2008-05-18
[東北] クニマス標本が国登録記念物に 文化審答申、動物は初
文化審議会(石沢良昭会長)は16日、1940年に絶滅した田沢湖の固有種クニマスの標本で、県内に保存されている3個体を登録記念物とするよう渡海紀三朗文部科学相に答申した。動物の登録は国内初。既に名勝に指定されている大仙市の池田氏庭園については、旧池田氏(払田)庭園を追加指定するよう求めた。渡海文科相は近く答申通り登録、指定する。文化審議会ではこのほか国の史跡に「金沢城跡」(石川県金沢市)など8件の指定、重要文化的景観には「蕨野の棚田」(佐賀県唐津市)など2件の選定、記念物は11件を登録するよう答申した。これで史跡(特別史跡含む)は1630件、重要文化的景観は9件、天然記念物は980件、登録記念物は40件となる。また本県の国指定文化財は98件、国登録は今回の記念物を含め146件。クニマスの標本は秋田市の県立博物館収蔵の一体と仙北市田沢湖郷土史料館収蔵の2体の計3体で、いずれも雄。文化庁によると、これまで絶滅動物の標本(化石など地質鉱物を除く)の指定、登録はなく、クニマスの標本は希少性と学術的価値が認められた。