[豊田(愛知県) 7日 ロイター] トヨタ自動車は、ハイブリッド車の新型「プリウス」でブレーキに不具合が発生した問題で、国内で販売した車両について今週中にもリコール(回収・無償修理)する意向を販売店などに伝えた。トヨタ販売店関係者が7日明らかにした。 トヨタはプリウスの不具合は欠陥ではないとして、自主改修である「サービスキャンペーン」も検討したが、信頼回復を優先しリコールに踏み切る判断をしたもよう。リコールでは、不具合の原因となったアンチロック・ブレーキ・システム(ABS)のソフトを修正することになるとみられる。 新型プリウスは 昨年5月に発売された米国など国内外で計30万台以上が販売されている。これまでブレーキが利きにくいとの苦情が寄せられており、1月以降には、改善策が公表されずに実施されていたことなどが明らかになり、トヨタ側の安全性に対する姿勢が問われつつある。米国などでもリコールや自主改修で同様の無償修理を行う。 前原誠司国土交通相は5日夕の閣議後会見で、プリウスの問題について、トヨタがリコールかサービスキャンペーンかいずれかの対応をすると事務方から聞いていると説明。トヨタ側が「設定の問題であり、大きな問題ではない」と説明したことについて、「(自動車を)使う側が決める話」、「トヨタの対応は顧客の視点がいささか欠如しているという思いがある」と批判していた。