
2005年以来、3年ぶりにインディ・ジャパンへ戻ってきてくれたロジャー安川。2003年のデビューから3度出場し、今年で日本人の最多出場記録にならぶ4回目の参戦を果たす。
残念ながら凱旋が叶わなかったこの2年間、安川のもとには多くのファンから応援メッセージが届き、「また、どうしてもインディ・ジャパンに出たい」と安川はその思いを募らせていた。
「毎年出場できるよう努力していましたが、なかなか話をまとめられず、参戦を断念しました。しかし今年はインタラッシュという会社のサポートが早い時期に決定し、それに基づいて日本参戦のプログラムをチームと交渉していたんです。応援メールをくれた多くのファンのために、どうしても出たいという気持ちがありましたので、ほんとうに嬉しいです」
久しぶりに地元で走れる事を喜ぶ安川。だが、その状況は厳しい。スポット参戦のため、事前テストがいっさいできないのだ。
「去年と一昨年のインディ500も、どちらかというとぶっつけ本番だったので、今回のようなシチュエーションにはだいぶ慣れました。いきなり乗って何をしなくてはならないかという点では、この2年間で学んだ経験を活かして、チームと一緒に出来る限りのことをしていきます」と頼もしい安川。さすが、日本人のインディ500最多出場ドライバーだ。
頑張ってーロジャーさん

「去年までの予選のように一発だけ速いマシンを作ろうと思うのと、4周続けて速いマシンを作ろうというのではだいぶ違いますし、他も以前のような予選専用セットでは出てこないと思うので、それほど差が出ないかもしれません」と安川は冷静に分析している。
「開幕戦もそうでしたが、4周アベレージということになれば、意外と予選でのドラマがあるというか、4周の最後までわからないという流れが面白いです。特にもてぎはシフト・ダウンがあるので、コンスタントに4周シフト・ダウンするのが難しい。各選手によってタイムのばらつきが出てくるはずだから、アベレージで誰が速かったのかということになるのは楽しいと思いますよ」
これまでのインディ・ジャパンは、いずれも納得行く走りが出来なかったと言う安川。特にトラブルからリタイアに終わった前回の2005年が、脳裏から離れない。
「確かにマシンのパフォーマンスもあまり良くなかったのですが、せめて最後までは走りきりたかった。リタイアしてしまったことに、悔いが残っています。ファンの前で納得がいくレースができるまでは、絶対もてぎに帰ってきて、レースを続けようと思っていましたから・・・・・・」
もてぎに戻ってきた日本が誇るベテラン、今リベンジに燃える。