな? ほとんど下りのようだが、誰にも遭わないし心配になってきた、登山道を間違っていないだろうなー、? 登山は登りは体力、下りは技術と言うが、下りは捻挫など特に気をつけないといけない、20分くらいすると一人の若い青年が登ってきた、蓮華温泉から来たんですか? と尋ねると、そーです! と言う返事で一安心だ、それからは、ちょこちょこと登って来る人と遭うようになった。

もうそろそろ天狗の庭に着くはずだがなー! すると元気なおばさんグループの声が聞こえる、すると関西弁を喋る私と同年配の女性6~7人と一人の男性のグループだ、まー賑やかなこと、、少し休みたいんだが場所を占領して座る余地が無い、横に小さな立て看板が目に入ったが雨風で風化して見難いがよく見ると 天狗の庭 と書いてある、記念に写真を撮り、うろうろしていると、どうぞ! と言って少し座る場所を空けてくれたが、気の小さいhamさん、元気な女性グループに挟まれて休んでも休んだ気がしないのは明らかだ、お礼を言って歩き始めカーブを曲がると、なんだー、ここが本当の天狗の庭だわ、 (写真) 、地図を見るとここは未だ標高2,050メーターある、09:50白馬大池の分岐を過ぎてちょうど1時間、半分来たな、この分だと予定よりだいぶ早く蓮華温泉に着きそうだ、女性グループの元気な声が聞こえる、景色を眺めながら休憩し、出発しようとするとすぐ近くで休憩していた女性グループも下山を始めた、どうぞ! 道を譲ると、お先にどうぞ! ときた、いや、皆さんの方が若く元気そうだからどうぞ、若いって幾つに見えるの、、この際思い切りさばを読んで、50歳代の前半でしょう、それとも40歳代後半くらいですか? お兄さん、えー人やわー、ときたネ、、すぐ後だと気が散るので4~50メーター後を下山し始めたが直に姿が見えなくなった、結構健脚なグループのようだ、段々と標高が下がってくるせいか風も冷たくなく、じりじりと暑く汗が流れ落ちる、1時間近く歩くが一向に蓮華温泉に着く気配がない、、、

それからちょっと歩くと前方の尾根の下の方に赤い屋根が見えてきた、あれが蓮華温泉ロッジだな、しかし未だ結構かかりそうだなー、10分くらい歩くと硫黄らしい匂いがかすかにする、近くに露天風呂があるんだな、天狗の庭 を過ぎて1時間20分、11:20蓮華温泉ロッジ(写真)に到着した。白馬山荘を出発して5時間半、きわめて順調にこれた、しかし疲れたねー、予定の時間よりもひとつ前の13:35のバスに乗る事にしたがそれでも2時間ある、800円を払い温泉にゆっくり浸かり、その後食堂に行きさっそく生ビールだ、風呂上りで疲れ切ったところに生ビールは格別だね、、、白馬山荘で作っていただいた弁当はお土産に家に持ち帰った。13:35のバスで大糸線の平岩駅まで、大糸線はちょうど災害で運休中だ、直に代行バスが来て糸魚川駅まで行き、JRで直江津へ、4時過ぎには自宅に戻ってきたが、今回の白馬岳から蓮華温泉への縦走は天候に恵まれきわめて順調に工程をこなし無事に帰宅できたことに感謝だ、、
☆ 白馬岳登山 ② のスライドショーは = こちら =