踵が痛むのは、踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう)というのがあります。
踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう)はバスケットボールやサッカーなどのスポーツを行っている小、中学生の男の子に多くみられる病気で、運動時や運動後にかかとの痛みが起こります。この理由ですが成長期にはかかとの先端部分には骨端核(こったんかく)と呼ばれる柔らかい骨があり、アキレス腱と足底腱膜(足のつちふまずを形成する硬い膜)がついています。
このためジャンプやダッシュ、ストップなど強い力が加わる運動だけではなく、微小な外力の繰り返しによっても刺激が加わり炎症を起こしやすいのです。症状は、かかとのやや後下方から足底に近いあたりを押さえた時の痛みや、走った時の軽い痛み、かかとを浮かせて歩く様な重い痛みまで様々です。中にはレントゲン写真で骨端核の分節化(ひびが入る)などの所見を示す場合もあります。
治療法ですが、踵部へのストレスを減少させるためにフェルトなどの材料を靴底にいれクッションとして用いたり、足底装具を使用して踵を持ち上げたりします。また湿布や消炎鎮痛剤入りの軟膏を使ったり、温熱療法や周囲の筋肉のストレッチなども行います。
痛みの強い時期には運動は原則的に禁止であり、軽くなってからも痛みの起こる動作は避けて下さい。また運動の前後にアキレス腱や
足底腱膜のストレッチをしっかり行うようにします。症状がとれれば徐々に運動を再開します。最後に症状を悪化させないためには早期診断と治療が重要です。
